特集号V0l, 7 発行日 2015 07 1.登録データの大量更新により30万件突破! ≪会員数≫ 総会員数:245 (3/31現在) ≪登録データ数≫ ※1製品の情報が更新され改版されることで複数のシー トを持ち得るため、 製品数 ≦ シート数 となっています 製品数:92,162 シート数:327,813 (3/31現在) ◆データ数傾向 ・2014年度3Qには川中部品メーカの大量データ更新により登録 シート数が大幅増加(約6万件)、2014年度末には30万件突破 しました。 ※引き続きサプライチェーン企業への積極的な入会促進をお願いします! ◆会員数傾向 ・2014年度はグループ会員の退会はありましたがSME 会員19社が入会し総会員数245(+5)となりました。 2.データ流通を始めるために最初にやること・・・ データ流通を始めたいけれど何から初めてよいかわからない。そんなときどうすればよいでしょうか? ここではIT利用開始までの流れと各種支援について紹介します。 ①IT利用開始までの流れ ≪IT利用開始までの流れ≫ 内容(参照ドキュメント等) ②利用開始のための支援 ・JAMP-IT情報流通開始の手引き IT利用開始までの流れの詳細を紹介した「JAMP-IT情 報流通開始の手引き」を掲載しました。運用開始の際に 活用ください。 http://www.biz.jemai.or.jp/JAMP-GP/confidential/JAMP-IT-guide.pdf 入会 (※)会員専用ページ閲覧用ID/PWによりログインください。 ・JAMP-ITオリエンテーション開催 会員登録 通知書の 受理・確認 データ流通開始の手順習得を目的にAS画面操作の説 会員専用ホームページ閲覧用ID/PWでログイン 各種情報取得(会員登録通知書) 明を中心にオリエンテーションを開催しました。 配布資料抜粋 http://www.biz.jemai.or.jp/JAMP-GP/confidential/#member-orientation オリエンテー ション参加 AS操作を中心に利用開始のための手順を習得 (※)会員専用ページ閲覧用ID/PWによりログインください。 (JAMP-IT利用ガイドライン・JAMP-IT利用ポリ シーシート作成ガイドライン・AS各社マニュアル) 第3回実施内容(6/4・12,年2回開催) 1.JAMP‐ITの効果的な利用 自社 ポリシーシートの 作成・公開 自社のデータ授受方針を決定・会員専用ホーム 2.AS操作説明 ページに公開(会員専用ホームページポリシー 3.主な質疑 シート一覧・JAMP-IT利用ポリシーシート作成ガ Q. 既に販売終了となった製品のAISを削除する方法は? イドライン・ 作成用紙) 相手企業 ポリシーシートの 確認 相手企業のデータ授受方針の確認 (会員専用ホームページポリシーシート一覧) ASによる情報 入手・提供 AS画面操作により情報入手・提供(会員専用 ホームページ企業ID一覧・AS各社マニュア ル・ASヘルプデスク) 効果的利用 の早期実施 活用されている多くの会員が3か月以内に開始 しています。早期のデータ流通開始をお願いし ます。 A.公開制限の機能を使い自社のみに公開することにより他 の会員からは見えなくすることができます。 Q.汎用品のデータ提供依頼の際にメーカ-型番が分からな い場合の対応方法は? A.営業窓口を通して確認、提供依頼の際の入手者情報の 利用、ポリシーシートに記載の連絡窓口へ確認する方法が 考えられます。etc. ・その他よくある質問についてはホームページに掲載しています。 こちらをご覧ください。 http://www.biz.jemai.or.jp/JAMP-GP/faq/ ・ 次回開催予定2016年1月 ※当センターでは資料提供やオリエンテーション以外にも入会やIT導入のための支援プログラムを実施しています。 「JAMP-ITお問合せ窓口」までお気軽に御相談ください。 3.会員企業訪問インタビュー TDK㈱品質保証部・製品データ管理部 品質を最優先に考え顧客満足度の向上を目指しています。 左より宮崎氏、松澤氏、金澤氏、小林氏 TDK㈱は世界初の磁性材料「フェライト」の事業化を目的に1935年に創業し現在で は数々の独創的な電子部品を世に送り出しており、環境製品品質も品質の一部と 位置づけ品質を最優先と考えることでお客様の満足が得られる製品を提供すること を目指している。今回はTDK㈱品質保証部及び製品データ管理部にてJAMP‐ITを利 用した積極的な情報提供の取り組み状況や活動を通しての苦労等についてお話を 伺った。 ■代理店や社内製造部門の協力で普及促進 ■将来の法規制対応のためにJAMP‐ITをいち早く導入 -JAMP‐IT普及のためにどのような活動を行っていますか? -TDK㈱でJAMP‐ITを導入された経緯は? 「昨年度お客様からご依頼のあった環境調査依頼は約 「社内の関連部門との協議の結果、お客様にご利用いただく 1.5万件です。しかも複数アイテム分を纏めての調査要求 ためには、利便性を高める必要が有りました。お客様がAISを である事が大半ですので、製品数単位では数倍の件数に 早く手軽に入手できるよう、書庫の拡充が必要と判断し、活動 なります。売り上げが増えるに従い環境調査依頼も増加す を行っております。AIS作成については、現時点で要求されて る事から、調査回答体制については常に危機感を持って いないものまで含め作成する訳ですから、積極的に情報提供 おります。従来の当社環境調査体制は人手に頼った仕組 を行って頂いている製造部門の協力が不可欠です。」(TDK みの為、効率化が予てからの課題でした。そこで当社では 談) 将来の化学物質関連法令の強化を見すえて、2009年の -社内の運用状況はどのようになっていますか? JAMAP‐GP事業運営開始当時から取り組みを始めていま 「蓄積された材料系のデータを利用し、AISを含めた複数の す。JAMP‐ITはプッシュ型で情報を伝達でき、データを一度 様式で出力できるシステムを構築しています。各事業部でも 登録すればお客様に提供する情報が常時更新され最新 データ要求のあったものから順次データを登録・保管し、流用 であることを保証できるということが導入決定のポイントと しています。しかしながら現時点ではデータが十分とは言えま なりました。昨年からは、JAMP‐AISの物質リストの更新時 せんので、要求に先んじてデータを蓄積していくことを更に進 期には全てのお客様に対して更新情報が伝えられており、めたいと思っています。そして、必要な様式で出力できる仕組 当初目指していた目標が具体的な形になりつつあることを みを整え、効率化を図ることを目指しています。」(TDK談) -社内の普及啓発状況は? 実感しています。」(TDK談) 「受け身で必要に迫られてデータを登録するのではなく自ら ■登録数・提供数が着実に増加 進んで事前にデータを登録することで結果的には手間が省け -JAMP‐ITの取組状況は? 「当社では品質保証部門・システム部門が製品環境情報 ることを説得材料にして、事業部にデータ登録をお願いしてい の 調 査 依 頼 対 応 を 担 当 し て お り ま す 。 お 客 様 か ら の ます。最初はプロジェクトの位置づけで始めた取り組みで、事 JAMP‐GPを経由した情報提供依頼は昨年度で約1万件あ 業部にとっては今まで必要なかった作業が新たに発生するこ りました。物質リスト更新のタイミングに合わせて登録情報 とになかなか十分な理解が得られませんでしたが、徐々に営 を更新した事、また、昨年度は汎用製品についての登録 業活動を行う上での必要性を感じてもらうことができ、理解を 拡充を行った結果、JAMP‐GP経由で情報を取得頂く件数が 得られようになりました。その結果、昨年は約1万件を登録す 大幅に増えました。今後は汎用製品の登録拡充を更に進 ることができました。今後も更に増やしていく予定です。」(TDK めたうえで、JAMP‐GP経由の情報提供について、お客様へ 談) の紹介活動を一層進めていく事を検討中です。」(TDK談) -今後の計画は? 「取引先や代理店を集めた会議等でJAMP‐ITの説明や紹 「現在JAMP‐GPに登録している製品は約2万点ありますが、 介が必要な場合はJAMP情報センターでも積極的に協力す 汎用品に限っても販売品全てを網羅しているとは言えず、登 録拡充が最優先と考えています。膨大な製品数を扱う上にお るのでご相談ください。」(J情セ) -JAMP‐ITでの運用でどのような点で苦労されています いて、JAMP‐ITのメリットを最大限に活用し効率化が図れるも のと期待しています。」(TDK談) か? 「当社の販売形態では、製品の社内管理番号(TDK正式 ■JAMP‐ITに期待するもの 品番)とウェブサイトに掲載している型番(カタログ品番)が -今後JAMP‐ITには何を期待しますか? 必ずしも一致しません。JAMP‐ITでは、型番が完全に一致 「JAMPが先導して業界の様式、成分情報、非含有保証等の しないと検索ができませんので、枝番の記載がないカタロ 統一基準策定を進めることを期待しています。非含有保証は グ品番でのデータ御要求に対しては、事前の調整が必要 各社様式が異なるので、様式を統一されるよう積極的に関与 になっています。また、検索ができなかったお客様に対し してほしいと考えています。(TDK談) て回答拒否となる場合の対応、製造中止された製品の登 ■TDKが目指すもの 録済みデータの扱い、ASの使いやすさの向上と言った面 -御社として今後の取り組み方針等ありましたらお願いします。 などで、今後各方面の改善努力や工夫が必要と感じてい 「TDK では環境製品品質も品質の一部ととらえ、品質を最優 先に考え活動することでお客様に満足いただける製品を提供 ます。(TDK談) 「JAMP情報センターでもAS操作を中心としたオリエンテー し続けることを目指しています。その対応の一つとしてJAMP‐IT の活用を積極的に進めて行きたいと思います。」(TDK談) ションを半年毎にしていますので利用ください。」(J情セ) ≪JAMP-ITお問合せ窓口≫(一社)産業環境管理協会JAMP情報センタ メールアドレス:[email protected] URL:http://www.biz.jemai.or.jp/JAMP-GP/ ℡:03-3255-2551
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