決勝戦評 - 千葉市バスケットボール協会 ミニバスケットボール専門部

第74回 千葉市ミニバスケットボール交歓大会 男子決勝
レッドサンズ
39
AYAMEKIDS
×
27
−
16
12
−
21
37
前半 1Q 男子決勝戦のカードは、新人戦からの連覇を狙うレッドサンズ対長身選手を基点に快進撃をしてきたAYAMEKIDSの対
戦。
開始直後、レッドサンズボールとなり④がシュートファウルから1点を沈め、その後⑦が続き、④がさらにボーナス
スローを1投沈め連続加点により30秒もたたずして6−0とAYAMEKIDSを引き離しにかかる。AYAMEKIDはコンパク
トに自陣を守るもののレッドサンズに隙を許してしまう。レッドサンズもAYAMEKIDSに対してマンツーマンディフェン
スでプレッシャーをかける。3分35秒を残し12−0。流れを止めるためにAYAMEKIDSはタイムアウトを取るもの
2Q の、流れは変わらない。かろうじて④が2分を切ったところでレイアップシュートを決め、続いて⑤がボーナススロー
を1投沈めるにとどまり、20−3レッドサンズに大量リードを許してしまう。
2Qは、何とか追いつきたいAYAMEKIDSは長身センター⑥を投入。高さを生かした打点の高いシュートとゴール下の
リバウンドを制し、レッドサンズを追撃する。⑦もこれに答えるごとくAYAMEKIDSに流れが来る。しかし、レッドサン
後半
3Q ズも⑤が中央突破でAYAMEKIDSのディフェンスをこじ開け、シュートを決める。AYAMEKIDSは⑥が空中戦を制すること
に信頼し⑦が頑張りを見せ3点プレイを見せる。しかし、AYAMEKIDSは前半のビハインドを埋めることができず、好戦
したものの前半27−16レッドサンズのリードで折り返す。
3Q、ベンチからの激励を受け、リスタート、互いにベストメンバーでの対戦。レッドサンズは⑤を中心にゴールを
狙うがコンパクトなディフェンスとセンター⑥のリバウンドに対し攻め手にかける。AYAMEKIDSは落ち着きを取り戻し
センター⑥にボールを集めシュートを量産し、3分を残し29−24と5点差まで追いすがる。その後も流れは
AYAMEKIDSに、⑤がドライブインシュートと続き1分半を残して1点差まで追いつく。しかし、レッドサンズもぎりぎ
4Q りのところで⑤がシュートを決め逆転を許さない。24秒を残し④のボーナススロー1投とボナススローのこぼれを⑥
が沈め、32−31と1点差まで追いつめたAYAMEKIDSの快進撃は最終クォーターへ……。
最終Q、レッドサンズは落ち着きを見せ相次いで加点し38−31とし、流れを引きもどす。AYAMEKIDSも負けじと
⑥がリバウンドシュートを決め追いすがる。キャプテン同士も意地を見せ互いに加点に加わる。
AYAMEKIDS④は上手に裏を取りシュートを決め1分15秒を残し1ゴール差まで詰め寄ったものの
無情にも試合終了の笛が鳴りレッドサンズが新人戦に続き2連覇。最後まで接戦の好ゲームに会場から
惜しみない拍手が送られた。
(文責 千葉市バスケットボール協会 永澤 康明)
第74回 千葉市ミニバスケットボール交歓大会 女子決勝
小中台MBC
35
×
作新ディオメディアス
16
−
10
19
−
14
24
前半
女子決勝戦の組み合わせは、新人戦優勝の小中台MBCと3位の作新ディオメディアスの対戦となった。
小中台は⑥を中心としたインサイド、アウトサイド共に攻撃力のあるチーム、一方の作新は、ディフェンスが強くボー
ル回しの早いチーム、個人技に優れる小中台⑥の攻撃を作新がいかに抑えることができるかがポイントであろう。
お互いゾーンディフェンスでゴール下を固める、作新⑥のシュートで得点が動くと小中台は、⑥がガードとフォワー
ドの役目を果たし、自らジャンプシュートを決めたりゴール下に鋭いパスを入れたりと活躍する。④⑧⑫のシュートが
1Q 決まり得点を重ねる。作新は小中台のゾーンを攻めあぐね外からのシュートに限定され、そのシュートも思うように決
まらず苦しい展開となり12対6で小中台リードで終了。
2Qは、お互いゾーンディフェンスの陣形を攻めあぐね、得点が入らない展開の中、作新は⑦や⑩のフリースローで
反撃を開始する。残り3分の時に作新がタイムアウトを取り、流れを変えようとベンチが動く。その後⑦のカットイン
2Q でファウルを誘い3点プレイとなり、作新が盛り返すも16対10で小中台リードで終了。
後半戦は、小中台⑤⑥⑧⑨⑭のベストメンバー、一方の作新は、④⑤⑦⑨⑪のベストメンバーでのぞむ。立ち上がり
小中台⑭のミドルシュートが連続で決まり、流れをつかむ。⑥の安定したドリブルで敵陣を突破すると右や左にパスを
後半 3Q 通し、自らもレイアップシュートを決め、⑧のロングシュートや⑨のゴール下からのシュートでリードを広げる。一方
の作新は、④のカットインシュートやミドルシュート、⑦のゴール下のシュート、⑪のフリースローなどで対抗する
が、なかなか点差が縮まらず、28対18で小中台リードで終了。
最終Q、小中台がリードを落ち着いてキープする。作新も⑪のゴール下のシュート、メンバーチェンジにより出場し
た⑩のゴール下シュートなどで対抗するが、小中台のリバウンド、ゴール付近の守りの固さを活かし、作新の積極的な
ディフフェンスにもドリブル、パスで逃げて時間をかせぐ展開となる。終始リードをキープした小中台が最後まで与え
る隙を作らず、35対24で新人戦に続き優勝の栄冠を手にした。会場から惜しみない拍手が鳴り響いた。
4Q
(文責 千葉市バスケットボール協会 芦ヶ谷 勝)