◉があーっぱ 祭 り ◉御船精霊流 し ◉若宮神社大祭「通し物」 ◉古閑迫「寅舞」 伝統芸能 文 化 いにしえ この地には、古から伝わる郷土の伝統芸能がある。代々 暮らしてきた人たちが、絶やすことなく受け継いできた の山車や仮装をした総踊りが あーっぱ祭り」です。カッパ の伝説にちなんだものが「が 船の商売が繁盛したとか。こ り客として呼んだところ、御 ます。悪さをするカッパを祭 町中心部を流れる御船川に は「カッパ伝説」が今に残り れ、雨乞いの踊りになったと この地で暮らし、古里を愛し 幻想のともしびが光の帯を 連ねて、御船川を照らします。 です。 流して、故人を偲ぶ伝統行事 初盆を迎えた家族が精霊船を 熊本三大精霊流しの一つに 数えられる「御船精霊流し」 。 母なる川に幻想の光 りとなっています。 ユニークで、御船最大の夏祭 文化は、現代と次代を生きる人々の心を熱く魅了する。 カッパ伝説の祭り 御船には古くから、水にま つわる伝説や伝統芸能が伝 た故人との思い出を乗せた精 いいます。 わっています。 霊 船 が、「 母 な る 川 」 か ら 先 される伝統芸能です。 構成。毎年、井手祭りで奉納 祖の元へと送り出されます。 とお 寅舞は、道楽、本舞い、曲 相撲、興し、向山太鼓の5部 御神体と氏子行列 もん 神 幸 行 列 が 練 り 歩 く「 通 し物」は、町無形民族文化財 年(1732) に指定されています。 起りは、享保 に御船川大洪水で若宮神社の 御神体が流され、氏子らが行 列で迎えに行ったことに伝わ ります。 化粧まわしの少女が太鼓を 鳴らし、三味線の音に合わせ て、稚児らが古謡を合唱しな がら列を連ねます。御船に秋 の訪れを告げる風物詩です。 雨よぶ寅舞 ト ラ と 小 猿 が、 太 鼓 や 鐘、 笛の音に合わせて絡みながら 舞う古閑迫「寅舞」は、町無 形民族文化財に指定されてい ます。 起りは、氏神の神社を井手 沿 い に 移 す 際、 浄 財 集 め に 舞ったことに伝わります。寅 舞が来ると雨が降るといわ 16 参考文献/御船風土記・御船町史 Mifune Town in Japan 2015 17 17
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