連合ニュース289号(2015.7.1)

れんごうYAMANASHI No,289
(1)
日本労働組合総連合会
山梨県連合会(略称 連合山梨)
No,289
2015.7.1
ストップ・ザ・格差社会! すべての働く
者の連帯で「安心社会」を切り拓こう!
一生派遣で低賃金の悪法、
『労働者派遣法改正案』が衆議院で可決
民主・社民・生活が反対するなかで、議論を尽くさぬまま
維新は骨抜きにされた同一労働同一賃金推進法案と
引き換えに採決応じる
労働者派遣法改正案が6月19日、衆議院本会議において
可決されました。この法案は『生涯派遣で低賃金』の派遣
労働者を拡大させるとともに、現在の派遣労働者に対して
なお一層の雇用不安を増大させる内容となっている。
この間連合が求めてきた「直接雇用化の推進」や「正社員
登用への道筋」などはまったく取り入れられないばかりか、
安倍総理は「派遣先への直接雇用の申し込み等の安定措置を
行う」、
「将来のキャリアアップにつながる制度である」との
詭弁を繰り返し、民主・社民等が反対するなかで自民・公明
の賛成により衆議院で可決された。
一方で、先の厚生労働委員会では山梨1区の民主党・中島克仁衆議院議員も質疑に登壇し、労働者派遣法改正案
の問題点を厳しく追及するとともに、
「廃案とすべき」と強く訴えつつ、慎重審議を求め、連合山梨と歩調をあわせ
て全力で成立阻止に向けた取り組みを展開していただいた。
連合山梨は、派遣法改正案の成立阻止に向けて、これまで4月29日メーデー、5月27日全国統一集会等を含め、
各産別・地域協議会と連携した街宣行動や反対ビラ配布活動などを展開し、広く県民に訴えかけてきた。
私たちは、引き続き参議院における法案の徹底審議を求めるとともに、同法案を廃案に追い込むべく連合本部と
連携した取り組みを組織の総力を挙げて全力で取り組んでいく。
〒400-0858 山梨県甲府市相生2丁目7-17 労農福祉センター内 TEL.055-228-0050 FAX.055-222-1189
URL. http://yamanashi.jtuc-rengo.jp/ E-mail. [email protected]
発行人 萩 原 雄 二
れんごうYAMANASHI No,289
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女性の雇用労働者総数に占める非正規労働者の割合は55.8%と
半 数 を 超 え て い ま す。そ の う ち パ ー ト・ア ル バ イ ト の 割 合 は
43.9%になります。労働者派遣法の改悪によって、
「生涯ハケンで
低賃金」の労働者が増大することは間違いありません。
連合は、2004年から6月を「男女平等月間」とし、非正規労働者
を含めて「すべての労働者の均等待遇の実現と、不利益取り扱いや
ハラスメントなど性差別を禁止しよう」など、4つのテーマを掲げ
取り組みを進めています。
連合山梨は、女性労働相談と男女平等セミナーを行いました。
6月は
男女平等月間
6
11 ∼ 12
THU
FRI
全国一斉 女性のための全国労働相談を実施
相談者のほとんどが、労働組合が無い職場で働く方々
連合山梨では、働く女性からの悩みや困り事に対応する「女性の
ための全国一斉労働相談」を実施しました。これは、男女平等月間で
ある6月に合わせた重点的な取り組みとして行われており、今年で
3年目となります。
2015年度は6月11日(木)∼ 12日(金)の2日間において実施し、
当日は、女性委員会の委員と小沢アドバイザー、地協の事務局長が
相談員として対応しました。
相談内容は、
「有給休暇の取得」
「職場内でのパワハラやセクハラ」
など、専門的な質問も寄せられました。
まだまだ厳しい環境で働いている女性が多く、女性特有の悩みの
解決には女性のサポートが必要で、今後も継続して取り組む必要が
あると再確認しました。相談者の中には、
「会社に相談しても取り合ってくれない」、
「会社に相談すると不利益が
あるのではないかと心配」との声もあり、職場の中で相談窓口をしっかり整備する必要があると感じました。
相談者のほとんどが、労働組合が無い職場で働く方々でした。
女性委員会 委員長 奥脇 美穂 6
20 男女平等参画セミナーを開催
SAT
「制度はあるが活用が不十分」などの意見も
6月20日(土)9時30分よりかんぽの宿石和において2015男女
平等参画セミナーを開催しました。
当日は、連合本部より高橋睦子副事務局長にお越し頂き、
『なぜ、
今 男女平等参画なのか?』をテーマに少子高齢化社会の到来や働く
女性の現状、日本社会の伝統的な背景などの課題を示すとともに、
これらを克服し、男女の相互理解を進めていくこと、女性の更なる
活動への参画が必要と
のお話がされました。
その後はグループワークとして、参加者それぞれの産別、単組の
男女平等参画の推進状況や産休・育休などの制度の有無や活用状況
などについて理解を深め、
『制度はあるが活用が不十分』、
『同じ法律
なのに企業や上司個人によって理解に濃淡がある』などの意見が
寄せられ、女性自らが社会を変えていく先頭に立つ必要性や、これ
まで以上に男性の理解と協力が必要といった発表が行われ、参加者
の出身労組でそれぞれの立場から男女平等参画を進めて行くことを
確認しあいました。
男女平等参画委員会 委員長 久保寺 成典 れんごうYAMANASHI No,289
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6
16
TUE
金属部門連絡会 役員研修会
仁科工業 の「見える化」とりくみ
6月16日(火)、金属部門連絡会は、2015年度「役員研修会」を
長野市にある油圧制御装置の開発・製造・販売を手掛ける「仁科
工業株式会社」を会場に、14名の役員が参加し開催いたしました。
昨今の物づくりの職場における課題・問題は、安全の確保をはじ
め・品質管理やその維持、そして技術・技能の継承や、そこで働く
方々の福利厚生など多岐に亘っており、その取り組みを労使で連携
して改善に繋げていくことが重要です。
仁科工業労組では、この数多くの課題・問題を組合の視点で会社と論議し、水平展開を行い、職場の各所に
「見える化」することで、職場の意識付けと同時に、家族を対象とした「職場参観日」といった見学会も設定し、
どのような環境で働いているかを家族も知ることで、客観的視点で「安心と安全」を確認することができていると
感じました。
今後も、金属部門連絡会は、様々な生産現場を通じた役員のスキルアップに努め、同時に組合運動に活かして
いきます。
金属部門連絡会 議長 齊藤 伊人 6
22
MON
交通・運輸部門連絡会 羽田研修
JALメインテナンスセンター、ヤマト運輸羽田クロノゲート見学で圧倒される!
6月22日(月)、交通・運輸部門連絡会は、連絡会発足初めての行事
として参加者22名で2社の研修を実施いたしました。
JALメインテナンスセンターでは、事業概要の説明を受けたのち
整備場に向かいました。参加者は整備場の大きさ、間近で見たボー
イング777の大きさにびっくりしていました。担当者から整備内容の
説明を受け、参加者からも細部にわたる質問がありました。また整備
場の前では旅客機の着陸が分刻みに行われるのを見て参加者も圧倒さ
れていました。
次にヤマト運輸羽田クロ
ノ ゲ ー ト を 見 学 し ま し た。
事業概要の説明を受けた
のち、屋上の大型駐車場や屋上緑化、乗務員休憩所、荷物の仕分けを
管理する集中管理室を見学しました。実際に荷物が目の前を流れて
いき間違いなく仕分けされる最新物流システムを見て、参加者は流れる
スピードや正確さにこちらもまた圧倒されていました。
来年度もまた連絡会の活動が活発にできるように行っていきたいと
考えています。
交通・運輸部門連絡会 議長 宮下 竜三 鈴木幹雄 副事務局長 退任あいさつ
昨年7月より、構成組織の多くの
皆さんにも支えられ、一年間という
短 い 間 で し た が、ご 支 援 と ご 協 力
いただきました事に深く感謝いたし
ます。ありがとうございました。
こ れ か ら も 電 力 総 連 と し て 参 画
いたしますのでよろしくお願いいた
します。
木下昭英 副事務局長 新任あいさつ
7月1日から、新たに副事務局長
と し て、お 世 話 に な る 電 力 総 連 の
木下(きした)昭英です。
昭和52年生まれ、かに座、B型です。
1日も早く連合活動に貢献できるよ
う精進していきます。
引き続きのご支援、ご協力をよろ
しくお願い申し上げます。
れんごうYAMANASHI No,289
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6
9 ∼ 13
TUE
SAT
熱 烈 歓 迎 第11次四川省総工会友好訪中団
6月9日(火) ∼ 13日(土)の4泊5日の日程で、駒澤副会長を
団長とする6名の友好交流訪中団は、中国成都市内の四川省
総工会本部を皮切りに、同省の職工互助保険会、四川移動通信
工会、そして震災被災地など成都市内の拠点を視察し、意見
交換を行いました。
現地の羅茂郷常務副主席をはじめ総工会指導幹部、国際連絡
部から国賓級の手厚い歓迎
を受け恐縮するばかりであ
りました。
百 聞 は 一 見 に し か ず、
中国の歴史や経済の発展・
成長は目をみはるばかり、高層ビル・マンション、自家用車、電動バイクの
通勤ラッシュは以前の中国の風景を一蹴する勢いです。
歴史と文化に、そして何よりも四川省総工会の皆様の温かい心に触れること
ができました。日中友好に乾杯!!(イーコーメン)
第11次四川省友好訪中団 団長 駒澤 美貴男 四川大地震被災地にて
犠牲者へ祈りを捧げる
5
30
SAT
地域・地区協議会の活動
富士五湖地区協 公園美化活動
草刈り・ごみ拾い 終了後はバーベキューで懇親
5月30日(土)、富士五湖地区協は2010年から行っている富士
吉田市との「公園美化ボランティア協定」に基づく公園清掃活動を
実施しました。
構成12組合から組合員・家族28名が参加し約2時間半かけて
富士吉田市城山公園の草刈り・ゴミ拾い等を行いました。終了後
は場所を移して恒例となっている「反省会を兼ねたバーベキュー」
で盛り上がり懇親を深めました。
富士五湖地区協は、今後もスケールメリットを生かした地域貢献活動として本活動を継続的に実施することを
通して「地域に顔の見える運動」として定着させていきます。
富士五湖地区協 事務局長 宮下 竜三 6
6
13
14 の2地区協で開催
南アルプス と
甲斐 SAT
SUN
親子で「さくらんぼ狩り」を楽しむ
6月13日(土)・14日(日)の2日間、西部地協・地区協主催の「さくらんぼ狩り」を行ないました。梅雨の真っただ
中ではありましたが幸いなことに今年は両会場とも天候に恵まれ、多くの家族連れが甘く大粒のさくらんぼを
口いっぱい頬張っていました。昨年の反省もあって今年度は募集人数を増やしたことで、参加人数も275名(内子供
が108名)となり両会場とも昨年を上回りました。
なお、スタート前の挨拶では、南アルプス会場に「上田 仁県議会議員」、甲斐会場に「滝川 美幸甲斐市議会議員」
(いずれも連合山梨議員懇話会議員)が、議会報告等を行いました。
西部地協 事務局長 川上 章 平成27年度(第88回) 全 国 安 全 週 間
スローガン「危険見つけてみんなで改善 意識高めて安全職場」
7月1日(水)∼7日(火)