カリキュラム 区 分 開講年次 授業 科目 3年次前期 選択必修 必 修 単位数 時間数 終末期ケア論 Terminal Care 1 単位 科目 分類 30 時 間 担当 教員 坪井桂子(専任) 岡 永 真 由 美 (専任) 高 山 良 子 (専 任 ) 授業形態 講 義 看護学科目 使用教室 授業の目的及びねらい 人の一生は「誕生から死まで」のライフサイクルをもっている。人生の終末の段階は一般的に は老年期と理解されているが、発達段階のすべての段階で「死」を迎える可能性がある。あらゆ る発達段階やあらゆる療養の場(病院、施設、在宅など)における「死」に向けての援助、言い 換えるならば終末期におけるよりよい「生」をどのように支援するかについて考え、終末期ケア の実践能力の基礎を開発する。 授業のキーワード 発達、発達段階、発達課題、終末期、家族、生活史、エンド・オブ・ライフケア、尊厳 講義回数 授 業 内 容 及 び 計 画 第 1回 (ガイダンス) 終末期ケアとエンド・オブ・ライフケアの考え方 第 2回 第 3回 第 4回 (小児看護学) ・ 子 ど も の 生 命 を 脅 か す 難 治 性 の 疾 患 と 終 末 期 に あ る 子 ど も の QOL(① 身 体 的 問 題 と 症状緩和②子どもの死の概念の発達・告知とインフォームドコンセント) ・ 終 末 期 に あ る 子 ど も の 家 族 へ の 援 助 (① 家 族 の 状 況 と 思 い ② き ょ う だ い へ の 援 助 ③遺族の悲嘆に対する援助) (成人看護学) ・成人期にある終末期患者の心理社会的苦悩とケア ・成人期にある終末期患者のスピリチュアルペインとケア ・ 終 末 期 に お け る 倫 理 的 課 題 : ア ド バ ン ス ・ ケ ア ・ プ ラ ン ニ ン グ ( ACP) の 実 践 ・終末期患者の看取りケアと患者・家族教育 第 第 第 第 5 6 7 8 回 回 回 回 第 第 第 第 9回 10 回 11 回 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 (老年看護学) ・人生の終末期としての老年期 ・老年期の発達を支援する看護のあり方 ・高齢者の意思決定支援、リビングウィルとアドバンス・ケア・プランニング ・高齢者の看取りと看取り後のケア (まとめ) ・終末期におけるよりよい「生」を支援するために①(講演、映像視聴など) ・終末期におけるよりよい「生」を支援するために②(グループワーク) ・終末期におけるよりよい「生」を支援するために③(発表・まとめ) テキスト なし 参考文献 授業の中で紹介します 成績評価の方法と基準 領 域 別 の レ ポ ー ト 課 題 評 価 : 小 児 1 5% 、 成 人 35 % 、 老 年 35% 、 ま と め 15% 教員から学生へのメッセージ 終末期ケアは看護実践能力の中で高度な能力を求められます。これまで学んできたことをもと に、それぞれの発達段階や療養の場における終末期ケアについての思索を深めていきましょう。
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