オ ート マト ン ・ 形式言語 演習問題解答例 2015 1. 年 12 月 15 日 M1 の拡張遷移関数と 受理状態集合を それぞれ Æ1 と F1 と おく . M2 について も 同様に Æ2 と F2 と おく . (a) i. 空列 . q1 は受理状態である が q4 は受理状態でな いため, q1 と q4 は区別可能である . 定義に = q1 2 F1 であ る が, Æ1 (q4; ") = q4 < F1 であ る . そ のた め, 定義よ り q1 と q4 は区別可能であ る . 解説: 従え ば, 入力系列と し て " を 考え た 場合, Æ1 (q1 ; ") ii. 00 や 10. 解説: 入力系列が 00 の場合, Æ1 (q1 ; 00) = q5 q1 と q5 が区別可能であ る こ と が分かる . より, 00 や 2 F1 であ る が, よ り 短い入力系列と し て , 10 Æ1 (q1 ; 0) = q2 < F1 かつ, Æ1 (q5 ; 0) 0, 1 10 Æ1 (q5 ; 00) = q3 < F1 であ る こ と の場合も 同様. お よ び " があ る . し かし , 入力系列が = q4 < F1 であ り , 0 の場合, いずれも 受理状態に 遷移し な いた め, 区別可能であ る こ と は示せな い. 入力系列が 1 の場合も 同様であ る . " の場合は共に 受理状 態に と ど ま る ので区別可能であ る こ と は示せな い. (b) 最低でも n 2 の長さ の入力系列が必要であ る . 最短と な る のは n 2 個の 0 だけ が並んだ系列 であ る . 解説: M2 に おいて , q2 から 受理状態 qn ま で推移する 最短の入力系列は, n 2 個の 0 だけ が並 2 n 2 ) = qn 2 F 2 である が, Æ2 (q1 ; 0 ) = qn 1 < F 2 である . よ っ て , q1 と んだ系列である . Æ2 (q1 ; 0n q2 は区別可能であ る こ と が分かる . n 2 よ り 短い入力系列 w が与え ら れて も , Æ2 (q1; w) も Æ2(q2 ; w) も 受理状態ではな いので, 区別 可能である こ と は示せない. し たがっ て , q1 と q2 を 区別する 最短入力系列の長さ は n 2 である . 2. M3 に 穴埋めア ルゴ リ ズム を 適用する と , 状態の区別可能性に ついて の表 (左下表) が得ら q1 q2 , q3 q4 で あ る こ と が分かる . こ のこ と から , q1 と q2 を p1 , q3 と q4 を p2 に , そ れぞれ 1 つの状態に ま と めて , M3 と 等価な 最小の DFA( 右下図) が得ら れる . (a) DFA れる . 表よ り , q1 q2 q3 q4 0 q0 q1 q2 q3 q0 1 p1 0 1 p2 1 等価な 最小 DFA の状態遷移図 状態の区別可能性の表 M4 に 穴埋めア ルゴ リ ズム を 適用する と , 状態の区別可能性に ついて の表 (左下表) が得ら p0 p3 , p1 p4 であ る こ と が分かる . こ のこ と から , p0 と p3 を q0 , p1 と p4 q1 に , そ れぞれ 1 つの状態に ま と めて , M4 と 等価な 最小の DFA が得ら れる . (b) DFA れる . 表よ り , を 0 1 a p1 p2 p3 p4 pe a q0 p0 p1 p2 p3 p4 b q1 b p2 b a pe a,b 状態の区別可能性の表 等価な 最小 DFA の状態遷移図 M5 () DFA に 穴埋め ア ルゴ リ ズム を 適用する と , 状態の区別可能性に つ いて の表 (左下表) が得 ら れる . 表よ り , を そ れぞれ順に , q1 q2 q3 q4 q5 q6 q7 q0 q4, q1 q5 , q2 q6 , q3 q7 で あ る こ と が分かる . 同値な 状態組 p0 ; p1 ; p2; p3 と ま と める と , M5 と 等価な 最小の DFA( 右下図) が得ら れる . q0 q1 q2 1 p0 q3 q4 q5 q6 1 1 p1 0 1 0 p3 0 p2 等価な 最小 DFA の状態遷移図 状態の区別可能性の表 M7 を 一緒に し て 穴埋めア ルゴ リ ズム を 適用する と 以下のよ う に な る . 右の表よ り , p0 p4 q0 q3 ; p1 p2 q1 ; p3 q2 p1 である こ と が分かる . M6 の初期状態 p0 と M7 の初期 p2 状態 q0 に ついて p0 q0 であ る から , M6 と M7 は等 p3 価であ る . p4 q0 q1 q2 q3 p0 p1 p2 p3 p4 q0 q1 q2 3. DFA M6 と 0 DFA a (別解) DFA M6 と DFA M7 に, それぞれ穴埋めアルゴ リ ズム を 適用し て 最小化する と , 右図のよ う に な る . こ のよ う に同じ オート マ ト ン に最小化でき る から , と M7 は等価であ る . M6 b b a a,b 2
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