Polycom RealConnect for Microsoft Lync Application Note を

SOLUTION BRIEF
Polycom® RealConnect™ for Microsoft® Lync®
でコラボレーションを容易に実現
ポリコムユーザーと Microsoft Lync ユーザーをシームレスに接続
概要
Polycom RealConnect for Microsoft Lync は、ポリコム独自の技術により Lync ユー
ザーとポリコム ビデオ ソリューションのユーザーを相互接続し、双方にクリアで高品質な映
像や豊かなコンテンツ共有機能による快適なユーザーエクスペリエンスを提供します。
ソリューションを構成する要素
• Polycom® RealPresence®
プラットフォーム (含む
RealConnect™ 機能)
• Polycom® Content Sharing
Suite
• Polycom® One Touch Dial
アプリケーション (オプション)
•
Microsoft®
する環境
Lync®
2013 が動作
Polycom RealConnect を使用することにより、Lync ユーザーと従来のビデオソリューショ
ンのユーザーは、ワークフローの変更や新しいプロセスを覚える必要はありません。統合され
たソリューションによってバックグラウンドで自動的に接続されるので、ユーザーは意識するこ
となく、使い慣れたツールを使用してビデオ会議に参加できます。
このソリューションは、Polycom® RealPresence® プラットフォーム (含、RealConnect
機能)、Polycom® RealPresence® Content Sharing Suite、 Microsoft Lync
2013 により実現します。テレプレゼンスシステム、デスクトップシステム、モバイル ビデオ アプ
リケーションを含む、国際標準規格に準拠したビデオ会議端末を Microsoft Lync 2013
ビデオ クライアント ソフトウェアとあわせて使用できます。
Lync ユーザーは、受信した招待状の中のハイパーリンクをクリックするだけで接続できま
す、また、ビデオ会議システムユーザーは、通常の会議同様、会議 ID をダイヤルし参加で
きます。さらに、オプションの Polycom One Touch Dial アプリケーションを使用すること
で、Microsoft Exchange 対応のポリコム端末からは、クリック操作だけで簡単に予約さ
れた会議に接続できます。Polycom RealConnect 技術は、快適なユーザーエクスペリエ
ンスを提供するだけでなく、さまざまなデバイスを使用するユーザーとの間でどのように接続
すればよいのかという悩みを解消します。Polycom RealConnect により、ユーザーは、使
い慣れた直感的な方法で、Microsoft Lync または従来のビデオ会議システムを使用し
て、多地点会議に簡単かつシームレスに参加し、ビデオコラボレーションを行えます。
Polycom RealPresence プラットフォームと Microsoft Lync 2013 インフラストラクチャと
の緊密な統合により、高い拡張性とコスト効率を実現します。Polycom RealConnect
技術は、これら 2 つの環境を自動的に接続し、高い品質と容易さを維持しながら必要な
リソース数を最適化します。
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Microsoft Lync 2010 は、下位互換性モードに設定した Microsoft Lync 2013 上の多地点
会議に参加できます。
SOLUTION BRIEF Polycom RealConnect for Microsoft Lync でコラボレーションを容易に実現
Polycom RealConnect for Microsoft Skype for Business のメリット
エンドユーザーにとってのメリット
管理者にとってのメリット
使い慣れた Outlook カレンダーを使用し、Lync ユーザーとビデ
使い慣れた予約プロセスや使いやすいユーザーエクスペリエンスを提
オ会議システムユーザーとの間でもビデオ会議を簡単に設定
供することにより、ソリューションの利用を促進
Lync ユーザーは任意のデバイスを使用してビデオ会議に接続で
Microsoft Lync 2013 とネイティブ統合され、優れた相互運用性
き、ビデオ会議システムからの参加者との間で音声、映像、コンテ
を備えた Polycom RealPresence プラットフォームにより投資を保
ンツ共有による コラボレーションが可能
護し、コラボレーションの自動化、コンテンツ共有、使いやすさなどを含
むさまざまなメリットをユーザーに提供
音声会議システムからの参加者も、Web ブラウザーを介してコン
標準規格に準拠した既存のビデオ会議ソリューションに Microsoft
テンツの送受信が可能
Lync を加え、組織全体にソリューションを確実に展開
標準規格に準拠したビデオ会議端末を使用するユーザーが会議
Lync インフラストラクチャとポリコムインフラストラクチャを共に活用す
に参加する場合でも、生産性の高いビデオコラボレーションを実現
ることにより、異なるデバイスでユニバーサル ビデオ コラボレーションを
実現するための単一のシームレスなワークフローを提供。また、多数
のデスクトップ端末をサポートするための高い拡張性を実現
Polycom RealConnect for Lync
Polycom RealConnect は、Lync ユーザーと標準規格に準拠
したビデオ会議システム / ソフトウェアのユーザーが、それぞれ使い
慣れた発信方法で、Microsoft Outlook で予約された会議に相
互接続することを可能にする Polycom RealPresence プラット
フォームの機能です。会議は、Polycom RealPresence プラット
フォームによって自動的にカスケード接続され、統合された会議エ
クスペリエンスを実現できます。
•
ユーザーは、カレンダ画面の [参加 (JOIN)] ボタンをクリックし、
VMR に参加 (Polycom One Touch Dial アプリケーションを
使用)
•
Outlook から全参加者に会議の招待状を送信
•
ビデオ会議システムでは、他の参加者 (最大 16 拠点まで) を
VMR の多地点レイアウトで表示
•
注: Lync 会議 (AVMCU) または RealPresence プラット
フォーム上のリソースは予約されません。
Microsoft Lync では、他の参加者 (最大 5 拠点まで) の映
像がギャラリービューで表示
RealConnect を使用したワークフロー
•
(オプション) Polycom RealPresence Group または HDX
Lync ユーザーは、コンテンツの送受信が可能。受信したコンテ
ンツはコンテンツステージで表示
•
ビデオ会議システムユーザーは、コンテンツの送受信が可能。
•
参加者のカレンダーに会議の予定を表示
受信したコンテンツは、人物チャネルとコンテンツチャネルを別々
•
会議の開始時、Lync ユーザーは [クリックして参加 (Click-
に表示 (モニターが 2 台ある場合、コンテンツは 2 台目のモニ
to-join)] ハイパーリンクをクリックし、Lync 会議 (AVMCU)
ターに表示。モニターが 1 台の場合、コンテンツは分割表示で
に接続
表示
•
会議の開始時、ビデオ会議システムユーザーはバーチャル ミ
ーティング ルーム (VMR) / 会議 ID をダイヤル
RealConnect エクスペリエンス
SOLUTION BRIEF Polycom RealConnect for Microsoft Skype for Business (Lync) でコラボレーションを容易に実現
会議の主催者は、Outlook の予定表で Lync 会議を予約しま
この方法により、会議の主催者は会議の招待状にビデオ会議
す (プラグインは不要)。音声会議機能を有効にすることで、会議
端末も含めることができ、会議参加者は、ビデオ会議システム
の招待状の中に、自動的に [Click-to-Join] 用のハイパーリンク
のカレンダー画面に表示される会議を選択して [JOIN (参加)]
と会議 ID (または VMR 情報) が生成され、全参加者に送信さ
ボタンを押すだけで、会議 ID を入力することなくダイヤルして会
れます。
議に参加できるようになります。
会議 ID
Lync ユーザーは、受信した招待状の中のハイパーリンクをクリッ
クして、Lync Conference サーバー上に開催された会議へ参
Polycom RealPresence プラットフォームにより、VMR と
加します。会議は、ギャラリービューで表示されるので、Lync の
Lync 会議との間のカスケード接続が自動的に設定されます。
ユーザーエクスペリエンスを維持することができます。
カスケード接続では、最大 5 つのアクティブな Lync ビデオスト
リームが VMR に送信されます。Polycom RealPresence プ
ラットフォームは、話者の映像を Lync Server に送信し、その
映像は、Lync 会議上で 5 人の参加者の 1 人として表示さ
れます。Polycom RealConnect ソリューションにより、
Polycom RealPresence プラットフォームのリソースとネットワ
ーク帯域幅を節約し、総所有コストを削減しながら高い拡張
性を実現できます。
Polycom RealPresence Content Sharing Suite は、
ポリコムのビデオ会議システムのユーザーは、Outlook の招待状
に記載されている会議 ID/VMR をダイヤルして会議に参加しま
す。
Polycom One Touch Dial アプリケーション (オプション) により、
Polycom RealPresence Group シリーズシステム、HDX シス
テムと Exchange Server 間のアクセスを行うアプリケーションサ
ーバーを利用するように設定することで、クリックしてダイヤルする
機能を使用できるようになります。
Lync ユーザーとビデオ会議システムユーザーとの間で高品質な
コンテンツ共有を可能にします。Polycom RealPresence
Content Sharing Suite に関する詳細は、ポリコムの Web
サイト (こちら) をご覧ください。
SOLUTION BRIEF Polycom RealConnect for Microsoft Lync でコラボレーションを容易に実現
前述のように、Polycom RealConnect は、デバイスに関係なく
単一のワークフローを提供するので、ユーザーは任意のデバイスを
使用して会議に接続できます。
Polycom RealConnect がリリースされる以前の、Lync ユーザ
ーとポリコムビデオ会議システムのユーザー間での会議の接続方
法については、下記を参照してください。このワークフローは引き続
き、ご利用いただけます。
•
制限事項:すべての参加者が Lync ユーザーの場合 (Lync
会議に接続) と標準規格に準拠したビデオ会議システムを
使用するユーザーがいる場合(VMR を使用) では会議の開
催手順が異なるため、会議の主催者は、参加者が使用す
るシステムを事前に把握する必要があります。
Lync 会議 (アドホック会議または予約会議) に接続:
Polycom HDX システム、Polycom RealPresence Group
システムを Lync 2010 または 2013 上に連絡先として登録しま
す。
•
HDX/RealPresence Group システムは、Lync のユーザーリ
ストにプレゼンス情報付きで表示されます。
•
任意の人を選択することで、会議に接続できます。
•
制限事項: Lync 会議で使用するコンテンツ共有は、HDX/
RealPresence Group システムが使用するコンテンツ共有と
は方式が異なるため、HDX/RealPresence Group システム
と Lync の間では、コンテンツを共有できません。
注: このワークフローでは RealPresence プラットフォームは不
要です。
まとめ
Microsoft Lync にネイティブ統合されたソリューションにより、
普段使用しているツールと使い慣れたプロセスでコラボレーション
を行うことができます。Lync ユーザーだけでなく、ビデオ会議シ
ステムユーザーとの間でもコラボレーションセッションを開催するこ
とが可能です。ビデオ会議システムのユーザーは、シンプルな番
号をダイヤルするだけで、最大 1080p の映像品質で会議に参
加できます。Polycom RealPresence プラットフォームにより、
エンドユーザーは複雑な技術を意識する必要なはく、管理者の
サポート負担も軽減できます。コラボレーションセッションでは、
Web ブラウザーのみを使用するユーザーも含め、すべての参加
者の間でコンテンツを簡単に共有することができます。
マイクロソフト用のポリコムソリューションに関する詳細は、
support.polycom.com/microsoft の 『Polycom
RealPresence プラットフォーム上の VMR に接続:
•
Lync ユーザーは、ユーザーリストに VMR を新たな連絡先とし
て作成します。
•
Solutions and Support for Microsoft (Microsoft 用ポリコ
ムソリューションおよびサポート)』ページをご参照いただくか、ポリ
コムまでお問い合わせください。
Lync ユーザーは、名前フィールドに VMR 番号を入力する
か、VMR 番号を通話ウィンドウにドラッグアンドドロップすること
で 発信できます。
•
ビデオ会議システムユーザーは、VMR 番号をダイヤルします。
•
RealPresence Content Sharing Suite により、Lync ユー
ザーはコンテンツの送受信ができ、音声通話のみのユーザーも
Web ブラウザーを使用してコンテンツ共有セッションに参加でき
ます。
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Sept. 2015 (15274-1114)