9・13 日朝ピョンヤン宣言 13 周年集会

9・13 日朝ピョンヤン宣言 13 周年集会
呼
び
か
け
日本の敗戦 70 年-朝鮮半島の解放・分断 70 年、日韓条約 50 年が問いかけるもの
今年は日本の敗戦から 70 年、朝鮮半島の人々にとっては日本からの解放と同時にもたらされた南
北分断から 70 年の年でもあります。
この節目の年に、安倍政権は憲法違反の戦争法案をごり押しし、8 月 14 日には侵略と植民地支配へ
の加害責任をあいまいにした戦後 70 年首相談話を出しています。私たちは安倍政権のこの一連の動
きに強く反対します。いま日本は重大な岐路に立たされているのです。
歴史に真摯に向き合い、侵略・植民地支配の反省の上に諸国民とりわけアジアの人々との対話と交
流による友好関係を築くことこそ、未来に向かって日本が歩むべき道です。安倍政権が「村山談話」
「河野談話」を継承するというなら、日本軍の「慰安婦」とされた人々、強制動員によって過酷な労
働を強いられた人々などへ誠意ある謝罪・賠償を行うのは当然です。
今年は、米国の指図のもと 1965 年に日本政府が韓国政府と国交を開き日韓条約を締結してから 50
年の年でもあります。しかし、それは日本の朝鮮侵略・植民地支配を正当化したまま(日韓基本関係
条約第 2 条)、韓国政府を朝鮮半島における「唯一の合法政府」と規定し(同 3 条)結ばれたものです。
そしてその時同時に結ばれた「財産・請求権協定」を盾に、被害者の賠償要求を門前払いしてきまし
た。このような 65 年日韓条約・諸協定の体制は見直されるべきものです。そして、朝鮮民主主義人
民共和国(朝鮮)との間にいまだに国交すらない異常な状態を放置せず、速やかに国交正常化に向かう
べきです。このことは、いわば表裏一体の関係にあります。
日本政府は、朝鮮半島の人々の意に反してもたらされた南北分断・対決状態を利用し、過去の清算
も放置し続けてきたのです。このような歪んだ関係は速やかに是正すべきです。
ピョンヤン宣言(2002 年)、日朝ストックホルム合意(2014 年)の誠実な履行を!
小泉首相(当時)の訪朝・初の日朝首脳会談で発表されたピョンヤン宣言は、「過去の植民地支配に
よって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と
心からのお詫びの気持ち」を表明し、国交正常化に向かうことを確認しました。これが原点です。
昨年 5 月の日朝ストックホルム合意では、
「双方は、日朝平壌宣言にのっとって、不幸な過去を清
算し、懸案事項を解決し、国交正常化を実現するために、真摯に協議を行った」とし、日本政府がと
る 7 項目の行動措置の第一として、
「北朝鮮側と共に、日朝平壌宣言にのっとって、不幸な過去を清
算し、懸案事項を解決し、国交正常化を実現する意思を改めて明らかにし、日朝間の信頼を醸成し関
係改善を目指すため,誠実に臨むこととした」としています。また「在日朝鮮人の地位に関する問題
については、日朝平壌宣言にのっとって、誠実に協議する」ことも明らかにしています。
日本のマスメディアの報道を見ていると、この合意が拉致問題のためだけにあるように報じられて
いますが、それは正しくありません。むしろ、日本政府がこれまで取り続けていた制裁一辺倒政策の
破たんを示すものであり、対話によってこそ日朝関係の改善も拉致問題の解決も見えてくることを示
しています。日朝国交正常化を実現していくことは、60 年以上に及ぶ朝鮮半島の停戦状態を平和協定
に変え、
「戦争法案」の口実の一つとされている朝鮮半島の軍事緊張の解消にも寄与するものです。
このような立場から 9・13 集会を開催します。ぜひ多くの皆様の参加・賛同をお願いします。
●実行委参加・賛同費 個人1000円/団体3000円
●郵便振替 00110-8-140618 [日韓民衆連帯全国ネットワーク]
*「9・13 集会賛同」と明記してください
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9・13ピョンヤン宣言13周年集会に賛同します
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