精米工場(堺本社) ① 【入荷検査】 玄米を入荷すると、先ず受け入れ検査をします。受け入れ検査 では穀粒判別機と食味計を使用します。穀流判別機で被害米・ 異種異物等の混入率をチェックし、食味計でその玄米のタンパ ク・水分・アミロース等を測定し、玄米の品質評価値を確認しま す。 ② タンク投入 入荷された玄米は、各タンクに投入されます。ここで1日約30トン の玄米を投入します。入荷した玄米には様々な異物が混入して います。ここから先にある異物除去装置を通り、その異物を取り 除いていきます。投入口の金網で大きな石や木くず糸くず等を 取り除きます。 ③玄米タンク 投入された玄米は、玄米タンクに貯蔵されます。 玄米タンクは12基あり、12トンタンクが5基、10トンタンクが5基、 6トンタンクが2基あり、合計122トンの玄米を貯蔵することが出来 ます。 ④粗選機 粗選機には、玄米1粒より少し広い間隔で針金が数十本ついて います。その下に目の細かい金網がついています。玄米が針金 の上を通ると、針金より大きい異物は取り除かます。 ⑤玄米精選石抜き機 【サタケ・SG50A】 石抜き機の中には、ギザギザの鉄板があり、その上を玄米が通る 際に比重の重い石などと取り除きます。また、下から上へと風を 吹き上げ、比重の軽い籾殻や埃を飛ばします。機械内のマグ ネットで砂鉄なども取り除きます。 ⑥精米機【サタケ・ニューコンパス】 精米機は3連式になっており、粗削り・本削り・仕上げと少しずつ 精米する事で、お米の温度上昇を抑えて精米する事が出来ま す。合計100馬力、最大で毎時約5トンの精米が可能です。 ⑦白米精選石抜き機【サタケ・SG50A】 先ほどの玄米精選石抜き機と同じ物で、白米に付着した糠など を取り除きます。 精米時に出来る糠玉なども、ここで取り除けま す。 精米工場(堺本社) ⑧ロータリーシフター【西村機械・M700】 ロータリーシフターは8段式になっている大きな篩(ふるい)です。 ロータリーシフターでは粒の大きすぎるお米や、割れ米等の小米 を先ほどの粗選機よりも厳しく選別します。 ⑨ガラス/色彩選別機Ⅰ【アルソマック・GDM-120】 被害粒・着色米(ヤケ米)や、心白粒・腹白(シラタ)等、黒い点の 付いたお米や白くなったお米を取り除きます。 ガラスや陶器の 破片、草の実などもここで取り除かれます。 ⑩金属探知機【サタケ・メタルロン】 金属探知機で金属片等を取り除きます。 ⑪ガラス/色彩選抜機Ⅱ【サタケ・マジックソーター】 先ほどは芯白粒・腹白粒などの白い色を重点的に取り除き、ここ では被害粒や草の実などの黒い色を重点的に取り除きます。 ⑫オートパッカー【ノムラ・NP-115】 すべての工程を終えた精白米を白米タンクに貯蔵した後、オート パッカーせ袋詰めをして製品となります。1㎏~15㎏までの範囲 で正確に計量し、米袋のフィルムサイズを自動的に読み取りフィ ルムにあった状態に調整して袋詰めします。 無洗米【クリキ・SY600E】 無洗米機は毎時600㎏の無洗米加工が可能です。無洗米加工 されたお米は再度シフターにかけられより細かい選別を行いま す。 色彩選別機【サタケ・カラーマスター】 無洗米加工後、色の付いたお米が混入していないか最終チェッ クします。その後オートパッカーで袋詰めして製品となります。
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