フラックス入り溶加棒(裏波溶接用) - kobelco

3.フラックス入り溶加棒
1)特 長
フラックスを内包するティグ材料で、溶接スラグが裏ビードを保護
し、バックシールド無しで裏波溶接ができます。バックシールドに
要する手間とガスを省略でき、コスト低減が図れます。ソリッドの
ティグ材料と同様な取扱いができます。
2)溶接作業の要点
①電流および極性
標準溶接電流 DC
(−)
溶接方向
溶接金属
板厚 mm
3∼5
6∼9
≧1
0
電流A
8
0∼9
0
9
0∼1
0
5
9
0∼1
1
0
0.5∼1.0mm
キーホール
溶融プール
キーホールの形成
シールドガス:Ar,7∼1
2 /min
規
銘
柄
JIS
格
スステテンンレレスス鋼鋼︵︵テティィググ材材料料︶︶
フラックス入り溶加棒(裏波溶接用)
用
途
・
使
用
特
性
AWS
TG-X308L
Z3
3
2
3 TS3
0
8L-RI
A5.
2
2 R3
0
8LT1-5
TG-X316L
Z3
3
2
3 TS3
1
6L-RI
A5.
2
2 R3
1
6LT1-5
TG-X309L
主要径
mm
C
SUS3
0
4等の1
8%Cr-8%Ni鋼、
SUS3
0
4
L等の低C1
8%Cr-8%Ni鋼
2.
2 0.
0
1
8
SUS3
1
6等の1
8%Cr-1
2%Ni-2%Mo鋼、
SUS3
1
6L等 の 低C1
8%Cr-1
2%Ni-2%
Mo鋼
2.
2 0.
0
1
6
ステンレス鋼と他鋼種の裏波溶接。
2.
2 0.
0
1
7
SUS3
4
7等の1
8%Cr-8%Ni-Nb鋼、
SUS
3
2
1等の1
8%Cr-8%Ni-Ti鋼
2.
2 0.
0
2
0
Z3
3
2
3 TS3
0
9L-RI
A5.
2
2 R3
0
9LT1-5
TG-X347
Z3
3
2
3 TS3
4
7-RI
A5.
2
2 R3
4
7T1-5
備考1
シールドガス:Ar
―2
8
4―
適正開先形状
②キーホールの形成
裏ビードへスラグを供給す
70゜
る必要があり、これには、
板厚
開先形状
キーホールの形成が重要で
1.0mm
す。適正な開先(右図参照)
ルート間隔
と、板厚に応じた溶接電流
板厚 mm
4
6
≧1
0
を使用して下さい。
③棒送り
ルート間隔 mm 2.
0
2.
5
3.
0
適量を確 実 に 溶 融 す る た
め、小刻みで速いピッチの
棒送りを行って下さい。
④裏波溶接専用
裏波溶接専用であり、2層目以降はスラグ巻込みが発生し易く、推
奨致しません。
P
S
Ni
Cr
吸収
エネルギー
J
伸び
%
4
5
0
6
2
0
4
8
−1
9
6℃
6
0
1
3
0
Mo :
0.
0
2
3
1
2.
4
71
8.
8
9
0.
0
0
4
2.
3
2
4
4
0
6
0
0
4
0
−1
9
6℃
5
2
0.
8
1 1.
5
2
0.
0
2
2
1
2.
6
22
4.
2
6
0.
0
0
6
5
3
0
6
8
0
3
9
1
0
8
0.
8
0 1.
6
0
0.
0
2
1
Nb :
1
0.
2
11
9.
0
9
0.
0
0
4
0.
6
6
4
6
0
6
3
0
4
2
1
3
0
−
1
1
0
黄緑色
0.
8
7 1.
5
5
−
色
0.
0
2
3
1
0.
3
11
9.
6
2
0.
0
0
5
緑
0.
8
0 1.
6
6
色
引張強さ
MPa
赤
0.
2%耐力
MPa
青
色
―2
8
5―
スステテンンレレスス鋼鋼︵︵テティィググ材材料料︶︶
Mn
溶着金属の機械的性質例
識 別 色
Si
%
その他
溶着金属の化学成分例