最優秀賞 優秀賞

鹿央里やま蓮まつり 写真コンテスト 入賞作品
最優秀賞
1点
「朝日を浴びて」
熊本市 福永 亮二 様
優秀賞
1点
「そらへ伸びる」
熊本市 上田 ひさ子 様
2015
鹿央里やま蓮まつり写真コンテスト入賞作品
優良賞
3点
「輝きの中に」 熊本市 渡邊 亨 様
「清廉」 山鹿市古閑 霍口 千鶴子 様
「メダカと睡蓮」 大牟田市 水落 幸雄 様
2015
鹿央里やま蓮まつり写真コンテスト入賞作品
2015
入 賞
10点
「孤高の華」 熊本市 北村 幸雄 様
「朝日を浴びて」 熊本市 岩崎 光雄 様
「清楚」 熊本市 世良 尚 様
「優美」 合志市 山本 昭信 様
「仲間」 福岡市 小田 悦子 様
「蓮華」 大津町 河本 ふみえ 様
「ふわり」 阿蘇市 古木 雄一 様
「美人三姉妹」 荒尾市 石原 幹生 様
「朝日に輝く」 山鹿市 阿蘇品 友江 様
「日傘の中で」 山鹿市 松永 高明 様
2015鹿央里やま蓮まつり「写真コンテスト」
【総評】
今年も恒例の「鹿央里やま蓮まつり」が開催されました。今年は日照不足の影響でしょう
か、早々に訪れたカメラマンから花芽が遅いとの情報でした。そして梅雨空けは全国で最も遅
く、その上猛暑日や寝苦しい熱帯夜が続きました。そんな早朝、里やまはまさに別天地、多く
のカメラマンが花に誘われて集りました。
入り口に近い「ハス園」では早くから綺麗な花が見られましたが、上にあがった「大賀ハス
池」は大きな葉っぱの陰で花は控え目。しかし、花の期間は長く「蓮まつり」が終ったお盆の
頃も、綺麗な花が見られました。
さて、「2015鹿央里やま蓮まつり写真コンテスト」、今回は122名、316点の応募がありま
した。審査を8月12日、山鹿市鹿央市民センター2階文化ホールに於いて、鹿央里やま蓮まつり
実行委員会 会長原文雄様をはじめ9名で行いました。
応募数は昨年に比べ若干少な目でしたが、寄せられた作品は何れも秀作、蓮花の魅力を十分
に発揮していました。
作品はデジカメの性能アップやプリント技術の向上で基本的な減点は少なく、審査に当たっ
ては作者の狙いや感性を重視しました。次回も蓮花の綺麗に加えて、作者の個性や想いを反映
した作品を期待します。今回の沢山のご応募、有り難うございました。
2015.8.20
小崎 宇一(熊日フォト・サークル副会長)
◎ 最優秀賞 「朝日を浴びて」 福永 亮二
【評】少々ハイキーな作品ですが、それだけにピンクに縁取りされた花びらから、茎の部分のグラ
デーションが見事です。黒をバックに大輪の花を見せ、根締めの蕾も効果的。逆光線を基調に狙い
や構図など、作者の感性が光っています。蓮花の寿命は4日間で2日目が一番綺麗だと聞きますが、
この蓮は開花して何日目でしょうか、下の花は明日満開か? 色々想いを馳せながら拝見しまし
た。
◎ 優秀賞 「そらへ伸びる」 上田 ひさ子
【評】暑いお昼前の撮影ですが、広角レンズを使いローアングルで主役の睡蓮をアップ。パン
フォーカスでスイレン池や空の様子まで見せる凄技。紺碧の空に純白の睡蓮がとても印象的、清楚
で清々しい作品です。偏光フィルターをお使いでしょうか、黒く落ちた水面や右の葉っぱのてか
り、そして画面右上に見える小さな木の葉など、それらが見事に相乗効果を発揮しています。
◎ 優良賞 「輝きの中で」 渡邊 享(74)
【評】逆光に透かした蓮花と画面一杯に広がる噴水の丸ボケ。この撮影ポイントの発見が功を奏し
ています。狙いも構図も見事ですが、欲を言えばレンズの絞りに一工夫欲しいところ。この作品は
コントラストが高く堅い写真になっているため、飛び交うミツバチの存在が見え難く、作者の意図
が十分に伝わって来ません。絞りを開けることで柔らかな雰囲気の作品になると思います。
◎ 優良賞 「清廉」 霍口 千鶴子
【評】薄いピンクの線に縁取りされた大輪の蓮花は「清廉」のタイトルが似合います。大きな葉っ
ぱのお皿に特別料理を一品、最高のおもてなしです。狙いも色調も見事ですが欲を言えば、フレー
ミングに一工夫。黒く落とした上の空間が一寸広いように思います。小さい事かも知れませんが上
位を狙うには、繊細な心配りも必要です。
◎ 優良賞 「メダカと睡蓮」 水落 幸雄
【評】里やま入り口にある大きな水がめ、睡蓮が植えられメダカが泳いでいます。炎天下、花に寄
り添うメダカのベストショットを狙う作者の真剣な眼差しが目に浮かびます。色の付いたメダカは
高価だと聞いたことがありますが、その色付きメダカと純白の睡蓮のコラボレーションも見事で
す。残念なのはプリント仕上げ、濃度が若干高くなりました。仕上げ半分と言います、最後まで入
念にお願いします。