水生生物による水質判定

河川の水質を判定する指標として、そこに住む水生生物を採取し
て、種類や数を調査する方法があります。
この判定に用いる生物を「指標生物」とよびます。水質階級(水の
きれいさの程度)4階級につき、指標生物の関係は図のようになり
ます。
水温や水の汚れの程度により、水中の酸素の量が変わるので、
酸素の量とそこに住む生物の関係から、河川の環境の状態がわか
ります。
出典:国土交通省 川の生きものを調べよう
http://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/suisituhantei/text.pdf
きれいな水(水質階級Ⅰ)の
指標生物の例
ややきれいな水(水質階級Ⅱ)の
指標生物の例
ヤマトシジミ
カワゲラ
サワガニ
カワニナ
出典:岩手河川国道事務所 川の生きものを調べよう
http://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/suisituhantei/text.pdf
きたない水(水質階級Ⅲ)の
指標生物の例
ニホンドロソコエビ
とてもきたない水(水質階級Ⅳ)の
指標生物の例
アメリカザリガニ
タニシ
サカマキガイ
出典:岩手河川国道事務所 川の生きものを調べよう
http://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/suisituhantei/text.pdf
平成25年、関東地方の一級河川のうち利根川や荒川など8水系につ
いて行われた水生生物調査の結果は図のようになります。
水質階級Ⅰ・Ⅱが全体の約9割を占めることから、関東地方の一級河
川の水質は概ね良好であると推定されます。
水を
キレイにね
出典:関東地方整備局 河川部 平成25年関東地方一級河川の水質現況について
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000107673.pdf