2015年 専門学科・総合学科高校生入学試験問題 (PDFファイル)

小論文
平成27年度 専門高校(学科)・総合学科生徒入学試験問題
(試験時間60分)
仏教学部
◎宗学科
「人間と宗教」というテーマで、あなたの考えを八〇〇字以内で述べなさい。
◎仏教学科
自分の体験を通して、仏教との関わり、仏陀の教え(仏教)とは何かについて述べなさい。(八〇〇字以内)
⑫-a
小論文
平成27年度 専門高校(学科)・総合学科生徒入学試験問題
(試験時間60分)
文学部
◎哲学科
哲学を学ぶことはあなたにとってどのような意味を持っていますか。800字以内で述べてください。
◎史学科
あなたが関心を持つ歴史上の著名な人物を一人選び、その人物の果たした役割について述べ、それをあなた自身はどのよう
に評価するかを800字以内で述べなさい。
◎社会学科
ブログ・SNS・電子掲示板など、ソーシャルメディアの発達が人々にもたらした影響は肯定的なもの、否定的なものとさま
ざまある。そうした肯定的な影響、否定的な影響を具体的に指摘しながら、ソーシャルメディアの発達についてあなたの考え
を800字以内で述べなさい。
◎文学科英語英米文学専攻コース
専門高校(学科)・総合学科に学んだ経験を踏まえ、英語英米文学専攻コースで学びたいと思うことを800字以内で述べなさ
い。
◎文学科日本語日本文学専攻コース
問題一 あなたが現在もっとも興味をもっている日本語あるいは日本文学のなかから一語あるいは一作品を取りあげ、どのよ
うな点に興味があるかについて二〇〇字以内で述べてください。
問題二 問題一で述べたことがらについて、今までに本を読んだりして手がかりを見つけようとしたことはありますか。また、
大学に入学した後、どのような方法や作業によってあなたの興味は深められると考えていますか。三〇〇字以内で述べて
ください。
⑫-b
小論文
平成27年度 専門高校(学科)・総合学科生徒入学試験問題
(試験時間60分)
経済学部
最近格差についてさまざまに論じられることが多い。格差と経済成長との関係について、次の文章を論評しながら、自由に
あなたの考えを800字以内で述べなさい。
経済成長は格差を縮小させる─。1950年代半ば、そう喝破したのは国内総生産(GDP)を開発し、ノーベル経済学賞を受
賞した米経済学者クズネッツ。工業化は当初こそ格差を広げるが、都市への人口移動などで恩恵はやがて国民全体に及ぶと説
いた。
80年代、世界第2位の〝格差大国〟だったブラジルでの力強い中間層の勃興は、この仮説に説得力を与える。
では世界全体を見渡すとどうか。国連は130カ国を対象に90~2012年の動きを調べている。これによると格差が拡大した国は
先進国を中心に全体の5割。逆に縮小した国も4割ある。ブラジル、メキシコ、チリ、タイ、トルコ、エチオピアと高成長を
遂げた国が多く、やはり「成長→格差縮小」のパターンが浮かぶ。
一方、IMF は174カ国を対象とした研究を11年にまとめ「格差が小さくなった国ほど成長が持続する」という逆の相関関係
も明らかにしている。社会や政治の安定が投資などの経済活動を促すのが理由とみられる。
格差拡大が成長を妨げる負の相関はあるのか。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は今月、このシナリ
オで米国の向こう10年の成長率予想を年平均2.8%から同2.5%に引き下げた。
消費を担う中間層の減少。借金依存に伴う経済の振幅。投資の減少……。多くの要因を挙げつつ S&P が最も懸念したのが
「教育ギャップ」。
米国民が教育を受ける年数は80年代以降ほぼ頭打ち。若者の教育機会が少ない低所得層が増え、技術革新とグローバル競争
に適した人材が不足すれば米経済の生産性を損なうと警告する。
もっとも人材の技能不足などはブラジルをはじめ新興国の方がより深刻だ。格差も縮小したとはいえ、まだ先進国と比べれ
ば大きい。財政も厳しくなり、格差の是正と経済成長の好循環を保つのは容易ではない。
「平等の追求は経済の効率をそぐ」。米経済学者オークンが70年代半ばに唱えて以降、政府による再分配を弱める根拠として
根強く支持されてきた考えには揺り戻しの兆しもあるが、均衡点がどこにあるかは悩ましい。
(
『日本経済新聞』2014年8月17日より。問題作成上の都合で一部修正している。)
⑫-c
小論文
平成27年度 専門高校(学科)・総合学科生徒入学試験問題
(試験時間60分)
地球環境科学部
◎環境システム学科
今年の日本列島は天候不順で農作物が不作になるのではないかと心配されている。このような気象の変動にともなう自然環
境と生活への影響について書きなさい(800字以内)。
◎地理学科
次の中から1題を選び、問題の概要を説明するとともに自己の考えを800字以内で述べなさい。
1.日本におけるエネルギー問題
2.日本における人口問題
3.食品偽装問題
⑫-d