が~・感染症センタ・都立駒 - がん・感染症センター都立駒込病院

駒込病院│よ、医療連携に重点的に取り組んでいます。
こ あ い さ D
副院長
坂巻
壽
いつも大変お世話 になりありがとうございます。今年 の 1 月より当院 の名称 が 「がん 。
感 染症 センター都 立駒 込病 院」となりました。今 までも駒 込病 院 はがんと感 染症 が
得意 な病 院 として地 域 の 先生 や患者 さんには知られていたと思 い ます。しかし、地方
に参 りますと都 立駒 込病 院 と申 しましても、駒 込 にある都 立 の 病 院 としか認 識 されて
い ないこともあり、当院 の 特徴 を名称 に入れることになりました。このような名称 にな
りますと、がんと感染症 しかみない病院 になるのかとのご心 配 があるかも知れませんが、
当院 は総合 基盤 をしつかり持 つた上 にがん と感 染症 を重点 的 に診療 する病 院 とい う
従 来 の 姿 勢 には変 わりはございません 。
最 近 、当院 と医 師 会 の 先 生 方 との 連 携 が以 前 より深 まつております 。これ までの 患 者 さんの紹 介 や勉 強 会
だけでな く、当院 の ジュエ アレジデ ントの 教 育 までお願 い しております。ジュエアレジデントの 地 域 医療 研 修 は
2 0 0 4 年 4 月から始 まった新 臨 床研 修 制 度 に則 つたものです が 、これが ジュエ アレジデントからはとても好 評 で
す。2 0 0 9 年 度 にまた研 修 医 制 度 の 改 定 が なされるようですが 、その 中 でも地 域 医 療研 修 は義 務 として残 つ
ておりますのでよろしくお願 い します。また、地 域 連 携 パ スも前 回 の 連 携 ニ ュースで書 きましたように、東 京都
全 体 で統 一 の パ スを作 成 す ることにより、がん 拠 点 病 院 だけでな く医 師 会 の 先 生 方 にも、何 よりも患 者 さん
にとって有 益 なもの になるように努 力 したいと存 じます。このようにますます医 師 会 の 先 生 方 とは連 携 が 深 ま
ると存 じます 。これからもどうぞ ご指 導 ご協 力 よろしくお願 い します。
連携担当副院長 坂巻
言
E メール
3823‐
2 1 0 1 内線 6 10 2
電話 0 3 ‐
(c ic kはC a nc e r a n d infe c tio u s d is e a s e s C e nte r K o m a g O m e の略です)
s a ka m a 間④c ic k.,p
●検査予約
(代表電話番号)
● F A X 診療予約
03‐
3823口
4 8 90
月∼金
±
(F A X 番 号 )
03口
3 8 2 3 o2 7 5 9
03口
3823‐
2 10 1
月 ―金 9 : 0 0 - 1 7 : 0 0
9 : 0 0 ヽ,1 2 : 0 0
±
米成人脳波検査│よ月∼金のみの受付と
職
●医療運瞬全般 についての
お 問 い 含 1つせ (医事課医療連携係)
(代表電話番号)
03‐
3823‐
2 10 1
2048)
(広〕
浄
良2 0 4 6 。
月∼金 9 : 0 0 - 1 7 : 0 0
なります。こ了承ください。
9 :0 0 - 13 :0 0
■
O M R I・C T 検査
■当院専用の診療情報提供書 (紹介状)用紙、
2 0 4 8 (医事課医療連携係) 患者さん用の案内図等を随時お送りしてい
内線 2 0 4 6 ・
O R I検査
ます。また、地区医師会・
駒込病院研修会開
内線4 3 4 6 (放射線診療科R I検査室) 催案内等をメー)レにてこ案内しています。こ
希望の際は医療連携係までこ連絡ください。
○成人脳波検査
E メー ル re n ke i④c ic k .jp
内線4 3 8 6 (臨床検査科生理検査室)
硬 革 』 再ユ 欄 西 訥 繭 耐
ホームページ h ttp :〃w w w .o ic k .jp にも掲載しています。また、
こ希望があればメールにて配信させていただきます。re n k o lO c ic k .』
p までこ連絡ください。
(発行予定は年2 回です。次回は2 1 年 10 月頃を予定しています。)
R襴
9 :00 ∼17 :0 0
月―金 9 : 0 0 ∼ 1 5 : 0 0
9 :00 ∼12 :0 0
9 :00∼11 :00
±
・
■当院は紹介 予約制です。こ紹介の際は、 ■先生方からの診療予約は、F A X でも受
紹介状とこ予約をお願いいたします。
け付けております。専用申込用紙の送信を
(緊急の場合を除く)
お願いいたします。※専用申込用紙こ希望
の際は医療連携係までこ連隔K ださい。また、
ホームベージからもダウンロードできます。
穏
何
こ あ い さ つ
地 区 医 師 会 長
ヒ
座 確
東京都引
野本 晴夫 会長
都 立 病 院 と私
常 日頃 、駒 込 病 院 には、医療 連 携 や研 修 会 などでお 世 話 になっております 。
心 より感 謝 申 し上 げます。北 区 は南 北 に細長 く赤 羽 、王 子 、滝 野川 地 区と3 つの
区域 に分 けられます。また北 区 には大学病 院 、都 立病 院等 の 病 院 がありません。
そこで北 区 内 の 医療 機 関 が 患 者 さんを紹 介 す る場 合 、その 5 0 % は 区外 の 病 院
にお願 いしてい ます。駒 込 病 院 の 患者 さん の地 区分 布 を見 ると、足 立 区 と北 区
の 患 者 さん が 多 いの です。北 区 においても医 療 崩 壊 の 危 機 は特 に救 急 医療 、
産 科 医 療 で深 刻 です。北 区 医 師 会 では区 内 の 医 療 機 関 と区外 の 医 療 機 関 の
太 い連 携 ネットワークを構 築 す ることが 求 められてい ます。医療制 度 改革 の 名 の
もとに医療 費 の 削減 を行 った結 果 、医療 システムの 崩壊 の 危機 にあります。これ
は駒 込病 院 ばかりかす べ ての都 立病 院 にも当てはまります。現在 駒 込病 院 が機 能 してい るのは、ひ とえに
勤務 している医 療 従 事 者 、医 師 の 献 身以外 の 何 物 でもありません。勤 務 している人 々 は病 院 に対 しての
誇 りがあります。この 誇 りを持 ち続 けるにはそれなりの 待 遇 や環 境 が必 要 です。都 立病 院 の 職 員 がどれだ
け過 酷 な勤 務 をしているかを誰 も知 りません。これほど働 いても病 院 の 収 支 が赤 字 であるの は、や はり日
本 の 医療 の 構造 的な問題 です。
立ち去り型サボタージュ」を行つた私にとって都立病
20 数年前に大学から都立墨東病院へ派遣され、「
院の事を考えることはホロ苦い思い出です。
肝臓内科スタッフ紹介
肝臓 内科 は2 0 0 9 年4 月より4 人のスタッフで診療を行 っています。
当科 の 担 当す る疾 患 は急性 肝 炎 や慢 性 肝 炎 、自己免 疫性 肝 炎 、
門脈圧 元 進 症 、肝硬 変 、肝 細胞 癌 など、肝臓 を病 気 の 首座 とする
肝 疾 患全 般 であり、隠床 経験 豊 かなスタッフがそれぞれの 得 意分
治療 に当たつています。
野 で、あるいはお互 いに協 力 し合 つて診断 ・
特 に慢 性 肝 炎 に対 す るインターフェロン治療 、食 道 ・胃静 脈 瘤 に
対 す る内視 鏡 的 治療 、肝 細胞 癌 に対 す る局 所 治療 は当科 の3 本
柱 となつています。
林星舟部長、
佐伯俊一医長、
左から今村潤医長、
木村公則医長、
村田裕人内科研修医
月曜 日から金 曜 日まで、スタッフの 一 人 以 上 が外 来 診 療 を行 つ
てい ます ので 、診 断 や治療 にお 因 りの症例 があれば、気 軽 にご紹
介 い ただければと思 います。どうぞよろしくお願 いします。
冊
E tt E ヨ 匡ヨ 匡コ
2 0 年 1 1 月∼平成2 1 年4 尉
●よろしくお願いいたします 。
医長
消化器内科
医員
呼吸器内科
医員
放射線診療科 (治療)
外科
D
医員
井上
剣子
駒込病院重曽理合
● お世 話 にな りま した 。
が ん と感 染 症 をヤ に とし
た高 度 専 門 医 療 の 実 践
(平成20年1]月30日付退職)
腎臓 内科
(平成 2 1年 3 月 3 ]日付 退職 )
潤
栄―
小児科
健介
外科
雄莞
放射線診療科 (治療)
外科
亘 輝
(平成 2 1年 4 月 ] 日付 転 出)
岳春
整形外科
医員
医員
澁谷
あすか
馳
畝紳
工般
麟印
取
期的
憐雄
棚
副晦
舜
医長
小児科
医員
一
貝
口
貝 0
や一
部 医 医
肝臓内科
嵯幸
為友 か泰
(平成 2 1年 4 月 l日付採 用 )
軸
訴仰
郊的
則緯
珊姫
的
釧卵
外 科 (呼 吸 器 )
力泉 め藤
い
小 は羽
(平成 2 1年 1 月 ]日付 採用 )
申
貝
貝 口
医 医
(平成 20 年 ] ]月 ]日付 採用 )
脳 神 経 外 科
婦人科
恙 若 さん 木 柱 の 安 に 医 泰
の提 供
教 育 ・所 惨 病 院 として の
役 争↓安 沈
安 定 した経 営 基 盤 の 確 土
血 液内科
秋山
秀樹
最近 の血 液 内科 における話題 は2 つの 新薬 (群 ) であろう。ひとつ は慢性 骨髄性 白血病 (C M L )の 治療をまつた
く新 しい世界 に導 いたim atin ib (lM A )の後継者たる新 しいty ro sin e kin a se in h ib ito r (T K り、d a satin ib (D A )
とn ilo tin ib (N りの登場である。今 ひとつ の 話題 は多発性骨髄腫 にお ける新 しい薬剤 、b o rte zo m ib と話題性 の
多いth a lid o m id e (サリドマイド) の保 険収載 である。
分子標 的薬 の 先陣を切 つたlM A も日本で保 険収載 され既 に9 年 の歳月が流れようとしており、対象疾患 である
C M L のlM A 出現以前の姿を知らない若 い医師も血液 内科 医として活 躍する時代 になつた (図 1 ) 。さらに2 0 0 9 年
3 月、新 しいT K lであるD A とN lが同時 に保 険収載 となる。両薬剤 はその性質を少 々ことにするものの 、lM A 耐性 の
C M L の 治療薬として注 目されている。lM A により、慢性期 のC M L の9 割 は5 年以 上の生 存を見込まれており、新 し
い薬剤 により恩恵を受けるのは全 体 の1 ‐
2 割であろうと推 定されているが、いずれにしてもセカンドラインの 薬剤
の登場は喜 ばしいことである。今後 はD A とN lとの競争 という場面も出現 しそうであるが、効果と安全性 から、いず
れかに軍配 が上がってくるであろう。
一 方 、一 昨年 の 医療連 携講演会 で講演 をさせていただいた に し上
折 申
げた、lM A の もひとつの 適応 疾患 、
P h ila d e lp h ia c h ro m o so m e ‐
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s
a
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c ute y m p h o b la stic te u ke m ia (P h + A L L )に関 しても新しいT K lの
p
出現は影響するものと思われる。lM A と化学療法との併用 により、以前よりも良好な寛解率を得ることが出来るよ
うになったP h ヰA L L ではあるが、その生存 率 はまだ改善 の 余地を十分 に残 しており、新 しいT K lに期待 されるもの
も大きい 。日本 ではD A のみがこの 疾患 に対する適応 を取得 しており、今後 、D A と抗がん剤の併用 による治療が
注 目されることになると思う。
多発 性 骨 髄 腫 の 治 療 薬
サリドマイドはかつてのサリドマイド禍をご記憶 の先生方も少なくないと思うが、骨髄腫 に有効 であることが知ら
れ、世界的 には既 に2 0 年近 い使用歴 がある薬剤である。日本 は催奇性 の 問題 から保 険収載 に慎重 であり、2 0 0 8
年 に認可され、2 0 0 9 年春 には使用可能となる予定である。ただし、かつての苦 い経験 からその使 用 にはきわめて
強 い制 限 が課 せられており、処 方 には息者本 人と薬剤管理責任者たる家族 、認定された血液 内科 医師 、薬剤科
責任者 、緊急避妊 に対応 できる産婦人科 医 の参加 が必要となる。実際 に処方できる施設がどの程度 になるのか
は今 の ところ把 握 できておらず、息者 が薬剤を求めて流れ動く事態を招きかねない状態 にある。当院も認定 医 の
申請 中である。
今 ひとつの新 しい薬剤 、b o rte zo m ib は2 0 0 6 年 に保 険収載され、既 に診療 において使用されている。新 しい種
類 の 薬剤 として、また、有 効性 が示 された薬剤 として注
目されているが 、保 険適応 上 、治療 抵 抗例 に対 する単
ねは
唱
とコ
E掌0
︵
沢≡軍い
∽一
一
剤 での 使 用 とな つている点 が 問 題 である。が 、既 に世
界 では初 回 治療 薬 として、他 剤 との 併 用 が検 討 されて
おり、今 までのファーストラインの 治療 法 、実 はサリドマ
イドを使 用 する治療 法 であるが 、これを凌 駕 す るものと
して認 知 されつつ あるからである。
劇 d ea th S
80 1
若 年 者 の 多発 性 骨髄腫 の 患者 に必 要 とされる自家
移 植 も、この 薬剤 を治療 開 始 当初 か ら使 用 することに
より、その 適応 が 再 検 討 される時 期 に来 ており、ひ ろく
治療 法 の 選 択 肢 が 保 険適 応 とい う縛 りの ために制 限
題 がまた 目立ちつつ ある分 野 でもある。
図l
5
7
され、せっか くの 効 果 ある治 療 が 受 けられないとい う問
。
5
N o.oF D eaths
Related to C M L
A lldeaths
N o.at Risk
Related to C M L
A ‖deaths
世界的 にその検討 が始まつている。日本 では残念ながら、
im atinibによる治療を受けた慢性骨髄性白血病患者のoveralisurv市al
24 17 ,2006.)。
(N E ng iJ M ed 355 :2408 ‐
嗣込病院 院内配置□
鋼互] E担里 │だョ
「
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愚
新息 受 付
輪血 科
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眼科
病理科
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L I馴 創 日
リハ ビ リテ ー シ ョン室
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「
入退 院面会入 回
リネンサプライ室
(別
館)
※感染症外来 は、
)ました。
平成2 1 年4 月1 日より仮設棟 1 階 に移転 となけ
地区医師会・
嗣込病院研修会のこ案内 こ
て
参
力
古
品経し
ヤ
当 院 で │よ、地 域 の 医 療 機 関 の 方 々 に お 集 ま りしヽた だ き 研 修 会 を 開 催 して い ま す 。質 疑 応 答 で は 、
日 頃 の 疑 間 点 な ど に つ い て も お 答 え して お りま す 。多 数 の 皆 様 の こ参 加 を お 待 ち して お りま す 。
●開催 時間 :午後 フ時 3 0 分 ∼ 9 時
●開催場所 :駒込病 院 層」
館 1 階講 堂
開催 予 定 日
開催 予定 日
平成21年 4月21 日 (火) 皮膚癌の診かた 。
考え方
平成21年 5月19 日 (火)
●開催 予定 ・
開催 予 定 日
皮膚科
医長
吉野
公二
小児科
医長
賀来
秀文
医長
川村長智子
医員
飯野
彰人
医員
河本
博
医師
中山
栄一
医員
山川
聖史
総合診療科 医長
岡本
朋
小児科 c o m rn o n d ise a se
見落 として │よいけな しヽ
疾患
平成21年 6月16 日 (火) 骨粗霧症の治療
一脊椎圧迫骨折を中心に一 整形外科
医員
平成21年 7月21 日 (火) めまい、頭痛
各領域から
平成21年 9月15 日 (火) 高齢者 の血 液疾患
脳神経内科 部長
岸田
修三
耳鼻 8因喉科 医長
垂間
清
脳神経外科 医長
篠浦
伸禎
小林
武
一医療連携を生かすため 血 液内科
ゆ
※本研1多会│よ、国医生涯教育講座 (5 単位) に認定されています。
※事前の申込みは不要です。当日、直接会場にお越 しください。 (参カロ
費無料です。)
久保日尚子
医員