平成27年度周産期に携わる方のための研修受講生募集

「院内助産所等開設支援事業」
平成27年度周産期に携わる方のための研修受講生募集
♪目
的 : 周産期医療を行うため、臨床に携わる方の資質の向上
を目指します。また各組織内での体制整備を図り、
院内助産所・助産師外来の開設と運営継続につながる
支援をし、県民の母子保健充実や地域医療の向上に
努めます。
♪日
程 : 2015年9月~2016年1月
講義時間 : 9 時 30 分~16 時 30 分
♪場
所 : 兵庫県看護協会会館
および
院内助産所・助産師外来を有する病院
♪内
容 : 講義4日間(1 日のみの受講も可)
実習 5 日間(院内助産所・助産師外来施設での実習)※ 講義4日間を受講される方のみ受講可
(詳細については別紙の実施要項2015およびプログラムをご覧下さい)
♪受講資格 : ①講義のみ受講コース
→
各施設の管理者・助産師・看護師・医師・事務職等
どなたでも可
②院内助産所・助産師外来実習付コース
♪募集人員 : ①講義
→
助産師経験年数が 5 年目以上の方
各 50 名程度
②院内助産所・助産師外来実習付コース
♪受 講 料 : 講義:1日
2,000 円
10 名程度
実務研修:一律 10,000 円
(受講決定通知書に同封の振込用紙で受講料をお振込みください。)
【申込方法】
別紙の申込用紙に必要事項を記入の上、82 円切手を貼付し、返信先住所・受取人氏名を記入した
返信用封筒(長型3)を同封の上、郵送にてお申し込みください。(FAX 不可)
郵送先
〒650-0011
神戸市中央区下山手通 5-6-24
公益社団法人
兵庫県看護協会
事業部
西川
宛
受講決定後、返信用封筒にて受講決定通知書と振込用紙を郵送します。
※参加者多数の場合は、院内助産所または助産師外来を開設・運営しようとする医療機関勤務者、
兵庫県内在住者・勤務者が優先となります。
申込締切りは、7月
24 日(金)必着です。
【お問い合わせ先】
公益社団法人兵庫県看護協会事業部
院内助産所等開設支援事業担当:邉見・西川
TEL:078-341-0255 (事業部直通) /
E-mail:[email protected]
Fax:078-361-6652
平成27年度院内助産所等開設支援事業
実施要項
1.目的
院内助産所・助産師外来運営に必要な知識と技術に関する研修を医療機関の管理者および助産師等
に実施することで、助産師の資質の向上と医療機関において助産師本来の役割を果たせることを目
指す。また、医師との連携や役割分担をすすめ、院内助産所・助産師外来開設に向けた組織内での体
制整備を図り、院内助産所・助産師外来開設につなげる。
2.到達目標
1)院内助産所・助産師外来開設・運営に必要な知識及び技術について習得できる。
2)周産期における診断能力の向上を図り、異常の発見および適切に対応できる能力を習得できる。
3)助産に関する院内の安全管理体制を整備し、医療機関内で助産師本来の役割を発揮できる。
3.対象者
1) 講義のみ受講コース(集合研修)
:院内助産所および助産師外来を開設しようとする医療機関の
管理者・助産師・看護師・事務職等。
2)院内助産所・助産師外来コース(集合研修と実務研修):院内助産所および助産師外来を開設・
運営しようとする医療機関の助産師(助産師経験年数 5 年目以上とする)。
2)対象者:近畿 2 府 4 県の医療従事者(新人除く)。希望多数の場合は兵庫県内在住・勤務者を優先
する。
4.内容
研修内容は、講義・演習(集合研修)および院内助産所・助産師外来を有する病院での実務研修、
カンファレンスへの参加等とする(詳細は研修プログラム参照)。
5.期間
研修は原則月曜日から金曜日の 9 時 30 分から 16 時 30 分とし、概ね月 2、3 日程度で実施する。
ただし、実務研修については、分娩あるいはケアの状況により、目標の達成度を考慮して、実習
施設、事務局と相談の上で研修を進めることとする。
1)開設・運営に関する研修 1 日間×2 会場(程度)…別途募集予定
2)集合研修 5 日間(約 27 時間)
3)実務研修 5 日間:院内助産所実習 概ね 3 日(18 時間)/ 助産師外来実習 概ね 2 日(12 時間)
6.開催場所
1)開設・運営に関する研修:院内助産所・助産師外来開設施…別途募集予定
2)集合研修
兵庫県看護協会会館
〒650-0011 神戸市中央区下山手通 5-6-24 TEL:078-341-0255(直通)
3)実務研修
(1)院内助産所実習: 院内助産所を開設している施設
(2)助産師外来実習: 助産師外来を開設している施設
7.定員
1)開設・運営に関する研修:15 名程度…別途募集予定
2)院内助産所・助産師外来実習付コース(集合研修と実務研修):10 名程度
(1)定員を超えた場合は、各施設からの優先順位の高い受講生を優先する。
(2)希望者多数の場合には、実習受け入れ施設と協議の上、定員増を検討する。
3)講義のみ受講コース(集合研修)
:50 名程度 院内助産所・助産師外来実習付きコース受講生を
優先とし、各プログラムの内容と会場収容人数に応じて決定する。
8.申込方法
1)開設・運営に関する研修…別途募集予定
2)講義のみ受講コース(集合研修)
(1)受講希望者は所属施設を通して「研修申込書(講義のみ受講コース用)」を提出する
3)院内助産所・助産師外来実習付コース(集合研修と実務研修)
(1)受講希望者は、所属施設を通して「研修申込書(院内助産所・助産師外来実習付コース用)」を
提出する。
4) 施設から複数名受講を希望する場合は、受講希望者一覧に優先順位をつけて申し込む。
9.経費の負担
1)開設・運営に関する研修:受講料は別途募集時決定。
2)受講料:集合研修は1日 2,000 円、実務研修は一律 10,000 円とする。
※受講証明書の発行は規定の出席時間の 85%以上の出席が認められた場合のみ発行する。
やむを得ない理由で受講者の変更を希望する場合は、研修開催日の1週間前までは受講者変更を
することができる。受講料納入後に受講をキャンセルする場合、受講料の払い戻しはできない。
平成27年度院内助産所・助産師外来コース実務研修(実習)実施要項
1.到達目標
1) 院内助産所実習・助産師外来実習 共通
(1) 院内助産所・助産師外来の実際を知り、必要な知識・技術を習得する。
(2) 院内助産所・助産師外来開設や運営に関する課題を明らかにし、自施設での解決策を具体的に
考えることができる。
2) 院内助産所実習
(1) 分娩期・産褥期における異常の早期発見とその後の適切な対応について、医師との連携の在り
方を中心に具体的に学ぶことができる。
(2) 院内助産所での助産師の役割を学び、産婦の主体的なお産の実現のための技能の向上を目指す。
(3) 医療機関の特徴、院内の安全管理体制を踏まえた上で、助産師としての診断技術の向上を図る。
3) 助産師外来実習
(1) 助産師外来での助産師の役割を学び、妊婦健診・褥婦健診を通して、妊産褥婦をトータルに
ケアする助産師の技能向上を目指す。
(2) 妊娠経過における異常の早期発見とその後の適切な対応について、医師との連携の在り方を
中心に具体的に学ぶことができる。
(3) 医療機関の特徴を踏まえ、産後の育児支援や家族を含めた支援のあり方について学ぶことが
できる。
2.期間
原則 5 日間とする(実習受け入れ施設により実習日数が若干変更になる場合ある)。
1) 院内助産所実習 概ね 3 日(18 時間)
2) 助産師外来実習 概ね 2 日(12 時間)
3) 各実習後の振り返り 実務研修終了後 3 時間(集合研修 5 日目・・・実習後の発表とグループワーク)
3.対象者
1) 「院内助産所等開設支援研修」の集合研修 4 日間を受講修了者。
※集合研修 5 日目の「実習後の発表とグループワーク」は実務研修(実習)終了後の受講となる。
2) 「看護職賠償責任保険制度」に加入者(加入証明書の提出必須)。
3) 麻疹・水痘・風疹・流行性耳下腺炎、B 型肝炎ワクチンの抗体検査の結果を提出する。
(陰性の場合、ワクチン接種を行う・・・費用は全て自己負担)
4.内容
1) 実習内容の選択および計画…実習施設へ行くまでに「実習計画書」を作成し、事務局へ提出する。
計画書に基づき施設側と実習内容の調整を行う。
2) 実習施設でのオリエンテーション…実習指導者による施設案内を含む。
3) 受講者の計画書に基づいた実習の実施…計画書に基づいた実習内容を実習施設側に依頼し、実務研
修を進める。ただし、分娩あるいはケアの状況により、目標の達成度を考慮しながら実習施設、事
務局と相談の上実施する。実習中は毎日「実習記録」を作成し、実習施設へ提出し、指導者の
署名・印をもらう(実習終了後、すみやかに事務局へ提出する)。
4) 実習報告…実務研修終了後、院内助産所・助産師外来コース参加者と各実習施設の指導者による
発表とグループワークを行う。実習の振り返りと院内助産所・助産師外来開設に向けて自施設の
課題を見出し、自分ができる解決行動計画を立てる。
5.実施場所
1) 院内助産所実習: 院内助産所を開設している施設
2) 助産師外来実習: 助産師外来を開設している施設
3) 実習後の振り返り(研修 5 日目)
:兵庫県看護協会会館
平成27年度周産期に携わる方のための研修プログラム
(院内助産所等開設支援事業研修)
日数
1 日目
開催日
9/18
(金)
研修室 2
2 日目
9/25
(金)
研修室 2
3 日目
10/8
(木)
研修室 2
4 日目
10/17
(土)
開催時間
内容
9:30~12:30
助産師の倫理とその責任
13:30~16:30
CTGの基礎と判読・分娩管理
9:30~12:30
13:30~16:30
院内助産所・助産師外来開設の
意義と開設運営の実際
妊娠分娩産褥期の異常及び対処法
講師(敬称略)
神戸常磐大学短期大学部
小坂
素子
兵庫県立こども病院
産科部長
船越
母乳育児と乳房管理
9:30~12:30
◆
徹
産科病棟看護師長
入江
眞理
関西労災病院
産婦人科副部長
堀
謙輔
課長
久留美
妊娠分娩産褥期のフィジカル
英ウィメンズクリニック
アセスメント
片山
~事例を通して~
和明
妊産婦のニーズとフリースタイル
めぐみ助産院
分娩
岩田
塔子
加古川西市民病院
研修室 2
13:30~16:30
妊産褥婦のメンタルヘルスケア
小児臨床心理士
岡田
1/14
5 日目
(木)
研修室
13:30~16:30
講義・実習終了後の発表および
グループワーク
(実習参加者と指導者対象)
由美子
実習実施施設
指導者
※11~12 月は施設実習の期間とします
◆印はクリニカルラダーレベルⅢ認証申請に活用できる研修です
※内容の詳細は、裏面の「平成27年度周産期に携わる方のための研修プログラム(詳細)」をご覧くだ
さい。
◆
助産インストラクター
井田
13:30~16:30
◆
星が丘医療センター
パルモア病院
9:30~12:30
認証
◆
平成27年度周産期に携わる方のための研修プログラム(詳細)
(院内助産所等開設支援事業研修)
日数
1
日
目
科目名(形式・時間数)
到達目標
内容・ポイント
自律した助産業務を行うため、
助産師としての基本的姿勢を再
認識する。
☆助産師の業務
☆法律と政策
☆助産師の役割と責務
☆助産師に求められる実践能力
等、助産師として母と子に最初にかかわる基本姿勢を再確認
し、自律した業務を行うための講義をして頂く。自分が行って
きた助産業務を見直す良いチャンスになります。
CTGを中心とした分娩進行や
胎児の状態をアセスメントし、
緊急時を含めた対応ができる。
妊娠、分娩経過の診断に必要な知識を再学習し、実際の CTG
症例を判読する。分娩進行状況や胎児の状態をアセスメント
し、緊急時を含めた適切な対処方法を学び、豊富な症例で CTG
判読の力をつけましょう。
院内助産所・助産師外来開設の
意義を理解し,妊産婦や家族の
ニーズに合わせた分娩方法を学
ぶ。
産科混合病棟で産科以外の患者も受け入れながら、院内助産
所・助産師外来を開設した経緯・他職種の連携、運営方法など
具体的に学べます。混合病棟で悩んでいる方、開設を諦めかけ
ている方等、是非この講義を受講し新たなチャレンジをしてみ
て下さい。
妊娠分娩産褥期に起こりうる生
理的変化を理解し異常および出
血に対し適切な対応ができる。
妊娠分娩産褥期の大量出血、弛緩性出血など各期におこり得る
異常に対して、エビデンスに基づき予防法、対処方法、他部署
との連携など具体的に講義して頂きます。また、産科ガイドラ
インを加味した内容ですので、日頃のケアを見直すよい機会と
なり新しい発見につながります。
母乳栄養を確立するためには妊
娠中からの乳房の手入れは必要
である。また産褥期に起こりや
すい乳房トラブルとその対処方
法学び自己管理できるよう指導
方法を学ぶ。
母乳育児をするためにも、妊娠中からの手入れは大切です。な
ぜ乳房管理が必要なのか、乳房手入れ方法、乳房トラブルと予
防対処方法、児の抱き方、授乳中の観察、自己管理法などを講
義して頂きます。日頃の助産活動に即役立てる事ができます。
妊娠~分娩各期の特長を知り、
事例を通して判断能力を養う。
又、対象者に合わせた個別性の
ある指導ができる。
主に呼吸・循環・代謝を中心に学び、アセスメント能力を身に
つけ、対象の状況を判断することができる。又、観察力を養い、
妊娠~産褥まで正常経過をたどれるよう対象に応じた生活指
導ができるようにしましょう。
7.妊産婦のニーズとフリー
スタイル 分娩
(講義・演習:3時間)
妊産婦が主体的に出産できるよ
う,数多くの分娩スタイルを学
びニーズに合わせた分娩介助が
できる。
妊婦が経験する数少ない分娩を、主体的に出産できるよう援助
できることが望まれます。そのため出産スタイルを理解し、実
践に役立てるよう講義および演習によって体得します。妊婦が
「自分で産んだ」という認識が今後の子育てを左右していきま
す。自分のスキルアップのためにもおすすめの内容です。
8.妊産褥婦のメンタルヘルス
ケア
(講義・グループワーク:
3時間)
助産師が関わる対象者の精神的
な問題を把握し、他職種との効
果的な連携を図り自己のカウン
セリング技術を向上させる。
「心理学的な周産期とは?」から始まり、
「生命」、
「いのち」の
視点、また NICU 入院中、赤ちゃんがなくなってしまう褥婦の
ケアなど幅広く、心理士の視点で講義して頂きます。助産師と
しての視野がぐっと広がります。
9.講義・実習終了後の発表
およびグループワーク
(グループワーク:3時間)
講義・実習を終了し、各自の施
設で院内助産所・助産師外来を
開設す るにあ たり 課題を 見つ
け、開設へ向けての方向性を出
す。
☆施設実習で学んだことを発表
☆各々が持つ課題や問題点についてのグループワーク
実習指導者に直接アドバイスを頂きながら、具体的な行動計画
を立て、目標実現につなげます。また、実習コースを修了され
た方のフォローアップおよび開設運営という同じ目的を持つ
方々のネットワークの場として活用していただいております。
1.助産師の倫理とその責任
(講義:3時間)
◆クリニカルラダーレベルⅢー認証申請
に必要
2.CTGの基礎と判読・分娩
管理 (講義:3時間)
◆クリニカルラダーレベルⅢー認証申請
に必要
3.院内助産所・助産師外来開設
野の意義と開設運営の実際
(講義:3時間)
2
日
目
4.妊娠分娩産褥期の異常と
その対処方法(講義:3時間)
◆クリニカルラダーレベルⅢ認証申請
に必要
5.母乳育児と乳房管理
(講義:3時間)
3
日
目
6.妊娠分娩産褥期のフィジカ
ルアセスメント
(講義:3時間)
◆クリニカルラダーレベルⅢ認証申請
に必要
4
日
目
5
日
目