摩擦撹拌接合(Friction Stir Welding)

摩擦撹拌接合(Friction Stir Welding)
高速回転する円筒形ツールを材料に押し当て、発生した
摩擦熱を利用して部材を軟化・塑性流動させて接合する
技術です。溶接のように接合部の強度低下が発生しにくく、
また人体に有害な粉塵やヒュームが発生しないクリーン
な接合法です。
回転
ツール
材料
F S W の 建 材 へ の 適 用
装置概要
加工事例
『銅合金2.0mm 規格外寸法大板の製作』
鉄道車両
航空機
自動車
船舶
建材
大型外装パネルの製作にあたり、市場に流通し
ている定尺板材では製作が不可能だった。
そこで、1000×3700の材料2枚をFSWにて接合
する事で2000×3700の板材を製作し、それを用
いてパネルの製作を行なった。
加工サイズ:3000×4000mm
加工可能材料:AL合金、銅合金
加工可能板厚
AL合金:1.0∼10.0mm
銅合金:1.0∼6.0mm
シングルモードファイバーレーザ溶接
焦点径0.1mm以下という極小スポットに、超高密度なレーザーを照射
する事で、従来TIG溶接法やYAGレーザー溶接等では実現不可能な
極低歪製品を作り出すことができる溶接技術です。
従来溶接法との比較
SMファイバー
レーザ溶接
TIG溶接
加工サイズ:
1100×5000mm
加工可能材料:
SUS、AL合金、銅合金 他
加工可能板厚
SUS:0.3∼5.0mm
AL合金:0.5∼5.0mm
銅合金:0.8∼3.0mm
当社では主に板厚∼5mmのステンレス、アルミの溶接に
適用しているが、鉄、銅、チタン等の材料についても
同様の溶接が出来ます。さらに、それらの異種金属溶接
についても可能です。