Interview 生む 心と笑 の 交流 を 顔 サービス 代表取締役 石山 隼 秋田県出身。大検を取得し、大学の受験 勉強中だった 19 歳の時に聖書と出会い、 クリスチャンとなる。宣教師を目指して いた折、聖書を通して神様からキリスト 教式の冠婚葬祭業を行っていくことの導 きを与えられる。家庭教師やフリースクー ルの講師のアルバイトを続けながら起業 のための準備を進め、2010 年に神愛セ レモニーを立ち上げる。 と大切にしなさい、ということです。母 で買えるものではありません。値段のつ 方の祖母は仏教式の葬儀でしたが、形骸 けようがないほど尊いもの、それがキリ 化していると感じました。お坊さんが唱 ストによる救いなのです。 えるお経にしても正直、その意味が分か 駒田 仏教式との大きな違いですか？ りません。だからもっと中身のある、心 石山 はい。キリスト教式の葬儀は、決 のこもった葬儀を実践するお手伝いがで して悲しいだけで終わらず、天国への希 きればいいな、と。 望と慰めがあります。参列された方から 駒田 その思いから、キリスト教式冠婚 も「キリスト教の葬儀は、明るく希望に 葬祭の事業を始められたのですね。では、 あふれていていいね」というお言葉を頂 ▲ 生花祭壇 仕事のなかで大切にされていることは？ 戴しています。 同じ困難があっても、神様の力によって 石山 単なる形式ではなく、式に意味を 駒田 葬儀という機会を通じて、聖書の それを成し遂げられると思った人と、無 持たせること。私どもは、天国に対する 教えが広がるかもしれないですね。 理だとあきらめた人では成果が全然違う 確信を持ち、希望を持って心に平安を 石山 私も同感です。日本の結婚式の９ と説かれています。やはり聖書の教えを 持って頂くということを、建前でなく本 割はキリスト教式です。葬儀もやはり、 信じていけるかどうかは大切です。 当に信じてやっています。 キリスト教式でもいいのではないかと。 駒田 では最後に、今後の展望を。 石山 全ての人に天国への希望と慰めを 例えば、仏教のお坊さんにとって神仏 は「いると言えばいる。いないと言えば 持って頂きたいですね。葬儀というと、 一般的には人が亡くなったときに関わる いない」存在で、仏式葬儀は少しでも遺 キリスト教式葬儀を提供して 天国への希望と慰めを届ける 族の気休めになるなら ･･･ というスタン 駒田 経営者の部分と信仰者の部分の両 のがオーソドックスですが、私たちは会 スで行われることが多いと聞いていま 立は難しいのでは？ 員特典として生前から積極的に関わって す。一方でキリスト教の牧師さんのほと 石山 正直、そこが今までの、そしてこ います。聖書の世界観や死生観を学んだ んどは、神様や天国の存在を確信したう れからのクリスチャンの課題だと思いま り、喜びにあふれて生きられるような支 えで、他者にその素晴らしさを伝えてい す。聖書の教えは本来、宗教だけではな 援もしているのです。充実した人生を ます。だから形骸化することなく、心の く政治・経済・教育・医療・芸術と幅広 送って頂き、最期には家族や友人との人 こもったお見送りができるのです。 いのですが、近・現代の教会のほとんど 間関係がみんなよくなって、笑顔で見送 駒田 なるほど。それに旧来の葬儀会社 は宗教の領域ばかりを扱ってきました。 られましょうというのがビジョンです。 と違い、料金が明快なのもいいですね。 これからは聖書を信じる人々が、政治経 駒田 たった 5 万円で会員になれるので 石山 仏教式だとお坊さんに 20 ～ 150 済を含め、社会のありとあらゆるところ すよね。 儲け主義の経営ではない部分も、 燃えるような感覚になり、聖句が語りか 万円のお布施をしますが、牧師さんの場 で役に立っていく時代だと思います。そ 興味を持たれやすいと思います。ところ けのように心に響いてきたのです。それ 合は 5 〜 20 万円の謝礼で済みます。戒 れが本当の聖書の教えですから、聖書に で仏教徒も、このキリスト教式で葬儀を 駒田 社長は熱心なクリスチャンと伺っ で、どのようにこの使命を果たしていけ 名がないので、莫大なお布施がいらない 従っていけば大丈夫です。 挙げられますか？ ています。 ばいいか祈っていたら、次の聖句が響い のです。 駒田 聖書があるので、ある意味、指針 石山 はい。聖書の神様は全人類をつく 石山 ありがとうございます。キリスト てきました。 キリスト教による救いは、神様の恵み や基準がしっかりなさっていますね。 られた創造の神様ですから、全ての人を 教を日本中に広め伝えたいとの思いで宣 「良い名声は良い香油にまさり、死の によって与えられるものですから、お金 石山 ええ。聖書の中では、同じ問題、 創り主に委ねます。 教師を目指し、熱心に聖書を読んでいた 日は生まれる日にまさる。祝宴の家に行 のですが、そのなかで聖書の御言葉を通 くよりは、喪中の家に行くほうがよい。 して神様からお導きを頂いたのです。 そこには、すべての人の終わりがあり、 「神である主の霊が、わたしの上にあ 生きている者がそれを心に留めるように る。主はわたしに油をそそぎ、貧しい者 なるからだ」 （伝道者の書 7:1,2） に良い知らせを伝え、心の傷ついた者 この 2 つの聖句が、起業のきっかけで をいやすために、わたしを遣わされた。 す。 捕らわれ人には解放を」（聖書・イザヤ 駒田 これらの言葉にはどんな意味が？ すが、心から信用できる指針があるのは何よりの強 埼玉県さいたま市大宮区桜木町 4-903-1 101 TEL / FAX 048-871-5638 フリーダイヤル 0120-971-309 61:1） 石山 祝いごとで悦び楽しむのもいいけ みではないでしょうか。今後も心のこもった葬儀の この御言葉を読んでいるうちに、聖句 れど、人の死があるところに行き、静か URL http://www.shinai-ceremony.org/ が光っているように見え、心がぼーっと に人生について思いめぐらす機会をもっ 「葬儀は本来、故人を悼み、愛する人を失った悲しみを他者と共にし、生と死を司る神様を想う 時であるはず」という確固とした信条をもとに、キリスト教式葬儀を提供する神愛セレモニー。 熱心なクリスチャンとして、真摯な経営者として信仰を軸に活動なさる石山社長にお話を伺った。 神様からの御言葉に従って起業 Company Data>> 神愛セレモニー 〒 330-0854 100 経営者として新しい伝道の形を築く Guest Comment>> 駒田 徳広（野球評論家） 聖書という教科書に沿って事業を進めていらっしゃ るので、現実問題、聖書に書かれていることをどの ように実現していくかという課題もあるとは思いま お仕事を続けて、より多くの方々にキリストの教え を知ってもらうことで、人々の救いという大きな目 標に向かっていって頂きたいですね。 101
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