将来分返上 - 大阪府電気工事厚生年金基金

平成27年2月
事業主 各位
大阪府電気工事厚生年金基金
理事長
橋詰 源治
「将来分返上」に伴う掛金率変更のお知らせ
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は、当基金の事業運営につきまして、格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、このたび後継制度への移行に向けて代行部分を段階的に国に返上するために平成2
6年12月「将来分返上」の申請を行い、平成27年2月に厚生労働大臣の認可がありまし
た。この「将来分返上」により、免除保険料の納付が国(日本年金機構/年金事務所)に変わ
り、当基金の掛金につきましては平成27年2月分(3月末日納期分)から、下記のとおり変
更となります。
(基金と年金事務所と合わせた合計の率に変更はありません)
敬具
記
毎月の給与にかかる掛金
≪基金に支払っていただく掛金≫
区
分
基本標準掛金 (免除保険料分)
変更前
4.0%
変更後
−
事業主負担
2.0%
−
加入員負担
2.0%
−
0.6%
0.6%
特別掛金
1.5%
1.5%
事務費掛金
0.2%
0.2%
6.3%
2.3%
基本標準掛金
(プラスアルファ部分)
合
計
≪国(日本年金機構/年金事務所)に支払っていただく厚生年金保険料≫
区
分
変更前
変更後
事業主負担
6.737%
8.737%
被保険者負担
6.737%
8.737%
13.474%
17.474%
合
計
【年金事務所から発送される『厚生年金基金脱退通知書』について】
将来分返上が認可されたことに伴い、管轄する年金事務所から『厚生年金基金脱退通知
書』が基金加入事業所に送付されることとなっています。認可日以降、保険料の負担が変
更することをお知らせするもので、貴事業所が厚生年金基金から脱退したことをお知らせ
するものではありません。ご注意ください。
「将来分返上」に係る Q&A
Q1:「将来分返上」とは何か。
(A1) 将来期間分の支給義務を停止し、認可日以降の加入期間について、代行給付の支給義
務を免れることをいいます。代行返上や解散をしようとする基金は、
「将来分返上」の
認可を取ることで、段階的に代行部分の国への返上が可能となります。「将来分返上」
⇒「代行返上か解散(過去分返上)」
。
Q2:掛金の取扱いはどうなるのか。
(A2) 平成 27 年 2 月分(3月末日納期分)から、免除保険料(事業主 2.0%、加入員 2.0%)の納
付先が厚生年金基金から国(日本年金機構/年金事務所)に変わります。
Q3:給付の取扱いはどうなるのか。
(A3) 加入員の皆さんの平成 27 年 2 月 1 日以降の期間(③の部分)に係る代行給付の支給義
務が基金から国へ変更します。基本年金額は、下図の①+②相当額となります。
(実際
の計算は、将来分返上を考慮せず計算した基本年金額から③の部分の代行相当額を控除
した額となります。)
なお、返上部分の支給義務が国に変わるだけで、受給者が受け取る「国と基金の年金額の
合計」は変わりません。
Q4:今後、入社する社員も基金加入することとなるのか。
(A4) 「将来分返上」の認可後も、「後継制度への移行」(平成 28 年度中を目途)まで、今ま
でどおり資格取得届に限らず適用関係の届書(取得・喪失・月額変更・賞与・各種変
更届)は全て基金にご提出していただく必要があります。ご提出されない場合、国の
記録と食い違いが出てくるため、国との記録突合に支障が出ることがあります。
Q5: 「後継制度への移行」はいつ頃ですか。
(A5) 後継制度への移行時期は平成28年度中を目途に作業を進めています。現在、後継制
度(厚生年金基金から企業年金基金へ)の内容を検討しており、概ね決定次第(本年夏
以降)事業主様への説明会等により皆様にお知らせする予定としています。