第四号

ノースウエスト航空日本支社労働組合
ティータイム
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第55期 第4号
2015年 1月 9日発行
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★ DAL11月 太平洋線旅客減も全旅客は 6%増に
デルタ航空(DAL)の11月の日本発着路線を含む太平洋路線有償旅客マイルは前年同月比
3.3%減の175万225千人マイル、ロードファクターは2.2ポイント減の79.3%だった。DAL全体の有償
旅客マイルは5.0%増の1485万6447千人マイル、ロードファクターは1.2ポイント増の80.6%だった。
全輸送旅客数は5.9%増の1327万1993人、1供給座席マイル当たりの旅客収入(PRASM)は前年
同月比4.5%増加した。米国内線、特にアトランタ、シアトル両路線が好調だったことと、感謝祭(サン
クスギビング)の祝日が好調の要因。感謝祭の休暇中、DALの運航便数は2万8000便以上、旅客数
は260万人以上に上った。(W.D 12.5)
★米運輸省、
DAL の羽田枠再配分へ新たな調査
年内に各社から申請受付、年明け後に結論
米運輸省は 12 月 15 日、デルタ航空(DAL)による羽田-シアトル線の冬期運休に対するアメリカン
航空(AAL)とハワイアン航空(HAL)による羽田発着枠の再配分要求について、公的利益の観点
から再度、航空会社からの申請を 12 月 22 日まで受け付け、1 月 2 日に回答すると発表した。
米運輸省は、これまでの議論を踏まえて、DAL がシアトル-羽田線を維持することが同路線の最大
の利益につながるか、あるいは DAL または別の米航空会社が他の路線のために羽田発着枠を
利用することが、より公的利益につながるのかの新たな調査が必要と判断し、公的利益を判断する
実績を明らかにする手続きを開始すると発表した。 この手続きは、限られた発着枠を利用して公的
利益を最大限化するために行われる。今後、関係者は DAL のシアトル羽田線を維持する方が
望ましいのか、他の航空会社に羽田発着枠を再配分する方が望ましいのか、あるいは、DAL による
他の都市からの就航が望ましいのか、議論を重ねていくことになる。 現在、DAL は羽田-シアトル線
を運休しているが、米運輸省は、この現状が発着枠の休止につながるかどうかを判断する必要は
ないとの立場。発着枠が有効に使われていなければ、有効に活用させ、競争を促進させることで、
公的利益を確保する権限を持つが、DAL のシアトル線を維持するべきか、他の手段に変更すべき
か、それを決めるのは公的利益であるとの認識だ。米運輸省は、この手続きは DAL が羽田-シアトル
線をデイリー運航で再開させる予定にしている来年 3 月 29 日までには完了しない可能性もあるとし
ている。そのため、DAL は、再開予定日およびそれ以降の羽田-シアトル線の航空券販売を行うこと
もありえるが、最終的に羽田発着枠をシアトルから別の都市に配分することになれば、DAL は、購入
した旅行者に対して、自社便あるは他社便への振替を行うことになる。
今後の手続きのスケジュールについては、再配分に対する 申請を今年 12 月 22 日まで受け付け、
来年 1 月 2 日にはその申請に対する回答を出す。その後、1 月 5 日までに追加・修正などの申請を
受け付け、その回答は 1 月 12 日に出される。最終的な回答は 1 月 20 日に発表される予定だ。
DAL は羽田の深夜早朝枠を利用して運航していた羽田-シアトル線を、10 月 1 日から 3 月 26 日ま
で季節運休。夏期スケジュールが始まる来年 3 月 29 日から再開する予定。 これに対して、AAL は
米運輸省に対して、DAL が運休した 羽田-シアトル線の深夜早朝発着枠を使って、羽田-ロサンゼ
ルス線を来年 1 月 15 日から開設することを表明し、羽田発着枠の再配分を求めた。HAL も DAL の
羽田枠の再配分が決定次第、羽田-ハワイ線の通年を運航を申請するとしている。(W.D 12.17)
★「ビジネスエリート」は「Delta One(TM)(デルタ・ワン)」に、
「エコノミーコンフォート」は「Delta Comfort+(TM)(デルタ・コンフォートプラス)」に
長距離国際線および米国大陸横断路線のビジネスクラスは、従来のビジネスエリートから「Delta
One(TM)(デルタ・ワン)」に変更し、エコノミークラスよりも足もとが広くリクライニング角度が深い従来
のエコノミーコンフォートは「Delta Comfort+(TM)(デルタ・コンフォートプラス)」に、エコノミークラスは
「メインキャビン」に名称を変更します。米国内線(大陸横断路線を除く)の上位クラスは「ファーストク
ラス」とし、米国内線の一部路線では「ベーシックエコノミー」運賃を設けます。
デルタ・ワン、ファーストクラス、デルタ・コンフォートプラスではプレミアムサービスを提供し、
メインキャビンおよびベーシックエコノミーは、デルタ航空の高いサービス基準を満たしつつ、経済性
の高い選択肢を提供します。わかりやすいプロダクト区分と、高いレベルのサービスを提供すること
は、デルタ航空がかねてから実施している、お客様一人ひとりのニーズに合あわせた特別な旅を
提供するという戦略の一環です。各プロダクトの新ブランド名は 2015 年 3 月 1 日に導入開始します。
・ デルタ・ワン :従来の「ビジネスエリート」
長距離国際線およびニューヨーク-ロサンゼルス線、ニューヨーク-サンフランシスコ線で提
供。
・ ファーストクラス : 米国内線および一部の短距離国際線で提供。
・ デルタ・コンフォートプラス :一部の小型機を除く全ての 2 クラス制機材で提供されるアップグレードサービ
ス。
・ メインキャビン :全フライトにて提供。
・ ベーシックエコノミー :座席とサービスはメインキャビンと同様。座席指定や払い戻しの条件に制限を
設けることにより低運賃を実現。一部の米国内線のみで提供。
デルタ・ワンとデルタ・コンフォートプラス、米国内線のファーストクラスには、2015 年中旬にかけて、
新デザインのシートカバーを導入します。なお、日本発着のグアム、サイパン、パラオ路線では、
2015 年 1 月 5 日以降、「ビジネスクラス」の名称を使用します。ビジネスクラスのサービス内容は、米
国内線のファーストクラスに準じます。
マイレージプログラム「スカイマイル」のダイヤモンドおよびプラチナメダリオンのお客様は、引き続き
予約時にファーストクラスやデルタ・コンフォートプラスへの無償アップグレードが可能です。2015 年
3 月 1 日からは、ゴールドおよびシルバーメダリオンのお客様は、ファーストクラスへは搭乗便出発の
72 時間前、デルタ・コンフォートプラスへは同 24 時間前より無償アップグレードの対象となります。
デルタ航空は数十億円を投じて顧客エクスペリエンスの改善を進めています。これには 2016 年に完
了予定の米国内線ナローボディ機材 225 機の内装変更、荷物スペースの拡大、各座席への電源設
置、機内エンターテインメント新ブランド「デルタ・スタジオ」の導入による米国最高水準のコンテンツ
提供、2016 年に完了予定の国際線への機内 Wi-Fi サービス導入を含む、インターネット環境のさら
なる充実などが含まれます。そのほか、世界 45 箇所以上にある空港ラウンジ「デルタ スカイクラブ」
のリニューアル、充電ステーションの追加設置、スマートフォン向けアプリケーション Fly Delta への預
け入れ手荷物追跡機能やモバイル・チェックイン機能追加等のアップデートが含まれます。
(朝日新聞 DIGITAL 抜粋 12.19)