POSTCARD 月と 酒 年 月 日︵木︶は店休日 2 0 1 5 9 日︵金︶ ¦ 日︵日︶ 時¦ 18 27 11 時 18 寒川義雄+ 三 谷 龍 二 * ﹁月も雲間なきはいやにて候﹂といったのは、 侘び茶の創始者村田珠光でした。 晴れて煌煌と照る月よりも、少し雲にかかった月のほうが 美しいというものの見方ですが、酒器の場合も少し歪んでいたり、 曇っている方が、気持ちに収まりがいい気がします。 寒川さんが薪窯でこしらえた器も、静かな気配があって、 控えめに料理を引き立ててくれます。 24 文:よこたよしか 古から続く慎ましい姿は、今日 9 月 18 日(金) 、19 日(土) CAFÉ DE hanae の出張カフェ も変わりない。月を愛でるには、 9 月 18 日(金) 、19 日(土) 見上げるばかりでは味気ない。 寒川義雄さん在廊日 いつもの雄弁な自分を置き去り にして、色のない眼差しを用意 9 月 25 日(金)、2 6日(土) 19 時 - 21 時 しよう。そして、お気に入りの 月と酒の会 盃にいつもの酒を注ぐのだ。頬 会費 ¥7, 000 日本酒1合含む をなでる風はどこか秋めいて昇 定員 各回 12 名 る月を押し上げる。もしも、月 よこたよしかさんが つくる酒の肴を、 の輪郭を暈かし、この盃に注ぐ 広島のお酒とともに味わう会です。灯火器の ことが出来るのならあとは何も もとでゆったりとした時間をお過ごし下さい。 いらない。 の謂う「美味しい」は盛 9 月 26 日(土) 16 時 - 17 時 りつけられた器の裡にとどまり お料理教室「美 味しいということ」 ません。この言葉は、長年食に 会費 ¥4 , 000 向き合い伝えたいことのはじま 定員 1 2 名 りとして、文章にしています。 ほんとうに美味しいとは何なのか、真摯に食と 食に向き合うことは、自分と向 向き合うことの大切さを考える料理教室です。 き合うこと。余計なことはしな い、手数は少なく、季節を追い 過ぎない、数字に頼らない、道 具に頼らない。ご馳走とは、字 の如く馳け走ると書きます。も う一度、ご馳走の意味を考えて みませんか。 よこたよしか 1966年 広島生まれ 食べることは儚い世界とし、料理修行 を重ねる。衣食住にまつわる企画、デ ザイン、 製作を手がける。Kantyukyo( 中居)オーナー。 wood@10 cm. biz 235×120mm
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