唱者 臼居惣右衛門 イザナギが死んだ

第一部
おのごろ島 ウタ譜
の りと
みそぎのはら
・祝詞より 「 禊 祓 い」
唱者 臼居惣右衛門
よ
み
イザナギが死んだ妻イザナミのいる黄泉の国へ訪うが、帰ってきてケガレを祓った時の詞
・古代歌謡 「古事記」第二十一代雄略天皇より
作曲 田中直子
う ねめ
三重の采女が差し出した大盃に葉が入っているのを天皇が見て怒り殺されそうになった時に
詠んだ歌
まき むく
ひ しろ
ひ
で
ね
だ
こ
-纏向の 日代の宮は 朝日の 日照る宮 夕日の 日がける宮 竹の根の 根足る宮 木
ね
ね
ば
や
ほ
に
き づき
ま
き
ひ
み かど
にいなへや
お
だ
の根の 根蔓ふ宮 八百土よし い杵築の宮 真木さく 檜の御門 新嘗屋に 生ひ立てる
もも だ
つき
え
ほ
え
あめ
お
なか
え
百足る 槻が枝は 上つ枝は 天を覆へり 中つ枝は
ほ
え
上つ枝の
う らば
枝の末葉は
あづま
お
し づえ
ひな
お
東 を覆へり 下枝は 鄙を覆へり
中つ枝に 落ち触らばへ 中つ枝の 枝の末葉は 下つ枝に 落ち
きぬ
み
へ
みずたまうき
あぶら
触らばへ 下枝の 枝の末葉は あり衣の 三重の子が 捧がせる 瑞玉盞に 浮きし 脂
こ
かしこ
み
こ
かたりごと
落ちなづさひ 水こをろこをろに 是しも あやに 畏 し 高光る 日の御子 事の 語 言も
是をば-
ソプラノ 田中直子
コーラス 奥和子 奥まゆみ 京免祥子 田原京子 丹羽敦子
水谷桂子 山崎朋子 山崎由璃 山本奈保子
・中世歌謡
小倉百人一首の編集はじまる(頼綱が京都小倉山の別邸の壁に百首の和歌の選出を定家に頼む)
「隠れにし 人の形見は 月を見よ 心の外に すめる影かは」 宇都宮頼綱 作曲 森俊美
「駒とめて 袖打ちはらふ
影もなし 佐野の渡りの 雪の夕暮れ」藤原定家 作曲 田中直子
ソプラノ 田中直子
フルート 中川西ろみ マリンバ 中村梓
お話と指導 加藤眞悟
司会 佐野清彦 稽古生 臼居惣右衛門
うたい
・能楽の世界 「 謡 について」
別紙参照
・日本近代名歌選 「お守のお里」 作曲 藤井清水
作詞 野口雨情 編曲 田中直子
コーラス シングアロング ピアノ 佐野清彦
-休憩 15 分-