タイの医薬品市場とビジネス環境に関する講習会の

大薬協発第288号
平成27年8月17日
会
員 殿
大阪市中央区伏見町 2-4-6
大 阪 医 薬 品 協 会
タイの医薬品市場とビジネス環境に関する講習会の開催について
タイは人口が世界20位の6,718万人、面積は513,120平方キロメートル(日本の約1.4倍)の国です。
地理的にASEAN(東南アジア諸国連合)中心部にあり、最近では注目度が増しているミャンマーやカン
ボジア、ラオス、マレーシアなどと国境を面していることから、他の産業でも日系企業が多数進出し
ております。多くの人口と今後も続く経済成長の中で医薬品産業の重要性も高まってきております。
このような中、今般、タイ市場の専門家3名をお招きして、「タイの医薬品市場とビジネス環境に
関する講習会」を開催することになりました。
当日は、日本貿易振興機構(JETRO)から「タイのビジネス環境」、大阪医薬品協会より「タ
イの薬価制度と保険制度の概要」の講演ののち、現在、タイでビジネス活動をされている製薬企業
(タイ武田)から講演いただきます。タイ武田は1974年に設立され45年の歴史をもち、今もアリナミ
ンブランドや医療用医薬品を販売しています。つきましては、本講習会への参加希望の方は、9月30日
(水)までに大阪医薬品協会ホームページ上( http://www.dy-net.or.jp )の「講演会等受付システ
ム」よりお申し込み頂きますようお願い申し上げます。
記
日 時:平成27年10月5日(月)13時30分~17時00分
会 場:薬業年金会館 3階
〒542-0012 大阪市中央区谷町6-5-4
電話 06-6768-4451
http://www.dy-net.or.jp/kankei/nenkin.htm
会 費:無料
プログラム:
13:30-13:35 挨拶 大阪医薬品協会
13:35-14:05 タイのビジネス環境について
講師 蒲田亮平 氏
日本貿易振興機構(JETRO)海外調査部アジア大洋州課
14:05-14:20 タイの薬価制度と保険制度の概要
(国民健康保険法の制定(2002年)によりタイは国民皆医療保障体制)
講師 豊田繁 氏
大阪医薬品協会 国際連携アドバイザー
14:20-14:30 休憩
14:30-16:00 Thailand Pharmaceutical Market & Regulation of Ethical
and OTC in Thailand and Activity, History and presence of
Takeda Thailand now(逐次通訳)
講師 Mr.Peter Huang
President Thailand and IndoChina Takeda (Thailand), Ltd.
16:00-16:45 パネルディスカッション(質疑応答を含む)
16:45-17:00 講師との名刺交換会
講師について:
Mr.Peter Huang President Thailand and IndoChina
Takeda (Thailand), Ltd.
タイ武田は 1969 年に設立され、現地生産に向けて第一歩を踏み出し、バンコク郊外に錠剤、液剤、
軟膏、クリームの製造工場を建設してきました。タイ市場においては、拡張員(医薬情報担当者)
による学術宣伝活動が奏功して、当初からアリナミン、ハイシーが順調な売れ行きを示し、同国に
おける主要なビタミン剤メーカーとしての地位を築いてきました。昨年は「設立 45 周年記念式典」
が開催され 580 名が参列しました。
Peter Huang 氏は、ユニークな経歴の武田のグローバル人材のひとりです。出身は台湾ですが、1992
年 MCGILL UNIVERISTY、モントリオール、カナダで建築科学の学士を取得、1998 年ロンドンビジネ
ススクール、ロンドン、イギリス経営管理の修士取得、ボストンコンサルタント勤務や、タイの前
は 2009-2011 ナイコメッド韓国株式会社(ナイコメッドは武田 2011 で取得しました)代表取締
役社長を、務め、2012 年より現在までタイ武田を強いリーダーシップで牽引して、2013-14 の間に
9 の新製品を上市(武田タイは 10 年前には新製品を発売していません)
、武田のトップ 5 の最も収
益性の高い国のひとつに入りました。市場シェアでトップ 5 の製品は市場シェアの位置で、1 位が
4 つ、2 位がひとつあります。CAGR≪年平均成長率≫で 7.4%を達成し、多国籍企業の(キーター
ゲット医師のクラスで 1 位)のうち、販売の科学的能力では 5 位から 3 位への改善での医師との関
係の 1 位評価を維持することにより
売上を増加させてきました。
一方で、インドシナ半島のこれからの新興国であるミャンマー、ベトナムへの展開事業も担ってい
ます。