資料 8 【用 語 説 明】

資料
【用
語
8
説 明】
あ行
・維持管理費
下水道施設の維持管理のための費用。
・一般会計繰入金
一般会計(税収入)から下水道事業の運営のために繰り入れられるお金。
独立採算制の原則に基づき一般会計で負担すべき経費とされている「基準内繰
入金」と、赤字補てん分である「基準外繰入金」がある。
【基準内・外】 経費の負担区分に基づき、一般会計が下水道会計に対して行う繰出金
の基本的な考え方を繰出基準と呼んでいます。具体的な基準は総務省から毎年度示され
ます。この繰出基準に沿って下水道会計に繰り入れられる繰入金を「基準内繰入」、そ
れ以外の繰入金を「基準外繰入」と呼びます。
・雨水(うすい)
降った雨の水のこと。あまみずともいいます。下水道法では雨水も下水とし
ています。
・汚水(おすい)
家庭や事業所(工場など)で使ったあとの汚れた水。具体的には、トイレ、
台所、風呂からの廃水や事業所廃水などです。
・汚水処理原価
有収水量1m3 あたりの汚水処理費であり、その水準を示します。汚水処理費
は維持管理費と資本費に分けられます。
か行
・管きょ(かんきょ)
コンクリートや塩ビ製の管等、下水を収集し、排除するための施設。主に汚
水管きょと雨水管きょ、合流管きょに分類されます。汚水管きょは家庭や事業
所から排水される汚水を終末処理場まで導くための施設で、雨水管きょは道路
等の雨水を近くの河川へ流すための施設です。
・基準外繰出金
1政策的に一般会計で負担することを町として決定しているもの。
2歳入不足補填目的のもの
・基準内繰出金
1公債費(償還金)の内、一般会計で負担すべきもの。例えば、雨水処理に
係る部分の償還金や下水道事業債(特別措置分)の償還に要する経費。
2維持管理費の内、一般会計で負担すべきもの。例えば、雨水処理に係る部分
の維持管理費。下水の水質規制や水洗便所改造等にかかる事務経費。
・下水(げすい)
下水と雨水をいいます。
・下水道(げすいどう)
下水を排除するために設けられる管きょや終末処理場、中継ポンプ場などの
施設をいいます。公共下水道、流域下水道、都市下水路などの種類があります。
・下水道処理人口普及率(げすいどうしょりじんこうふきゅうりつ)
下水道がどのくらい行きわたっているかを示す指標。単位は%。その地域全
体の人口に対する下水道を利用できる人口の割合のこと。下水道処理人口(供
用開始告示済区域内人口)/行政人口(住民基本台帳人口)に100 を掛けて
算出します。下水道普及率あるいは単に普及率といった場合、下水道処理人口
普及率のことを指します。
・建設改良費
下水道施設を新たに建設したり、古い施設を改築したりするための費用。
・公共下水道(こうきょうげすいどう)
市街地の下水を排除する下水道で、市町村が建設し、管理しています。
処理場を持たず流域下水道に接続するものを「流域関連公共下水道」、処理場
を持ち処理も行っているものを「単独公共下水道」といいます。
・公債費
地方自治体が借り入れた地方債の元利償還費と一時借入れ金の利息の合計で
す。
・高度処理(こうどしょり)
有機物や浮遊物質(ふゆうぶっしつ)・富栄養化(ふえいようか)の原因と
なる窒素やりん・色や臭いなどを取り除き処理水をさらにきれいするもので、
目的に応じた処理方法があります。
・合流式下水道(ごうりゅうしきげすいどう)
汚水と雨水を一つの同じ管きょで流す方式の下水道のこと。早い時期から下
水道を整備している地区に多くみられます。大雨のときに処理能力を超える水
量が流れてくることが課題で、改善対策が進められています。
・国県補助金
下水道施設(処理場や下水道管)の建設にあたって、国や県から交付される
補助金です。
さ行
・資本費
下水道施設(現在使用している処理場や下水道管)を建設するときに借り入
れた地方債の返済費用です。
・生活排水(せいかつはいすい)
し尿や、炊事、洗たく、風呂など、人の生活に伴って排出される汚れた水の
こと。
た行
・中継ポンプ場(ちゅうけいぽんぷじょう)
下水は自然流下で流れているため、管きょは徐々に深くなります。このため、
適宜下水を地表面近くまでくみ上げる必要があり、そのための施設です。
・町 債
下水道施設の建設にあたって借り入れる地方債(借入金)です。
な行
・中川流域下水道維持管理負担金
流域下水道内の市町村が下水道施設の維持管理費の一部を負担する経費、負
担額については、汚水の処理水量に応じた負担割合である。
・中川流域下水道建設負担金
流域下水道内の市町村が下水道施設の建設費の一部を負担する経費、負担額
については、総汚水量の割合に応じた負担割合である。
は行
・不明水
雨天時に汚水管に入り込んでくる雨水の呼称です。
・分流式下水道(ぶんりゅうしきげすいどう)
汚水と雨水を別々の管きょで流す方式の下水道のこと。雨水は処理工程を経
ないで河川に放流し、汚水のみを終末処理場で処理します。
ま行
・マンホール
下水管渠の点検、清掃など管理のために地上に設けられる出入口のこと。人
孔(じんこう)ともいいます。
・水循環センター(みずじゅんかんせんたー)
埼玉県流域下水道では終末処理場のことを「水循環センター」と呼んでいま
す。
管きょにより集められた下水をきれいにして河川に戻すための施設です。主に
水処理施設と汚泥処理施設から成り立っています。水処理施設では、微生物の
力で汚れた水をきれいにします。汚泥処理施設では、水処理過程で発生した汚
泥を脱水、焼却して減量化しています。
ら行
・流域下水道(りゅういきげすいどう)
複数の流域関連公共下水道で集められた下水を受け、処理する下水道で、都道
府県が建設し、管理しています。公益財団法人埼玉県下水道公社は、埼玉県内
の6流域下水道7水循環センターの維持管理業務を受託しています。
・繰入金
一般会計から下水道会計へ支出される経費のことです。事業の遂行に必要な
財源に不足が生じる場合に、一般会計から資金の繰り入れをおこなって不足分
を補てんします。
【基準内・外】 経費の負担区分に基づき、一般会計が下水道会計に対して行う繰出金
の基本的な考え方を繰出基準と呼んでいます。具体的な基準は総務省から毎年度示され
ます。この繰出基準に沿って下水道会計に繰り入れられる繰入金を「基準内繰入」、そ
れ以外の繰入金を「基準外繰入」と呼びます。