第24号 4月1日発行

平成27年( 2015) 4月1日
No.24
毎日セーフティサポート
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詐欺被害回収、保釈金で
60代女性側が差し押さえ
特殊詐欺被害に遭った宮崎県の60代女性の相談を受けて県警と弁護士が連携し、詐欺罪などで有罪が確
定した詐欺グループの指示役の男(30)=千葉県船橋市=の保釈保証金を差し押さえるなどして被害金の一
部を回収したことが分かった。
県警や弁護士によると、女性は2013年5月、投資トラブル解決名目で現金500万円をだまし取られ
た。その後も現金を要求されて不審に思った女性の通報で、県警は14年1月までに男ら5人を逮捕した。
県警は女性から「金を取り戻したい」と相談を受け、13年12月に宮崎市の弁護士に連絡。弁護士は女
性の依頼を受け、起訴された男が裁判所に納付した保釈保証金など計460万円を14年9月に仮差し押さ
えした。男は同11月に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決の言い渡し後、計220万円を被害者に弁済し
た。
これとは別に女性は、男に対し被害金返済を求める民事訴訟を起こし、同12月に勝訴。弁護士は被害金
の残金の差し押さえを宮崎地裁に申し立て、今年1月に認められた。まだ完済されず、女性側は差し押さえ
られた被害金を保管する男の弁護士に対し、再び民事訴訟を起こす方針。(毎日新聞から)
長男名乗る電話
2600万円詐欺被害
早良区の男性
早良署は3月13日、早良区に住む無職の男性(78)
が、48歳の長男を名乗る男から電話で現金を無心され
て呼び出され、計2600万円だまし取られたと発表し
た。電話役や受け取り役で少なくとも4人が関与する詐
欺事件とみて捜査している。
同署によると、男は2月25日に「部下が自分の印鑑
を使って会社の3000万円を着服した」などと電話。
男性は指定されたJR博多駅近くの路上で、同26日か
ら3月4日までの4回にわたり、受け取りに来た若い男
らに計2600万円を手渡したとされる。類似事件が多
く、注意を呼び掛けている。
特殊詐欺の被害を未然防止
銀行行員に感謝状
にせの電話で現金をだまし取る特殊詐欺の被
害を未然に防いだとして、
○ 春日署は3月18日、福岡銀行昇町支店(春
日市)の行員に、
○ 早良署は3月20日、福岡銀行荒江支店(福
岡市早良区)の行員に、
感謝状を贈った。
行員さん、ありがとう!
株購入名目 6330万円詐欺
久留米の女性
久留米署は3月17日、久留米市の無職の女性(54)が電話による
株購入名目の詐欺に遭い、現金6330万円をだまし取られたと発
表した。
同署によると、1月下旬、金融会社を名乗る男が電話で、実在の
大手製薬会社名を挙げて株購入のための名義貸しを女性に依頼。女
性が応じると後日、同じ製薬会社を名乗る男から「あなたの名前で
株購入の1000万円が振り込まれているが、当社にあなたとの取
引がないので返したい」と電話があった。
さらに「取引実績を作るため100万円を送ってほしい」「インサイダー取引に引っかかり、口座に金が
あると没収されるので全額預かる」などと請求され、3月にかけて東京都のアパートに現金を宅配便で送っ
たという。
工藤会系組幹部ら逮捕
太陽光パネル1100枚盗む
建設現場から大量の太陽光パネルを盗んだな
どとして、福岡県警捜査3課は3月12日、特
定危険指定暴力団工藤会系組幹部、K容疑者
(47)ら7人を窃盗容疑で、指定暴力団山口組系
組幹部、T容疑者(42)ら5人を盗品等有償譲り
受け容疑で逮捕したと発表した。
逮捕容疑は、K容疑者らが昨年10月25~
26日、福岡県宗像市の大規模太陽光発電所(メ
ガソーラー)建設現場からパネル1100枚(約
3300万円相当)やトラック1台を盗み、T
容疑者らが11月13日、それらのパネルを盗
品と知りつつ約1000万円で買い取ったとし
ている。(毎日新聞から)
出所祝い禁止
工藤会に命令
福岡県公安委員会は3月20日、暴力団対策
法に基づき、特定危険指定暴力団「工藤会」の
暫定トップら幹部2人に対し、一般人襲撃事件
に関与した服役中の幹部ら2人への出所祝いや
昇格などの「称揚行為」を禁ずる命令を出した。
県警によると、一般人襲撃事件に関して指定
暴力団トップに称揚行為を禁止するのは全国
初。違反すると逮捕される。服役中の2人はそ
れぞれ元漁協組合長射殺事件(1998 年)とゴル
フ場支配人襲撃事件(2000 年)に関与したとし
て実刑判決を受けた。
また、県公安委は20日、工藤会本部事務所
など2カ所に対する使用制限についても改めて
本命令を出した。
暴力団の特殊詐欺増加
昨年摘発
全国の警察が2014年に摘発した暴力団員(準構成員含む)は前年比
2%減の2万2495人で、罪種別では詐欺が10.4%に上り、統計を取
り始めた1946年以降で初めて窃盗の比率を上回ったことが警察庁のま
とめで分かった。
罪種別のトップは覚せい剤取締法違反で26.5%を占めた。詐欺の中では特殊詐欺が目立って増
えており、同庁は「威力を示す犯罪の取り締まりが強化され、資金源を特殊詐欺にシフトした可能性
がある」とみている。
それによると、特殊詐欺に関与したとして摘発された暴力団員は前年比38%増の6.89人。半
数近くは現金受け取り役だった。
公営住宅、暴排は合憲
兵庫・西宮の条例
最高裁が初判断
市営住宅からの暴力団組員排除を定めた兵庫県
西宮市の条例が憲法に反するかどうかが争点とな
った部屋の明け渡し訴訟で、最高裁第2小法廷(千
葉勝美裁判長)は3月27日、条例は「合意」と
の初判断を示し、被告の男性組員側の上告を棄却
する判決を言い渡した。市の請求を認め、組員に
立ち退きを命じた2審判決が確定した。
2007年に東京都町田市の都営住宅で起きた
組員の立てこもり事件を受け、国土交通省が排除
措置を促す通知を出しており、現在、全国の都道
府県と政令市の9割が同種の条例を定めている。
最高裁は「組員が市営住宅に入居し続ければ他の
住民の平穏な生活が侵害される恐れがある」と指
摘し排除規定は不合理な差別には当たらないと判
断した。
判決によると、西宮市は05年、男性に市営住
宅への入居を許可。10年に指定暴力団山口組系
阻員と判明したため、条例に基づき明け渡しを求
め提訴した。1審・神戸地裁尼崎支部、2審・大
阪高裁とも市側勝訴の判決を言い渡した。
危険ドラッグ
摘発最多
14 年法改正で取り締まり強化
警察庁は3月5日、2014年に全国の警察
が危険ドラッグを巡って摘発した事件が70
6件(前年比5.6倍)、摘発(逮捕・書類送
検)された人数は840人(同4.8倍)でい
ずれも過去最多だったと発表した。取り締まり
の強化と、単純所持・使用も摘発できるように
なった昨年4月の医薬品医療機器法(旧薬事
法)改正が後押ししたとみられる。危険ドラッ
グの使用が疑われる死者は112人で、前年
(9人)の12倍以上に上ったが、昨年後半か
らは減少傾向もうかがえるという。
危険ドラッグの入手先は街頭店舗が366
と58%を占め、インターネット経由が19.
7%の124人だった。
警察は街頭やネット上の計95店舗を摘発
し、少なくとも91店は廃業したとみられる。
製造拠点は7件摘発され、宮城、埼玉、千葉、
京都、沖縄など11府県の13カ所を捜索。原
料となる化学物質は全て中国から輸入されて
いた。
わいせつ行為「200回」供述
24歳被告追送致
県警捜査終結
県警子ども・女性安全対策課は3月13日、小学生の
体を触るなどわいせつ行為を繰り返したとして早良区内
野1、無職、K被告(24)=公然わいせつ罪で起訴=を計
7件の公然わいせつと県迷惑行為防止条例違反(痴漢)
の容疑で福岡地検に追送致したと発表した。
県警によると、K容疑者は、昨年7~10月に西区で
公然わいせつと痴漢を計200回繰り返したと供述して
いる。K容疑者は「露出や痴漢のインターネット動画を
見てやってみようと思った。興奮してやめられなかった」
と話している。
追送検容疑は、西区内浜1の歩道で小学2年の女児(当
時7歳)の体を触るなど、昨年10月と今年2月に西区
と中央区で小学2年~高校1年の女性にわいせつな行為
をした、としている。
被害の大半は被害届が出されていなかった。K容疑者
は下校時間を狙い、交差点やバス停で待つ小学生らに自
転車で近づいて胸などを触りたり、路地で下半身を露出
したという。(毎日新聞から)
司法取引 通信傍受拡大へ
女性1割ストーカー被害
うち3割が「命の危険」
20歳以上の男女計5000人にスト
ーカー被害の経験を聞いたところ、回答
した女性の10人に1人が「執拗な付き
まといや待ち伏せなどを受けた」と回答
したことが、内閣府が3月27日に公表
した調査報告書で分かった。被害女性の
8割は周囲に相談したが、警察に知らせ
たのは1割だけだった。ストーカー被害
を巡る国の無作為抽出調査は初めて。担
当者は「深刻な数字で、被害が潜在化し
ている可能性が高いことをうかがわせ
る」としている。
それによると、女性の11%、男性の
4%が、被害経験があると回答。女性の
20~40代では15%を超えた。被害
を受けた女性の29%は「命の危険を感
じた」と答え、36%が電子メールやイ
ンターネットが使われたとした。
可視化義務化
閣議決定
○裁判員裁判対象事件と検察独自捜査事件の取り調べ全過程を可視化。
○容疑者や被告が他人の犯罪事実を明らかにした場合、検察官は見返りに起訴の見送り、求刑軽減で
きる司法取引を導入。
○証言内容を証人の不利益証拠にしない条件で検察官は裁判所に証人申請できる制度を導入。
○現在は薬物や銃器犯罪など限られている通信傍受対象に、組織性が疑われる詐欺や窃盗など追加。
○録音データを改変できないような機器を使えば、電話会社の担当者の立ち会いは不要。
○公判前整理手続きで検察官が被告側に証拠の一覧表を交付。
○勾留された全容疑者に国選弁護人を付ける。
ネットで家電不正購入
容疑の中国人5人逮捕
福岡、山口両県警は2月24日、クレジットカード
番号を悪用して注文した商品をマンションの空き室に
配送させて盗んだとして、大阪市淀川区木川東4、無
職、R(26)、福岡市東区原田1、大学生、I(20)両容
疑者ら、いずれも中国籍の男女計5人を窃盗や私電磁
的記録不正作出・同供用などの容疑で逮捕した。
両容疑者の逮捕容疑は、不正入手したクレジットカ
ード番号を使い、群馬県の家電量販会社にインターネ
ットでノートパソコン1台(13万4770円)を注
文。福岡市東区のマンション空き室に発送させて受取
ったとしている。
5人のうち4人は日本語学校で知り合っていた。R
容疑者が指示し、I容疑者らがマンションの水道メー
ター内に置かれた合鍵を使って空き室に侵入していた
とみている。合鍵はマンション管理会社が不動産業者
のために置いていた。クレジットカード番号はフィッ
シング詐欺で騙し取られた可能性があるという。
小学校教諭を逮捕
信用棄損容疑
異物混入装う
コンビニエンスストアで購入したおに
ぎりに銀歯が入っていたとうその新聞報
道をさせ店の借用を傷付けたとして、宮
崎県警は3月29日、同県日向市比良町
2、小学校教諭、K容疑者(46)を借用毀損
容疑で逮捕した。逮捕容疑は、2月25
日、自宅に毎日新聞の記者を呼び「セブ
ンイレブン日向南町店で購入したおにぎ
りを食べていたら銀歯が出てきた」とう
そをついて全国に報道させ、店の借用を
傷付け業務を妨善したとしている。
県警日向署によると、K容疑者は同日、
署に「おにぎりに銀歯が入っていた。自
分のものではない」と相談。警察は翌日、
店とK容疑者双方から事情を聴き、後日
調べたところ、銀歯はK容疑者が治療し
た歯に埋めていたものと判明した。
駐車場・マンション向け
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