平成27年6月5日 不審電話情報提供 北海道後期高齢者医療広域連合 ① 発 生 日 平成27年5月18日 市 町 村 厚岸町 5月18日、厚岸町在住の被保険者宅に、役場職員「スズキ」を名乗る 者から電話があり、「後期高齢者医療の医療費の過払い分(高額療費費) がある」とのことで、振込みができる金融機関をきかれた。北洋銀行に口 座があることを伝えると、北洋銀行からまた連絡するといわれた。その時 点で怪しいと思い役場と北洋銀行に連絡。その翌日に、北洋銀行コールセ 概 要 ンター「ハシモト」と名乗る者から電話があり、「昨日、電話した件で還 付金が28,564円あります。」といわたれので、電話番号を尋ねたら 電話を切られた。 当課には「スズキ」という職員はおらず。後期保険料を調べるも、還付 は出ていないことを確認。還付金詐欺の可能性があるので、同様の電話へ 対 応 の注意を促した。また、担当部署のまちづくり推進課へ情報を提供し、町 内に防災無線を流した。 ② 発 生 日 平成27年5月中旬 市 町 村 岩見沢市 5月中旬(日付不明)、岩見沢市在住の被保険者宅に岩見沢市保険係職 員「サトウ」を名乗る人物から「保険料の還付金が3万円分あり、銀行振 り込みをするので振込先を教えて欲しい」と電話があった。使用している 銀行名を聞かれたため、銀行名・支店名を伝えてしまったが、口座番号は 概 要 聞かれなかった。 甥にすべて預けてあるので、振込みになったか確認の電話をしたが連絡が ないので銀行に行く前に市役所に聞きに来た。 課内で確認したが、該当するようなものはなく、電話をした者もいない。 その旨を被保険者に伝え、詐欺の可能性があるので、警察に連絡をするよ 対 応 う促した。 ③ 発 生 日 平成27年5月中旬 市 町 村 夕張市 5月中旬(日付不明) 、夕張市内の被保険者宅に、 「医療費の見直しで2 ~3年前の戻る分があり、青い封筒にて通知したが、連絡がないので電話 しました。」との内容の電話があった。身に覚えがないと伝えたところ、 キャッシュカード、クレジットカードを持っているかと聞かれ、「カード は持っていない。」と伝えたところ電話が切れた。 概 要 後日、不審に思い確認のため当係に連絡された。 まず、被保険者の高額療養費が戻し終わっていることをシステムにて確 認した。そして、被保険者に医療費の戻る分がないことと、仮に医療費が 戻る場合であっても、通知は行うが青い封筒では行っていないことを伝 対 応 え、何度も連絡が来るようであるならば、警察に連絡をするよう促した。 ④ 発 生 日 平成27年5月25日 市 町 村 滝川市 5月25日午前、滝川市在住の被保険者宅に,市役所保険課「ヤマナカ」 を名乗る男性から電話があり、「平成21年から平成26年の間の医療費 の払い戻しするものがあり、水色の封筒に入れて書類を送っているが、3 月末までの締め切りだったが手続きをしていない、払い戻しを希望するの であれば、手伝う」と言われ、 「結構です。 」と答えて、電話をきった。 概 要 今はやりの詐欺かと思い当係へ連絡された。 課内で確認したが該当するようなものはない。また。返還することがあ る場合は、以前申請のあった口座に振込まれ、お知らせが自宅にお手紙で 届くと被保険者に説明し,同様の電話への注意を促した。警察、消費者セ 対 応 ンターへの情報提供について、了解された。 ⑤ 発 生 日 平成27年5月25日 市 町 村 岩見沢市 5月25日、市民連携室に電話で連絡があり、「岩見沢市役所を名乗っ て医療費が戻るという電話があった。23~4年ごろの医療費が3万円戻 ると言い、携帯電話は持っているか、口座はどこかと聞かれた。ゆうちょ しかないと答えたら、キャシュカードの番号を教えてと言われたが、手元 にないから判らないと答えた。不審に思い、どこの課の誰なのか名乗りな 概 要 さいと言うとガチャンと電話が切られた。普段は2階に息子夫婦がいる が、今日はあいにく留守にしているため、市役所に電話した。最近2~3 回無言電話が続いていたのも気になる。」 市民連携室で各課に確認したが、該当するようなものは発生していなか ったので、その旨を被保険者に伝え、詐欺の可能性があるので、息子さん 夫婦に本件について話し、用心するよう伝えた。次に同様の電話があった 対 応 場合はすぐ市役所や警察に連絡をするよう説明した。 ⑥ 発 生 日 平成27年5月25日 市 町 村 北見市 5月25日午後、北見市在住の被保険者宅に市役所と名乗る男性から電 話があった。名前は何度か確認したが、聞き取れなかったとのこと。 内容は、「平成27年1月分の医療費が戻る。緑色の封筒で案内してい たが、まだ手続きしていないので、振込先の銀行を教えてほしい。」との こと。 概 要 被保険者は、緑色の封筒を探したが自宅になく、利用している金融機関 名を告げると、相手から何か言われたが、内容が難しく、娘と市役所へ行 くと伝えて電話を切った。 その後、被保険者から電話の内容を確認したいと北見市役所に連絡が あった。 高額療養費の申請をしており、高額療養費は自動的に口座へ振込してい ること、1月分の高額療養費は発生していないこと、北見市から電話連絡 対 応 をしていないことを説明し、今後も同様の電話への注意喚起を促した。 ⑦ 発 生 日 平成27年5月26日 市 町 村 夕張郡栗山町 5月26日、栗山町の被保険者宅に栗山町役場の職員「ヤマナカ」と名 乗る男性から午後 1 時半頃電話があり、「医療費の還付金が3万円ほどあ る」とのこと。また、取引している銀行はどこかと聞かれ、●●銀行と返 答した。 概 要 その後、「口座に還付するので隣町の由仁町役場内のATMの前で待ち合 わせましょう」と指示された。言われたとおりATMの前で待つがヤマナ カも現れず、かつ、隣町まで行くように指示されたことなどを不審に思っ た本人は、その後すぐに栗山町役場(医療給付担当課)に来庁した。 役場に「ヤマナカ」という職員はいないのと、療養費等の支給は発生し ていない事、そのような手続き等はない旨を被保険者に説明し、少しでも 不審に感じたら行動する前に役場に確認の電話をするように話をし、今後 対 応 同様の電話への注意を促した。 また、役場の生活安全担当課へ報告し、所轄の警察署に情報提供を行っ た。 ⑧ 発 生 日 平成27年5月27日 市 町 村 長沼町 5月27日午後、長沼町在住の被保険者宅に役場職員の「ヤマダ」を名 乗る男性から不審な電話があり、「高額医療費の払い戻しの手続きの案内 を青い封筒で郵送したが、まだ手続きされていない。手続きをすると2万 円程戻るので、手続きして欲しい。口座(銀行)はどこにあるか?今から 手続きに来られないか?役場に銀行のATMがあるので、そこへキャッシ ュカードと印鑑と携帯電話を持って来て欲しい。携帯の番号を教えて欲し い。こちらから電話するので、役場のATMで20分程待っていて欲し 概 要 い。 」と言われた。 携帯電話を持ちながら、道銀派出の窓口にATMの場所を尋ねてきたと ころ、不審に思った職員が声をかけ、内容を聞き取り、偽装電話であるこ とがわかった。 役場に到着してから、同じ男性から携帯電話に電話がかかってきたが 「すでに建物の中にいるのか」聞かれ、ごまかしたものの、電話は切れて しまった。 電話は非通知設定であり、その後の連絡はない。 詐欺行為と思われるため、警察への通報を促したところ、栗山警察署職 対 応 員が本人に聞き取りに来庁した。 ⑨ 発 生 日 平成27年5月28日 市 町 村 美唄市 5月28日午前、美唄市在住の被保険者宅に市役所職員風の男から電話が あり、 「重複して3万円ほど払い込んでいると通知を出したが、手続きに来な いから連絡した。」 という還付金の案内(何の還付金かは聞いていない)をされた。 「手続きをしにいくか」と聞いたところ、 「困るから来なくていい、後日再度 概 要 通知を出す」と言われた。 電話を切られそうになったため、名前を尋ねたところ、 「ヤマダ」と答えた後、 電話を切られた。 通知を待ったが、届かないため、怪しいと思い市役所に連絡した。 税務課・保険年金 G で確認したが、該当する還付金はなく、電話をしたも のもいなかった。 対 応 折り返し電話した際に、その旨を伝え、十分注意するように促した。 ⑩ 発 生 日 平成27年5月29日 市 町 村 芦別市 5月29日、芦別市内の被保険者宅に市役所を名乗る若い男性から「保 険料の還付金が3万いくらある。半年ほど前に通知を出している。」と電 話があった。 「携帯電話を持っているか。」と聞かれたので「持っていない。」と答えた 概 要 ところ「また、文書を送る。」と言って電話が切れた。 本人が市内にいる娘に連絡をし、娘から市役所に問い合わせがあった。 後期高齢者医療では保険料の還付は発生しておらず、医療費の還付も手 続き済みである。介護保険課及び税務課に確認をしたが電話をしたものは いなかった。 その旨を連絡をくれた娘さんに伝え、道内でも同様の詐欺事件が発生し 対 応 ているため、不審に思われる事や文書が届いたら市役所に直接電話するな ど、注意するよう伝えた。 ⑪ 発 生 日 平成27年5月29日 市 町 村 帯広市 5月29日午前、帯広市在住の被保険者宅に帯広市職員の「ヤマシタ」 を名乗る男性から「昨年10月から11月までの医療費の払い戻しが3万 円程度あり、3月までの締め切りであったが払い戻しができる。 「モリタ」 という職員が市内のスーパーの北洋銀行のATM前にいるから訪ねてほ 概 要 しい」と連絡があった。12時20分頃、被保険者がATM前に行ったが、 「モリタ」という職員はおらず、その後、不審に思った被保険者が帯広市 役所に電話連絡したところ判明した 該当被保険者及び被保険者の属する世帯に対し還付金は医療・保険料共 に現在は発生してないことを確認し、還付金の事実はないこと、市役所か らは連絡してないこと、金融機関での手続きの案内は行わないこと等を説 対 応 明し、警察へ通報するようお願いした。 なお、帯広市役所国保課には「ヤマシタ」 、 「モリタ」という職員は存在 しない。 ⑫ 発 生 日 平成27年6月1日 市 町 村 旭川市 6月1日午後、旭川市在住の被保険者宅に「医療費の還付金がある。」 との内容で男性から電話があり、 「医療費還付金25,000円について, 1月に案内を送っているが,そちらから連絡がない。5月末が締切だった が,すぐに手続きすれば還付できる。 」とのこと。 概 要 口座のある銀行を聞かれ,ゆうちょ,農協,留萌信金と答えると,それら では振込できない,北洋銀行等の口座はないかと聞かれた。「ない」と答 えると,また電話すると言って電話は切れた。 該当するような還付金の発生はなく,市からそのような連絡はしていな いこと,詐欺の電話と思われることを説明した。 被保険者は,本日,老人会の集会で高齢者への特殊詐欺に関する警察官 の講話を受けており,その際に,不審電話等があった場合は警察に連絡す 対 応 るよう言われたので,すぐに連絡すると話していた。 今後も特殊詐欺に狙われる可能性があるため,十分に注意するよう促し、 当市消費生活センターに情報提供した。 ⑬ 発 生 日 平成27年6月2日 市 町 村 岩見沢市 6月2日午前、岩見沢市在住の被保険者宅に農業会館職員の「モリタ」 を名乗る男性から「後期高齢の保険料が還付となる通知(青い封筒)を昨 年送っているが返事がない。見ているか」との内容の電話があった。「農 協の通帳を持っているか」ときかれたので、「2つ持っている」と答えた 概 要 ところ、両方を持って農業会館まで来るように言われたが、2時ごろでな いと行けないと言ったところ、今すぐでないとダメだと言われ、携帯電話 の番号を教えてしまった。同居する娘に、おかしいと言われ市役所に相談 にきた。 課内で確認したが、該当するようなものはなく、電話をした者もいない。 対 応 その旨を窓口で被保険者に伝え、詐欺の可能性があるので、警察に連絡 をするよう促した。 ⑭ 発 生 日 平成27年6月4日 市 町 村 滝川市 6月4日午前、滝川市在住の被保険者宅に,市役所を名乗る男性から電 話があり、「医療費の払い戻しするものがあり、青い封筒に入れて書類を 送っているが、3月末までの締め切りだったが手続きをしていない、払い 戻しの手続きをしたいので振込先の金融機関を教えてほしい。」と聞かれ 概 要 たので北洋銀行と答えた。 (金融機関名のみで番号は伝えなかった) 「市役所から北洋に確認をとり、後ほど北洋銀行の担当者から連絡があ るのでそこで手続きを行ってほしい。 」と言って切れた。 電話の内容が不審だったため、確認のため市役所に連絡をしたことによ り事態が判明した。 課内で確認したが該当するようなものはない。また、返還することがあ る場合は、以前申請のあった口座に振込まれ、支給決定通知が自宅にお手 対 応 紙で届くと被保険者に説明し,同様の電話への注意を促した。警察、消費 者センターへの情報提供について、了解された。 貴管内において、同様の事例が発生した場合は、当広域連合へ情報提供願います。 北海道後期高齢者医療広域連合 担当:総務班 三上 〒060-0062 札幌市中央区南2条西14丁目 TEL:011-290-5601 国保会館内 FAX:011-210-5022 mail:[email protected]
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