2015 年 7 月 23 日 4年小出ゼミ 【1】卒論執筆の注意事項 〔ローカルルール〕 0.書 式(行数、字数、フォント、余白等) ◆基本的に自由。ただし、読みやすさを考えて設定すること。 1.文 章 ◆最終的に、20,000 字以上書く。 ◆「まえがき」 「はじめに」等の序論を書く。余力があれば「あとがき」 「おわりに」も。 ◆詰めずにゆったり書く。章を改めると同時に、頁も改めるように。 2.目 次 ◆章・節の構成を明らかにする。最低限、章の始まる頁番号は書くように。 3.章・節 ◆1つの章の中に、いくつかの節を設ける。それぞれに題名をつける。 ◆節の数が、章によって極端に不均等にならぬように。 4.図・表 ◆通し番号を打ち、それぞれに題名をつける。 ◆出所(出典)を、参考文献の略称&頁で記す。 〔例…出所:小出(2005)7頁より作成。〕 ◆本文中に随時入れてもいいし、章の終わり(or 本文の終わり)にまとめてもいい。 5.脚 注 ◆効果的に使う。 (本文だけだと見づらい) ◆文章の引用・参考について、参考文献の略称&頁で記す。 〔例…~より引用(or を参考) 。〕 6.参考文献 ◆著者・編者の姓 or 組織名のあいうえお順に並べる。外国語名がある場合は ABC 順。 ◆【著者名・編者名、発行年、題名、発行所】は必須事項。 ◆本の題名は二重カッコ『 』 、本の一章や論文の題名は普通のカッコ「 」 。 ◆発行年は、初版や第2版等が発行された年。発行所名において、「株式会社」等は省略。 以上。不明な点があれば、遠慮なく小出に聞くこと。 1 2015 年 7 月 23 日 4年小出ゼミ 【2】脚注の作り方 〔MS-WORD の場合〕 ①本文中で、脚注を入れたい所にカーソルを置く。句読点の直前がベスト1。 ②上のメニュー、左から4番目の《参考資料》を選ぶと、左から2番目に《脚注の挿入》が ある。 ③そのページの下に枠ができるので、本文と同じように入力する。表示モードが「印刷レイ アウト」であれば、本文と脚注を自由に行ったり来たりできる。 ④脚注の文字は、本文に比べて小さめがよい2。右サイドに空き・不揃いができないようにす るには、その文のどこかで「両端揃え」を設定すればよい。 ⑤既存の脚注の間に新しい脚注を入れるときは、①~③と同じ操作を行う。番号は自動的に 整理される。 ⑥脚注の移動や削除は、脚注番号を指定して移動(=切り取り&貼り付け) ・削除する。ただ し、移動するため番号を切り取ったあとで違う作業をやってしまうと、脚注自体が消える おそれがあるので要注意。 以上。より詳しくは、《ヘルプ》を参照すること。 1 2 こんな感じで。 例えば、これは 10 ポイント。9 ポイントはこのくらい。8 ポイントは小さすぎるか。7 ポイントは・・・ 2 2015 年 7 月 23 日 4年小出ゼミ 【3】「孫引き」に関する文献上の記述 ●図表については①が有益だが、孫引き自体には否定的。一般論の③は、②を参考にしてい る模様。 ①井手翕・藤田節子著『レポート作成法:インターネット時代の情報の探し方』日外アソシエーツ、 2003 年。 引用した図表が、その文献の著書のオリジナルでなく、別の資料から引用したものである場 合は、必ずその原典を探して、その図表を引用する。出典も原典の書誌事項を記入する。孫 引き(引用の引用)をすると間違いが起こる可能性がある。《「図表の引用のしかた」107 頁より引用》 ②宮田昇著『学術論文のための著作権 Q&A:著作権法に則った「論文作法」』(新訂1版)東海大学 出版会、2005 年。(08 年に新訂2版) (その場合は、)引用の箇所の直後に一次文献の出所明示をし、そこに注の表記をしておき ます。そして文節の後か章節の後の注に、二次文献を明記するというのが、望ましいのでは ないでしょうか。(以下略)《「Q1-1 孫引き引用の出所明示」10 頁より引用》 ③北村行夫・雪丸真吾編『Q&A 引用・転載の実務と著作権法』中央経済社、2005 年。 Q 孫引き引用の出所明示の方法を教えて下さい。 A 孫引き引用した部分の直後に原本・原典の出所を明示し、その部分を含む節や章の末尾 に一次引用した著作物の出所を明示します。(以下略)《79 頁より引用》 出所:拙ブログ「もちもちはまがっこう:孫引き考(2)」(2008 年 12 月 15 日) ~削除済み~ 3 2015 年 7 月 23 日 4年小出ゼミ 【4】やむをえず図表の「孫引き」をする場合 ●例えば、ふくお環かんゼミ編『環境データあつまれ♪』(2014 年)という本を見ていて、そ の 40 ページに掲載されている「ぶら下がり健康器の退蔵率」(出所:ぶら下がり愛好会編 『はじめよう!ぶら下がり』2002 年)という図を自分の論文で引用したい、と仮定する。 ●本来は、ぶら下がり愛好会の元データ、すなわち原典を入手し、それを出所として明記し なければならない。しかし、『はじめよう!ぶら下がり』がどうしても見当たらない、とい うことがありえる。 図X ぶら下がり健康器の退蔵率 図がここに。 一次資料 原典:ぶらさがり愛好会編『はじめよう!ぶら下がり』2002 年 出所:ふくお環かんゼミ編『環境データあつまれ♪』2014 年、40 頁 二次資料 ※「原典」は、「原出所」 、「原資料」などの表現も可。 出所:拙ブログ「もちもちはまがっこう:孫引き考(1)」(2008 年 12 月 12 日) ~削除済み、一部変更~ 以 4 上
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