私たちはどこへ行こうとしているのか?

(公開討論会)
大阪の政治的流動の意味と今後を考える
私たちはどこへ行こうとしているのか?
呼びかけ 「橋下現象」研究会
(日時) 2015 年 11 月 2 日(月)
(会場) 国労大阪会館
午後 6 時開場:6 時半開始~8 時半終了
3 階大会議室
大阪市北区錦町2-2 ℡06-6354-0661
JR天満駅下車 JR環状線にそって南東に徒歩 2 分
今回の大阪市長(府知事)選は、自民党の候補を共産党が全面的に支持し、超党派の支援体制を築く動きがほぼ確定的になってい
ます。この間の大阪における政治状況は、歴史的にも、政治思想的にも大いに検討に値するテーマです。例えば、ヨーロッパの経
験である反ファショ統一戦線戦(共産党と社民勢力を中軸にした民主主義勢力の共同)とも相違点があります。
イギリスのサッチャー政権(新自由主義政権)により労組や協同組合的な運動・組織が撃滅された後に、ブレア労働党政権が現
われました。
『新自由主義的社会民主主義』とでもいうべき社民勢力の変質でした。日本では、中曽根政権による国鉄分割=国労
解体を梃に社会民主勢力の解体攻撃が進められ、現在に至っています。
新自由主義勢力が全世界で政治的に跋扈しており、日本では、
『排外的なナショナリズムと結びついた新自由主義』と、いわば、
『ソフトな新自由主義的な民主主義勢力(民主党内および資本家階級の一部)
』や柳本に代表される『地方土着的自民党』との間
に政治的相違が生まれています。このズレ・間隙に介入する以外に、独裁的な「ナショナリズムと結びついた新自由主義」と対抗
する術を持たない今日の民衆の政治的な力・位置をどのように考えるのか? 今回の大阪における選挙について、戦術的な評価と
は少し距離を置いて、歴史的な、あるいは政治思想的な観点から考えて見ようと言うのがこの公開討論会の狙いです。
どうしたら、真に新自由主義的勢力を打倒できる政治的流れを生みだし得るのか? 現在の日本の民衆運動の中にある可能性は
何か? また、克服すべき私たち民衆運動の側の課題は何か? こうした点などを議論しましょう。
<報告・発言者>
● 大阪の政治的状況への危惧と疑問
島 和博
● ヨーロッパの経験から見えること
杉村 昌昭 (「橋下現象」研究会代表)
● 日本の社会民主主義の現状と今後
服部 良一 (社民党・元国会議員)
● 若い世代から見えること、可能性
ラボルテ雅樹 (「人民新聞」記者)
(大阪市立大学人権問題研究センター特任教員)
その他、若干名 (交渉中)
<参加資格など> 関心のある方はどなたも歓迎
(会場カンパ当日お願いします)
――参考資料紹介――
* 「橋下現象」研究会の前回討論会(5 月 27 日)をベースにした報告
「<橋下劇場>と若者/新自由主義」 水野博達著 (『現代の理論』デジタル版第 5 号)
http://genndainoriron.jp で検索
* イギリス労働党の最近の動向~雑誌「世界」(岩波書店) 2015 年 11 月号
118 頁~「私は新しい種類の政治に票を投じたのだ――イギリス労働党 2015 年党首選」 進藤 兵著など
<連絡先> 「橋下現象」研究会
090-8149-9023(携帯)
e―mail [email protected]