耐震計算書 WS3000 センター⽀柱 H=320 耐震条件 5000N・1G ワシノ商事株式会社 作成⽇: 図番号: 〔 ⼊ ⼒ 〕 パネルの⼀辺 積載荷重 耐震震度 パネルの重量 仕上げ⾼さ 平成27年2⽉25⽇ No.1 WS3320S51-M B= Wf= Kh= Bw= H= 1㎡当たりの⽀柱の数 0.5 5000 1 110 320 m N/㎡ G N mm n=1/(B×B)= 4 本/㎡ W=(Wf+Bw×n)/n= 1360 N/本 ⽀柱1本当たりの⽔平地震⼒ Fh=Kh×W= 1360 N/本 ⽀柱1本当たりの垂直地震⼒ Fv=Kh/2×W= 680 N/本 ⽀柱1本当たりの積載荷重 ( 1 ) パネル受け⽤ボルトの耐震強度検討 ( a ) パネル受け⽤ボルトに対する曲げ応⼒σ①の検討 ボルトの断⾯係数 Za(1)は (ボルトのねじ⾕径) φda(1)= Za(1)=π×da(1)3/32= 1.7294 cm 0.51 cm ボルトに加わる 最⼤曲げモーメントMa(1)は (⽀点⾼さ) 5.85 cm la(1)= (⽔平地震⼒) 1360 N/本 Fh= Ma(1)=Fh×la(1)= 7956.00 N・cm ボルトに加わる最⼤曲げ応⼒σa(1) は 2 σa(1)=Ma(1)/Za(1)= 15600.00 N/cm 156.00 MPa = ⻑期応⼒に対する許容応⼒度 F= = 曲げ許容応⼒ fa=F/1.5= ※上記、挿絵は計算部位を表すためので あり、実際の仕様と異なる場合があります。 ≪パネル受け⽤ボルトに対する曲げ応⼒σ①の検定≫ 地震による応⼒は短期応⼒であり σ①=σa(1)/(1.5×fa)<1を満⾜しなければならないから σ①= 156.00 /(1.5× 160 )= 0.65 < 1 となり問題ない。 24000 N/cm2 240 MPa 160 MPa No.2 ( b ) パネル受け⽤ボルトに対する圧縮応⼒σ②の検討 ⻑期応⼒σb(1)と短期応⼒σc(1)を求める。 ボルトの断⾯積 Ab(1)=π×da(1)2/4= ⽀柱1本当たりの積載荷重 W= ⻑期応⼒ σb(1)=W/Ab(1)= = ⽀柱1本当たりの垂直地震⼒ Fv= 短期応⼒ σc(1)=Fv/Ab(1)= = 2.35 cm2 1360 N/本 578.72 N/cm2 5.79 MPa 680 N/本 289.36 N/cm2 2.89 MPa 圧縮許容応⼒度 fb(1)を求める。 断⾯⼆次モーメント La(1)=π×da(1)4/64= 座屈軸についての断⾯⼆次半径 ia(1)=√(La(1)/Ab(1))= 限界細⻑⽐ 細⻑⽐ Λ= (ボルト⻑さ) lb(1)= λa(1)=lb(1)×2/ia(1)= ポアソン⽐ ιa(1)=3/2+2/3×(λa(1)/Λ)2= 46.51 λa(1)<Λ= < 0.44 cm4 0.43 ㎝ 120 10 ㎝ 46.51 1.6 120 であるから 圧縮許容応⼒度 fb(1)は、 fb(1)={1-0.4×(λa(1)/Λ)2}×F/ιa(1)= = ≪パネル受け⽤ボルトに対する圧縮応⼒σ②の検定≫ 地震による応⼒は短期応⼒であり σ②=σb(1)/fb(1)+σc(1)/(1.5×fb(1))<1 を満⾜させなければならないから 5.79 140.99 2.89 σ②= / + 140.99 )= 0.05 < 1 となり問題ない。 /(1.5× ≪曲げ応⼒σ①と圧縮応⼒σ②の組み合わせ応⼒の検定≫ 組み合わせ応⼒(σ①+σ②)< 1を満⾜しなければならないから σ①+σ②= 0.65 + 0.05 = 0.70 < 1 となり問題ない。 14098.7 N/cm2 140.99 MPa No.3 (2) ボルト⽤⽀えパイプの耐震強度検討 ( a ) ボルト⽤⽀えパイプに対する曲げ応⼒σ③の検討 パイプの断⾯係数 Zb(2)は (パイプの外径) φdb(2)= (パイプの内径) φdc(2)= 2.4 cm 2 cm Zb(2)=π/32×(db(2)4-dc(2)4)/db(2)= 0.70 cm パイプに加わる 最⼤曲げモーメントMb(2)は 8.85 cm (⽀点⾼さ) lc(2)= (⽔平地震⼒) 1360 N/本 Fh= Mb(2)=Fh×lc(2)= 12036.00 N・cm パイプに加わる最⼤曲げ応⼒σd(2) は 2 σd(2)=Mb(2)/Zb(2)= 17194.29 N/cm 171.94 MPa = ⻑期応⼒に対する許容応⼒度 F= = 曲げ許容応⼒ fa=F/1.5= ※上記、挿絵は計算部位を表すためので あり、実際の仕様と異なる場合があります。 ≪ボルト⽤⽀えパイプに対する曲げ応⼒σ③の検定≫ 地震による応⼒は短期応⼒であり σ③=σd(2)/(1.5×fa)<1を満⾜しなければならないから σ③= 171.94 /(1.5× 180 )= 0.64 < 1 となり問題ない。 27000 N/cm2 270 MPa 180 MPa No.4 ( b ) ボルト⽤⽀えパイプに対する圧縮応⼒σ④の検討 ⻑期応⼒σe(2)と短期応⼒σf(2)を求める。 パイプの断⾯積 1.38 cm2 Ac(2)=π/4×(db(2)2-dc(2)2)= ⽀柱1本当たりの積載荷重 1360 N/本 W= ⻑期応⼒ 985.51 N/cm2 9.86 MPa σe(2)=W/Ac(2)= = ⽀柱1本当たりの垂直地震⼒ 680 N/本 Fv= 短期応⼒ 492.75 N/cm2 4.93 MPa σf(2)=Fv/Ac(2)= = 圧縮許容応⼒度 fc(2)を求める。 断⾯⼆次モーメント 0.84 cm4 Lb(2)=π/64×(db(2)4-dc(2)4)= 座屈軸についての断⾯⼆次半径 0.78 ㎝ ib(2)=√(Lb(2)/Ac(2))= 限界細⻑⽐ 細⻑⽐ 120 Λ= (パイプ⻑さ) ポアソン⽐ λb・<Λ= 3 ㎝ 7.69 ld(2)= λb(2)=ld(2)×2/ib(2)= 1.5 ιb(2)=3/2+2/3×(λb(2)/Λ)2= 7.69 < 120 であるから 圧縮許容応⼒度 fc(2)は、 2 fc(2)={1-0.4×(λb(2)/Λ)2}×F/ιb(2)= 17970.4 N/cm = 179.7 MPa ≪ボルト⽤⽀えパイプに対する圧縮応⼒σ④の検定≫ 地震による応⼒は短期応⼒であり σ④=σe(2)/fc(2)+σf(2)/(1.5×fc(2))<1 を満⾜しなければならないから σ④= 9.86 / 179.7 + 4.93 0.07 < 1 となり問題ない。 179.7 )= /(1.5× ≪曲げ応⼒σ③と圧縮応⼒σ④の組み合わせ応⼒の検定≫ 組み合わせ応⼒(σ③+σ④)< 1を満⾜しなければならないから σ③+σ④= 0.64 + 0.07 = 0.71 < 1 となり問題ない。 No.5 (3) ベース⽤⽀えパイプの耐震強度検討 ( a ) ベース⽤⽀えパイプに対する曲げ応⼒σ⑤の検討 パイプの断⾯係数Zc(3)は (パイプの外径) φdd(3)= (パイプの内径) φde(3)= Zc(3)=π/32×(dd(3)4-de(3)4)/dd(3) = 4.3 cm 3.84 cm 2.84 cm3 パイプに加わる (⽀点⾼さ) (⽔平地震⼒) 最⼤曲げモーメントMc(3)は 30.75 cm le(3)= 1360 N/本 Fh= Mc(3)=Fh×le(3)= 41820.00 N・cm パイプに加わる最⼤曲げ応⼒σg(3) は 2 σg(3)=Mc(3)/Zc(3)= 14725.35 N/cm 147.25 MPa = ⻑期応⼒に対する許容応⼒度 F= = 曲げ許容応⼒ fa=F/1.5= ※上記、挿絵は計算部位を表すためので あり、実際の仕様と異なる場合があります。 ≪ベース⽤⽀えパイプに対する曲げ応⼒σ⑤の検定≫ 地震による応⼒は短期応⼒であり σ⑤=σg(3)/(1.5×fa)<1を満⾜しなければならないから σ⑤= 147.25 /(1.5× 180 )= 0.55 < 1 となり問題ない。 27000 N/cm2 270 MPa 180 MPa No.6 ( b ) ベース⽤⽀えパイプに対する圧縮応⼒σ⑥の検討 ⻑期応⼒σh(3)と短期応⼒σi(3)を求める。 パイプの断⾯積 2.94 cm2 Ad(3)=π/4×(dd(3)2-de(3)2)= ⽀柱1本当たりの積載荷重 1360 N/本 W= ⻑期応⼒ 462.59 N/cm2 4.63 MPa σh(3)=W/Ad(3)= = ⽀柱1本当たりの垂直地震⼒ 680 N/本 Fv= 短期応⼒ 231.29 N/cm2 2.31 MPa σi(3)=Fv/Ad(3)= = 圧縮許容応⼒度 fd(3)を求める。 断⾯⼆次モーメント 6.11 cm4 Lc(3)=π/64×(dd(3)4-de(3)4)= 座屈軸についての断⾯⼆次半径 1.44 ㎝ ic(3)=√(Lc(3)/Ad(3))= 限界細⻑⽐ 細⻑⽐ 120 Λ= (パイプ⻑さ) ポアソン⽐ 21.9 ㎝ 30.42 lf(3)= λc(3)=lf(3)×2/ic(3)= 1.54 ιc(3)=3/2+2/3×(λc(3)/Λ)2= λc(3)<Λ= 30.42 < 120 であるから 圧縮許容応⼒度 fd(3)は、 2 fd(3)={1-0.4×(λc(3)/Λ)2}×F/ιc(3)= 17081.8 N/cm = 170.82 MPa ≪ベース⽤⽀えパイプに対する圧縮応⼒σ⑥の検定≫ 地震による応⼒は短期応⼒であり σ⑥=σh(3)/fd(3)+σi(3)/(1.5×fd(3))<1 を満⾜させなければならないから 4.63 170.82 2.31 σ⑥= / + 170.82 )= 0.04 < 1 となり問題ない。 /(1.5× ≪曲げ応⼒σ⑤と圧縮応⼒σ⑥の組み合わせ応⼒の検定≫ 組み合わせ応⼒(σ⑤+σ⑥)< 1を満⾜しなければならないから σ⑤+σ⑥= 0.55 + 0.04 = 0.59 < 1 となり問題ない。 No.7 ( 4 ) ベースプレートの耐震強度検討 ベースプレートの⼀辺 ベースプレートの板厚 a= t= 18 ㎝ 0.45 ㎝ ベースプレートに加わる荷重は上図の様に分布するその反⼒を 「 P 」 と仮定すると、 O点まわりの曲げモーメントMe(4)は下式で求められる。 (反⼒ 「 P 」 が荷重図の図⼼であるO点より2/3の位置に作⽤すると考えて) ベースプレートの断⾯係数Zd(4)は Zd(4)=a×t2/6= ベースプレートに加わる 荷重モーメントMd(4)は 0.61 cm3 (⽀点⾼さ) lg(4)= 30.75 ㎝ Md(4)=lg(4)×Fh ・a/2×2/3×P×2 41820 N・cm ・2/3×a×P= 3485 N P=3×Md(4)/(2×a)= ベースプレートに加わる 曲げモーメントMe(4)は (パイプのフレア部外径) 4.3 ㎝ φdf(4)= Me(4)=P×(a/3-dd(3)/2)= 13417.25 N・cm ベースプレートに加わる曲げ応⼒σj(4)は 2 σj(4)=Me(4)/Zd(4)= 21995.49 N/cm = 219.95 MPa ※上記、挿絵は計算部位を表すためので あり、実際の仕様と異なる場合があります。 曲げ許容応⼒度 fa= ≪ベースプレートに対する曲げ応⼒σ⑦の検定≫ σ⑦=σj(4)/(1.5×fa)<1を満⾜しなければならないから σ⑦= 219.95 /(1.5× 160 )= 0.92 < 1 となり問題ない。 160 MPa No.8 ( 5 )ベースプレート接着部の耐震強度検討 ベースプレートの⼀辺を ※上記、挿絵は計算部位を表すためので あり、実際の仕様と異なる場合があります。 a= 18 ㎝ とした時の断⾯係数は Zs(5)=1×a3/6= 断⾯係数 972 cm3 ベース接着部に加わる曲げモーメントMf(5)は (⽀点⾼さ) lh(5)= Mf(5)=W×Kh×lh(5)= ベースプレート接着部の発⽣応⼒σl(5)は σl(5)=Mf(5)/Zs(5)= = 接着剤の1cm2当たりの接着強さσk(5)を 60 N/cm2 = σ⑧=σl(5)<σk(5)を満⾜しなければならないから 42432 / 972 = 43.65 < = 0.437 < 42432 N・cm 43.65 N/cm2 0.44 MPa 0.6 MPaとした時 ≪ベースプレート接着⾯に対する接着強度⑧の検定≫ σ⑧= 31.2 ㎝ 60 0.6 となり問題ない。
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