協議題 「保育実践力を高めるための具体的な環境構成や教材の工夫」

第163号
2015 年8月 12 日(水)
幼小連携の大切さを学んだ幼稚園教諭研修会
島尻教育研究所が主催する幼稚園関係の短期研修の中で
唯一域内の全幼稚園教諭を対象とする「幼稚園教諭研修会」。
去る8月 11 日(火)に開催し、81 名が参加しました。
八重瀬町立白川幼稚園 榮野元康一園長による「幼稚園
教育から小学校教育へ」と題して講義いただきました。
幼稚園での遊びを通して培った学びの芽生えが、小学校
の学びの力へとつながることを具体的に学ぶことができま
した。
その後、「保育実践力を高めるための具体的な環境構成や
教材の工夫」という協議題のもと、日頃の具体的な環境構
成や教材についての考えや工夫を発表したり、たくさんの
アイディアと情報を交流することができました。
【研修会の概要】
写真1
榮野元康一園長の講話
1 開会のことば
司 会
2 所長あいさつ及び講師紹介 島尻教育研究所長 上原雅志
3 講話
「幼稚園教育から小学校教育へ」
八重瀬町立白川幼稚園
園長 榮野元康一
4 お礼のことば
受講者代表
5 協議
6
7
8
協議題 「保育実践力を高めるための具体的な環境構成や教材の工夫」
グループ発表
まとめ
指導主事 大城美恵子
閉会のことば
司 会
【2
講話の概要】
1
2
3
4
幼稚園教育要領改正のポイント
幼稚園教育の重要性
保育内容
幼小連携
5
生活リズムと学力向上
写真2
グループ協議
研修後の感想 (アンケートから)
○白川幼稚園の子ども達の写真を通して、どういった環境が
どのような育ちにつながっていくのかが分りました。また、
家庭環境の大切さ、大人中心でなく、子ども中心の生活を
心がけることにより学力向上へとつながるということを、
園でも保護者に向けて生活リズムの大切さを知らせながら
具体的に取り組んでほしいことを伝えていきたいです。
写真3
各グループの発表
○榮野元園長先生の講話から、幼稚園での子ども達の遊びや活動が、小学校でどのように結びついて
いるのかが分りやすく学ぶことができました。幼小連携の大切さを感じ、園でも取り組んでいきた
いと思いました。
○5歳児担任なので榮野元園長先生がおっしゃっていた、就学までに「自分の事は自分でできる子」
「後片付けのできる子」に育ってほしいという姿があったので、園で取り組んでいることが小学校
につながっていると分りました。
○各園の教材や環境構成の工夫を実際の写真や教材を見ながら協議が出来て、これからの保育の中で
の環境構成や教材のヒントになり、実践してみようと思いました。
○具体的な環境構成や教材の工夫では、昆虫ややどかりの成長に興味を持たせ、そこから構成や絵を
描いたり作製することで遊びを発展させることができることを知りました。子どもの姿から教師の
意図的な構成に結びつける流れがしっかりできるように取り組んでいきたいです。