機械警備システム仕様書

機械警備システム仕様書
熊本県公共関与産業廃棄物管理型最終処分場の警備システムの構築にあたっては、警
備会社の責任設計施工とし、警備システムに係る仕様等は次のとおりとする。
なお、警備システムの構築にあたり、仕様等に変更が必要な場合にはその理由を明ら
かにしたうえ、変更可能なものとする。
1
警備範囲
警備は、防犯監視、防災監視及び設備監視とし、その範囲は次のとおりとする。
①
防犯監視は、管理棟(2階建、2階渡り廊下を含む。)を1ブロック、水処理
棟(2階建、2階渡り廊下を含む。)を1ブロックとするブロック警備とする。
②
防災及び設備監視は、管理棟1階の管理事務室内に設置された炎感知器制御盤
等からの火災・設備(停電)信号を移報接点により24時間行うものとする。
2
警備の警戒開始・解除関係
①
各ブロックの警備の警戒開始・解除は、各ブロック1階の指定出入口に設置す
る操作機(警戒開始・解除操作装置)による。
②
各ブロックの指定出入口では、警備の警戒開始・解除に必要な情報(扉、窓等
の開閉センサー異常の有無、異常時の場所)がわかるようにすること。
③
警備の警戒開始・解除は、「非接触式警備カード」による。
④
「非接触式警備カード」は委託者の指定する枚数(15枚程度)配布し、各カ
ードは個人特定機能を有し、個人ごとに各ブロックにおける許可権限の登録が可
能であること。
⑤
「非接触式警備カード」を紛失等した場合の再交付手続きは、迅速にできるも
のとすること。
⑥
「非接触式警備カード」による操作は、制御装置にすべて記録され、必要に応
じてWeb等で確認できるものとする。
⑦
管理棟においては、指定出入口の扉を電気錠式に改造し、「非接触式警備カー
ド」で施錠及び開錠を行う。また、指定出入口付近(建物の内部)に管理事務室
の鍵を収納でき、暗証番号で取り外しできるキーボックスを設置するものとする。
⑧
警備警戒開始忘れ防止のため、夜間22時の時点で警戒解除状態の場合は施設
管理担当者等の携帯電話へ警備警戒開始忘れ通知を行うものとする。なお、警備
警戒開始忘れの場合には必要に応じて施設管理担当者等の携帯電話から警備警戒
開始が可能であること。
⑨
停電の際は25分以上の警備継続が可能であること。
3
対象施設及び対象施設の主な用途
①
対象施設
管理棟、水処理棟
所在地 熊本県玉名郡南関町大字下坂下地内
熊本県公共関与産業廃棄物管理型最終処分場敷地内
②
対象施設内の主な用途
・管理棟
1階 管理事務室、役員室、会議室
2階 講演ホール
・水処理棟
1階 事務室、分析室、プラント室
2階 見学・展示ブース
4 センサー関係
①
センサーは、熱線(立体)センサー及びマグネットセンサー等を、対象施設の次
の箇所に設置するものとする。
・熱線(立体)センサー
(管理棟1階)管理事務室、役員室、廊下等の必要な箇所
(管理棟2階)講演ホール、ホール、渡り廊下等の必要な箇所
(水処理棟1階)事務室、エントランスホール、廊下等の必要な箇所
(水処理棟2階)見学・展示ブース、渡り廊下等の必要な箇所
・マグネットセンサー
各ブロックの窓、扉、指定出入口等の必要な箇所
・シャッターセンサー
水処理棟1階プラント室の1箇所
②
侵入、火災、設備(停電)の警報は、24時間、管制センターで監視できるも
のとする。
③
警報の発令(異常発生)を知らせる表示機器を各ブロック対象施設の外部に設
置する。
5
監視
①
管制センターにおける監視は、委託者の光回線(インターネット通信)を利用し、
回線の異常(断線等)を即時確認できるものとする。なお、回線異常の際において
も、警備の継続監視が行える機能を有していること。
②
管制センターでの監視に係る通信機器設置費用は受託者が負担とするものとする。