建設業を巡る最近の話題 - 建設業情報管理センター

建設業を巡る最近の話題
平成27年6月25日
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
社会資本整備の基本的考え方
経済財政諮問会議(平成27年5月19日)
太田臨時議員提出資料
社会資本については、4つの危機に直面
① 激甚化する気象災害、切迫する巨大地震
② 加速するインフラ老朽化
③ 人口減少による地方の疲弊
④ 激化する国際競争
これらの危機に対応して、「防災・減災、老朽化対策、メンテナンス、耐震
化」を推進するとともに、経済成長という観点からは、ストック効果のある
ものに「選択と集中」を徹底
◆社会資本は、ストックとして、中長期にわたり経済成長を支えるなどの効
果を発揮するというのが本来の考え方。
社会資本のストック効果を重視し、「安全」と「成長」に重点化を図りつつ、
アベノミクス第3の矢「民間投資を喚起する成長戦略」を支える。
※これらを基本方針として、次期社会資本整備重点計画に反映
1
「ストック効果を重視した社会資本整備」
最近、社会資本のストック効果が広く実感されている。
①圏央道の整備に伴う効率的な物流ネットワーク強化による、工場、物流施設の立地促進
(左下図参照)
②北陸新幹線の金沢開業による、観光などの交流人口増大や金沢駅周辺の地価上昇(中
央図参照)
③首都圏外郭放水路の整備による、災害リスクの減少に伴う物流倉庫やショッピングセン
ターなどの立地促進(右下図参照)
今後、このような社会資本整備への重点化が、日本経済の再生を図っていく上できわめ
て重要。
【圏央道】
【北陸新幹線】
圏央道の整備進展により、多数の物流施
設等が立地
北陸新幹線の整備によ
り、移動時間の短縮効
果(東京・金沢間:3時間
47分→2時間28分)が発
生し、交流人口が増大
【首都圏外郭放水路】
金沢駅西口の地価の上昇率が全国の
商業地で一位(+17%)
※区間の開通時期については、土地収用法に基づく
手続きによる用地買収等が速やかに完了する場合
343,000 (%)
20
金沢5-13の地価の推移
価格(円/㎡)
255,000
250,000
263,000
293,000
17.1 16
12
11.4
8
5.2
4
0
-2.0
-4
-5.6
H23公示
-8
H24公示
H25公示
H26公示
H27公示
放水路整備前(H12年)
首都圏外郭放水路
【進出企業の事例】
首都圏外郭放水路
(円/㎡)
360,000
320,000
280,000
240,000
200,000
160,000
120,000
80,000
首都圏外郭放水路
春日部市は部分通水後企業誘致を推進
→ 28件の企業が新たに進出
整備後(H26年)
(株)玉俊工業所 <流通>
首都圏外郭放水路整備
後に立地した物流倉庫、
ショッピングセンター等
2
ストック効果を重視した社会資本整備を進めるにあたってのポイント
ストック効果を重視した社会資本整備を進めて行くにあたって、財政健全化との両立の必要性を十
分認識しつつ、以下の3点を留意。
①羽田空港の飛行経路の見直しによる発着枠拡大など、既存施設の最大限の活用、ソフト施策の
徹底(左下図参照)
②首都高速中央環状線の大井JCT・大橋JCT間開通による都心の渋滞半減など、選択と集中によ
り、ストック効果を重視した真に必要な事業への重点化(右下図参照)
③民間事業活動の把握等、民間事業者との連携強化
【羽田空港の発着枠拡大】
■飛行経路の見直しなど既存インフラを賢く使う
ことにより年間約4万回の発着枠拡大※
⇒昼間時間帯国際線便数 約80便/日→最大133便/日(1.7倍)
現行飛行経路【南風時】
新飛行経路案【南風時】
○南風運用の割合
運用全体の約40%
(年間平均)
○南風時新経路の運用時間
15:00~19:00
(切替時間1時間を含む)
【首都高速中央環状線の全線開通】
■首都高速中央環状線約47kmが全線開通
(2015年3月に大井JCT・大橋JCT間約 9.4kmが開通)
・都心環状線の交通量は約5%減少
・中央環状線内側の渋滞は約5割減少
羽田空港
羽田空港
企業からの声
(離陸・着陸合計:80回/時)
(離陸・着陸合計:90回/時)
※飛行経路の見直し等の具体化を目指し、関係自治体等
と協議を進めているところ。
中央環状品川線(約9.4km)
2015年3月開通
(4月29日付日本経済新聞より)
運転手の勤務時間の改善にもつながっている。(清水運輸【運輸】)
輸送時間の見通しを立てやすくなった。(ヨコレイ【冷蔵倉庫】)
3
※H27.5 第10回建設産業活性化会議とりまとめ
【平成27年度 官民による重点的な取組事項】 建設業における担い手の確保・育成と生産性向上
○ 今後、建設業において高齢化等により技能労働者が大量に離職することが見込まれ、将来にわたる社会資本の品質確保と適切な機能維持を図るためには、
建設業の将来を担う若者の入職・定着を促し、人材を確保することが最重要課題。
○ 加えて、労働力人口が総じて減少する中、我が国の経済発展に資する社会資本の効果的な整備を図るため、人材確保と並ぶ対策の柱として、生産性向上
を推進することが不可欠。
○ このため、若者にとって魅力ある建設業を目指し、処遇改善を中心として担い手確保・育成対策の更なる強化を図るとともに、新技術・新工法の活用、重層
下請構造の改善等、建設生産システムにおける生産性の向上に官民一体となって取り組むことで、将来の担い手確保に強い決意で臨む。
処遇改善を中心とする担い手の確保・育成
建設生産システムにおける生産性の向上
適切な賃金支払の浸透と社会保険加入の促進
1月以降に更新期限を迎える許可業者に対しては、前倒しで指導を実施)
○元請・下請間での法定福利費の確実な移転方策について検討
○入退場記録を含む就労履歴の管理システムを官民で早急に構築
→加入状況の確認を実効的に行える環境整備(併せて、技能・経験に応じた適正な評価・処遇、現場の
安全管理等に資する)
ダンピング対策の強化、歩切りの根絶
適正利潤の確保のため、改正品確法の趣旨を発注の現場で更に徹底
○低入札価格調査制度等の未導入の地方公共団体に対して個別に導入を要請
○歩切りの実態調査の結果を踏まえ、地方公共団体に対し早期見直しを再度強く要請(夏
新技術・新工法の活用等
■情報化施工、プレキャスト化等の推進
施工の省力化・効率化
施工の標準化 省
・ 力化 効
・ 率化
処遇改善の徹底
労務単価の上昇分が確実に技能労働者に支払われるよう官民で取り組む
平成29年度を目途に許可業者100%の保険加入に向けた更なる取組の強化
○元請企業による優良な職長に対する手当の支給などの支援の普及[業界]
○未加入対策に関する新たな施策等について、行政、建設業界双方の担当者に周知を図る
ため、全国10ブロックで説明会(キャラバン)を開催
○民間発注者に対し法定福利費を含む適正価格での発注を働きかけ(先進的取組の水平展開)
○一次下請企業を社会保険加入業者に限定する措置を8月から全ての直轄工事に拡大(試行)
○社会保険加入指導の前倒し(現在、許可更新時に行っている保険の加入指導について、平成28年
頃を目処にフォローアップ調査を実施。歩切りの廃止に理解をいただけない団体は、必要に応じ個別
に発注者名を公表)
若者の早期活躍の促進、教育訓練の充実強化
する。秋頃に政令を改正し来年度の試験から適用開始予定)
○工業高校で実施しているキャラバンを、今年度は小中学校、普通高校へ実施対象を拡大
○地域連携ネットワークによる教育訓練体系の構築を引き続き支援するとともに、職種ご
とに職業能力基準(技能レベル)を示し、教育訓練に必要なプログラム・教材等を整備
女性の更なる活躍の推進(5年で女性倍増を目指し、官民挙げた行動計画を実践)
女性が働き易い現場環境の整備や地方レベルの女性活躍を推進し、女性活躍の定着を図る
○女性の活躍に地域ぐるみで取り組む活動に対して支援
○直轄工事で男女別のトイレ、更衣室等の設置を展開(積算上で配慮)
○今夏中目途に「建設業・女性活躍応援ケースブック」を作成し、先進事例を水平展開
(女性に対応した作業着や工具等の活用、フレックス朝礼や現場直行直帰の導入等、女性が働きやすい現
場環境改善の実践事例やノウハウ、改善のポイント等を紹介)
重層下請構造の改善
若者や女性の更なる活躍等
若者の入職・定着の促進に向けた更なる環境整備
○技術検定の受験要件を大幅に緩和(2級のすべての種目で実務経験なしで学科試験の受験を可能と
システム全体の『見える化』
による効率化・高度化
配筋シミュレーショ
3次元モデル
ン
図面等の整合性確保
等により手戻り等を
防止 [業界]
○民間建築工事におけるBIMの活用推進
○CIMを活用する試行工事の
更なる拡大
適正工期の設定、工程管理等の円滑化等
■工程表・クリティカルパスの受発注者間の共有
■民間工事等における生産性向上の実践事例
情報共有や対応の迅速化による現場運営の効率化
を官民連携して水平展開
○適正工期の設定、工程管理のため、国交省・日
建連においてモデル工事を実施、フォローアップ
■公共建築工事における適切な工期設定の推進
○地方公共団体と連携し、営繕工事における適切な
工期設定の考え方を、公共建築工事全般に拡充
○公共工事における適切な施工条件の明示、適切な
設計変更、受発注者間の業務の効率化等
人材 資
・機材の効率的な活用
見通しの確保
安定的・持続的な建設事業の見通しの確保
公共投資の急激な増減は、不適格業者の参入、ダンピング受注を通じた処遇の悪化等、
担い手確保に大きな副作用をもたらした経験を共有
○公共事業予算の安定的・持続的な確保
○プレキャスト化(工場製品の活用等)による施工
の省力化・効率化
■適切な発注関係事務の実施
建設業における休日の拡大(週休2日の実現)
若者が働き易い職場づくりのため、適正工期の確保等を通じ週休2日をはじめ休日を拡大
○週休2日の確保等による不稼働日等を踏まえた適正な工期設定の推進
○直轄工事で週休2日のモデル工事の実施
○適正工期の設定に加え、現場での工程管理の徹底、短工期受注の改善等により、
官民で週休2日制(4週8休)の実現を目指す
○「ロボット新戦略」に基づく情報化施工、無人化
施工の拡大
■CIM等の導入・活用等の推進
生産性向上のベストプラクティスを普及促進
○民間建築工事における設計・施工一括方式の活用
や民間発注者との発注見通しの共有等の生産性
向上の好事例を水平展開
(このほか、設計図書の不備の解消、労務の効率化等を含め
民間工事等における生産性向上の実践事例を収集・分析、
効果的な水平展開の方策を検討)
施工時期等の平準化
■公共工事における施工時期等の平準化
技術や技能・経験等に応じた人材の配置
■現場配置技術者の効率的な活用
○直轄工事で今年度当初予算から国庫債務負担行為
の柔軟な活用・運用を開始
(今後、物価上昇、消費税増税等を踏まえ、具体的な
引上げ額を検討し、秋頃目途に、政令改正を予定)
年度内の工事量の偏りを解消し年間を通じた工事量が
安定することで人材・機材の実働日数の向上等を図る
○余裕期間の設定
○直轄工事における平準化施策の内容等を地域発注
者協議会などを通じて各発注機関に周知・共有し
地方公共団体における施工時期等の平準化の取組
拡大を促進
行き過ぎた重層化の回避
社会経済情勢の変化を通じ実態に合った技術者の
効率的活用を促進
○技術者配置に関する金額要件を引上げ
・監理・主任技術者の専任配置が必要な請負代金額の緩和
・監理技術者の配置が必要な下請契約の合計金額の緩和
○一定の要件を満たす官公需適格組合内での技術
者配置要件の緩和(組合員からの技術者の在籍出向)
■就労履歴管理システムの早急な構築(再掲)
技能・経験等の『見える化』による、技能・経験に応じた
効率的な人材配置の促進
行き過ぎた重層化の回避により、元請企業による工程管理や下請企業との連絡調整の円滑化、効率的な施
工を促進。重層化に伴う間接経費の増加や下請の労務費に対するしわ寄せを抑制
○日建連において平成30年度までに可能な分野で原則2次以内を目指す
・会員企業による段階的な下請次数目標の設定を推進
・元請は1次下請に対し平成30年度までに再下請契約について原則2次以内とするよう指導 等
○効果的な方策の検討に向けて、今年度、実態調査を実施
・工種、工事規模別の施工体制の実態を調査し、行き過ぎた重層下請契約及びその発生要因を分析
・既に実施されている下請次数抑制に向けた具体的な取組を分析するとともに、不要な下請契約の回避に資する方策を検討
4
「就労履歴管理システム」の構築
「就労履歴管理システム」が構築されると…
労働者の本人確認や資格のチェックが可能に。
入退場管理が行われることで、労働者の現場経験
のデータの蓄積が可能に。
各システムの情報から労働者の現場経験データを
統合することで、技能と経験の「見える化」が実
現し、労働者の適正な評価と処遇につながる。
技能や経験に応じた効率的な人材配置が可能に。
現状=「労務安全書類の電子化」では…
建設現場ごとの記録にとどまり、名寄せもさ
れていない。
実務上、作業員名簿には現場入場が可能な
労働者を多めに記載するため、名簿のデー
タから各労働者の就労履歴を把握することが
できない。
建設業で
共通に使
用できる
番号(ID)
を各労働
者に付与
建設IDカード
建設 太郎
・・・・・
各労務管理システムに登録された労働者の現場経験デー
タを統合し、求めに応じて提供。
・・・・・・・・・・・・
元請企業
元請企業
労務管理システム
労務管理システム
情
報
登
録
情
報
登
録
ASP事業者
労務管理システム
情
報
登
録
IDカードを現場備
付けのリーダーに
かざして入退場を
記録
リーダーの設置が困難な小
規模現場等においては、入
退場記録を別途入力
元請企業
元請企業
労務管理システム
労務管理システム
労務管理システム
情報
登録
情報
登録
情報
登録
ASP事業者
5
就労履歴管理システムの構築に向けたコンソーシアム
平成27年5月20日 建設通信新聞
6
「歩切り」に関する地方公共団体への調査結果について
○1,788団体のうち、1,031団体(約6割)が「設計書金額と予定価格が同額」、757団体(約4割)が「設計書金額から
減額して予定価格を決定している場合がある」と回答
○減額の理由は、757団体のうち459団体(約6割。全体の約25%)が「慣例、自治体財政の健全化等のため」、297
団体(約4割。全体の約17%)が「端数処理等」と回答。
○端数処理等以外の理由で減額している459団体のうち、303団体(約66%)が「今後見直しを行う予定」(このうち259
団体(約85%)は平成27年4月までに見直しを行う予定)と回答。
「見直しを行う予定はない」又は「未定」と回答した156団体(全体の約1割弱)を中心に、その後の見直しの進捗状況について、
平成27年夏頃を目途にフォローアップ調査を実施するとともに、その結果を踏まえ、個別に理由等を聴取するなどにより改善を促進。
<予定価格の設定方法>
<「歩切り」の見直しを行う予定>
※1 「慣例による」、「自治体財政の健全化や公共事業費の削減のため」、「一定の公共事業費の中でより多くの工事を行うため」、「追加工事が発生した場合に備えて、予算
の一部を留保することにより補正予算に係る議会手続きを経ずに変更契約を円滑に行えるようにするため」、「その他」のいずれかが減額理由に含まれる団体
※2 「端数処理」又は「システムで無作為に発生させた係数(ランダム係数)を乗じることによる調整」のいずれかのみが減額理由である団体
7
地方公共団体における先進的な取組事例 ~歩切りの根絶に向けて~
○ 品確法の改正(H26.6)、入札契約適正化指針の改正(H26.9)により、「歩切り」が品確法第7条第1項第1号に違反する
ことが明確化。
○ 総務大臣・国土交通大臣から知事・議長等あて、「歩切り」は厳に行わないこと、必要に応じた予定価格設定の見直しを直ち
に行うことを要請(H26.10)。
○ これらを踏まえ、以下のとおり、一部の地方公共団体において、長のリーダーシップの発揮、行政・議会・業界が一体となった
取組が活発化。
~ 地方公共団体における先進的な取組~
熊本県・・・県内25市町村が歩切りを実施していることを踏まえ、県町村会評議員会、副市町村長研修、
県市長会秋季定例会などを通して首長らに働きかけを実施。
(平成26年11月7日県建設業協会と県建設産業団体連合会が出席した県議会建設常任委員会にて説明)
石川県・・・平成26年度内での「歩切りの廃止」について、歩切りの実施が確認されていた県内8市町と個別に
直接交渉し、廃止の合意を得る。(平成26年12月24日県建設業協会と知事との懇談会にて表明)
愛媛県・・・県内20市町全てにおいて、国から示された歩切りの定義を踏まえ、 「予定価格を設計書金額と同額」
とし、端数処理も取りやめることを合意の上、1月から運用を開始(歩切りの「完全撤廃」)。
奈良県・・・一部の市町村における歩切りの実施が確認されたことを踏まえ、4月1日までに歩切りを廃止すること
を県内39市町村全てと確認。(平成27年3月16日奈良県地域発注者協議会にて確認)
栃木県・・・歩切りの実施が確認されていた一部市町に、平成26年9月頃から個別訪問するなどして交渉し、
平成27年度からの歩切りの撤廃の合意を得る。(県内全市町における歩切り撤廃を平成27年度から完全実施)
福島県・・・歩切り根絶に向けて財務規則施行通達に「歩切りを行わない」と明文化。(平成27年4月1日より施行)
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
(平成27年4月21日時点、報道等を基に国土交通省作成)8
技術者制度のあり方検討
建設業が抱える課題
担い手の確保・育成
工法や雇用関係の変化と
技術者制度
技術者と工事の品質確保
適正な施工確保のための技術者制度検討会の検討項目
(1)技術者の効率的活用の推進
(2)優秀な技術者の確保
①技術者の配置要件
・技術検定試験の会場数の拡大
・金額要件【監理技術者、専任を要する金額の緩和】
【平成27年度より工業高校生等の受検する試験会場
建築・電気:6会場、管・造園:1会場 追加】
・途中交代、雇用関係【官公需適格組合内での緩和】
・技術検定試験の受験資格(実務経験、受検年齢)の緩和
○技術者の配置要件の現状
工事現場に置くべき技術者
監理技術者
主任技術者
監理技術者を要する下請合計金額
3,000万円以上
【建築一式工事は
4,500万円以上】
左記の
金額未満
【元請のみ適用】
専任を要する請負金額
公共性のある施設等の重要な建設工事で、
【平成28年度より2級のすべての種目で実務経験なしで
学科試験の受験が可能となる様に緩和】
○2級技術検定(学科試験)の早期受験
2,500万円以上
【建築一式工事は 5,000万円以上】
【元請・下請とも適用】
15才
×出向不可
組合員C
【経審なし】
組合員D
組合員B
【経審なし】 【経審あり】
19
20
21
実務経験
①
(指定学科)
(指定学科)
22
23
24
25
26
③
→ 主任技術者
○出向可
組合員C
【経審なし】
②
2級実地
高校
7年前倒し
○出向可
×出向不可
組合員B
【経審あり】
高校卒
組合A
【経審あり】
×出向不可
×出向不可
18
2級学科 2級学科
改正案
組合A
【経審あり】
17
1年前倒し
○官公需適格組合内での技術者配置要件
現状
16
2級学科
組合員D
【経審なし】
高校卒
①
(指定学科以外)
(指定学科以外)
②
2級学科
2級実地
実務経験
③
④
4.5
→ 主任技術者
高校
②主任技術者となれる資格の追加
※今後の改正手続等において変更となる可能性がある
9
新たな解体工事の技術者資格について
平成27年6月3日 記者発表資料
1.解体工事の適正な施工確保に関する検討会 中間とりまとめの概要
【新たな解体工事における監理技術者の資格等】
【新たな解体工事における主任技術者の資格等】
次のいずれかの資格等を有する者
次のいずれかの資格等を有する者
・1級土木施工管理技士
・1級建築施工管理技士
・技術士
・主任技術者としての要件を満たす者のうち、
元請として4,500万円以上の工事に関し2年
以上の指導監督的な実務経験を有する者
・監理技術者の資格のいずれか
・2級土木施工管理技士(土木)
・2級建築施工管理技士(建築、躯体)
・とび技能士(1級、2級)
・建設リサイクル法の登録試験である
解体工事施工技士
・大卒(指定学科)3年以上、高卒(指定学科)
5年以上、その他10年以上の実務経験
※1 土木施工管理技士、建築施工管理技士、技術士における既存資格者については解体
工事の実務経験や関連講習の受講など施工能力の確認が必要
※2 実務経験年数の取扱いについては別紙1を参照
2.スケジュール及び経過措置
解体工事業を新設する施行日は平成28年6月とする予定。
とび・土工工事業の既存資格者に対しては経過措置をおくこととし(別紙2)、
その期間は平成33年3月末までとする予定。
10
解体工事の実務経験年数の算出方法について
別紙1
法施行前後のとび・土工工事及び解体工事の実務経験年数の取扱い
新とび・土工工事の実務経験年数は、旧とび・土工工事の全ての実務経験年数とする。
解体工事の実務経験年数は、旧とび・土工工事の実務経験年数のうち解体工事に係る
実務経験年数※とする。
法施行前
法施行後
法施行後
とび・土工工事業
法施行後とび・土工
8年
法施行前とび・土工 うち解体分
3年
解体工事業
8年
解体
3年
※解体工事の実務経験年数の算出については、請負契約書で工期を確認し、解体工事の
実務経験年数とする。その際、1つの契約書で解体工事以外の工事もあわせて請け負っ
ているものについては、当該契約の工期を解体工事の実務経験年数とする。
11
解体工事の許可と技術者資格について
法公布(H26.6)
法施行(H28.6)
別紙2
(H31.6)
(H33.3)
解体工事施工可能
経過措置
建設会社の
許可(とび・
土工工事業)
(経過措置)
とび・土工工事業の技術者
法施行後3年間はとび・土工の許可
で解体工事を請け負うことができる
とび・土工工事業の技術者
建設会社の
許可(解体工事業)
【経過措置】
新しい解体工事業の技術者
もしくは、とび・土工工事業の技術者
新しい解体工事業の
技術者のみ
経過措置として法施行後5年間は、とび・土工の技術者
(既存の者に限る)で解体工事の許可が認められる。
12
社会保険加入状況の推移(地方別、元請・下請次数別)
○ 公共事業労務費調査(平成23年10月調査、平成24年10月調査、平成25年10月調査、平成26年10月調査)における
3保険加入状況をみると、全体的には加入割合は上昇傾向にありますが、他地方と比較して関東が、元請企業と比
較して高次の下請企業が、加入割合の低い傾向にあります。
企業別
労働者別
3保険加入割合
(地方別)
100.0%
北海道
関東
中部
中国
九州・沖縄
95.0%
92.8%
92.4%
90.0%
東北
北陸
近畿
四国
全国
98.0%
96.2%
94.4% 94.6%
93.0%
93.9%
92.8%
91.8%
91.6%
90.6%
90.3%
89.6%
90.0%
88.8% 89.5%
88.6%
88.1%
86.7%
87.3%
86.5%
86.1%
86.0%
85.0% 86.0%
85.3%
84.2% 84.1%
96.6%
96.4%
96.2%
94.0%
93.8%
93.2%
92.8%
96.4%
97.5%
96.7%
96.6%
95.0%
93.6%
90.0%
88.2%
84.7%
82.6%
80.0%
76.3%
75.0%
72.9%
65.0%
76.3%
74.7%
66.3%
70.9%
66.9%
66.5%
50.5%
49.7%
64.6%
64.3%
61.7%
60.0%
60.0%
H24.10
H25.10
H26.10
40.0%
65.6%
67.3% 65.0%
59.5%
61.9% 60.0%
57.9%
58.3%
54.9%
55.3%
57.3%
55.0%
50.9%
51.1%
49.1%
50.0%
45.0%
47.7%
44.4%
48.8%
元請
46.2%
1次下請
2次下請
43.6%
38.4%
H24.10
77.7%
67.7%
37.8%
H23.10
80.1%
74.6% 70.0%
43.4%
35.0%
79.3%
75.0%
元請
3次下請
H23.10
72.2%
75.1%
45.0%
2次下請
H26.10
66.2%
50.0%
1次下請
H25.10
70.0%
77.6%
65.0%
63.0%
62.1%
60.9%
60.0%60.6%
58.2%
56.7%
57.9%
55.0%
54.8% 53.6%
76.6%
82.8%
82.5%
81.3%
75.0%
81.0%
80.0%
73.2%
75.0%
H24.10
85.0%
80.0%
75.0% 73.3%
76.1%
H23.10
90.0%
東北
北陸
近畿
四国
全国
80.5%
86.2%
3保険加入割合
(元請・下請次数別)
90.0%
81.8%
70.3%
北海道
関東
中部
中国
九州・沖縄
85.0%
70.0%
70.0%
100.0%
90.8%
85.0%
84.3%
3保険加入割合
(地方別)
95.0%
91.2%
80.0%
80.0%
100.0%
3保険加入割合
(元請・下請次数別)
3次下請
40.0%
H25.10
H26.10
H23.10
H24.10
H25.10
H26.1013
社会保険等未加入対策について
行政による
チェック・指導
<H24.11~>
<H24.7~>
○経営事項審査における減点幅の拡大
直轄工事における対策
○許可時・経審時に加入状況を確認・指導
○立入検査時には、加入状況に加え、元請企業の下請企業への指導状況を確認・指導
○指導に従わず未加入の企業は、保険担当部局への通報や監督処分の対象に
<H26.8~> ○下請金額の総額が3千万円以上の工事における社会保険等未加入建設企業の通報・加入指導等の実施
○元請企業及び下請金額の総額が3千万円以上の工事における一次下請企業を社会保険等加入企業に限定
<H27.4~> ○下請金額の総額が3千万円未満の工事においても、社会保険等未加入建設企業の通報・加入指導等の実施
<H27.8~> ○下請金額の総額が3千万円未満の工事においても、一次下請企業を社会保険等加入企業に限定する措置を試行
法定福利費の確保
下請企業への指導(下請指導ガイドライン)
総合的対策の推進
<H24.11~>
<H24.4~直轄工事の予定価格への反映>
○協力会社・施工現場に対する周知啓発や加入状況の定
期把握、加入指導。
○下請企業の選定時に、加入状況の確認・指導。遅くとも
平成29年度以降は、未加入企業を下請企業に選定しな
い取扱いとすべき。
○2次以下についても、確認・指導。
○新規入場者の受け入れに際し、適切な保険に加入させる
よう下請企業を指導。遅くとも平成29年度以降は、加入
が確認出来ない作業員の現場入場を認めない取扱いと
すべき。 等
○ 現場管理費率式(土木、平成24年4月から)、複合単価・市場単価等(建築)の見直し(事業主負担分、平
成25年10月から)及び公共工事設計労務単価の改訂(本人負担分、平成25年4月から)により、必要な法
定福利費の額を予定価格に反映。
<H27.4~>
○法定福利費を内訳明示した見積書の提出について、元
請企業から下請企業に対する見積条件に明示することを
記載(下請企業が再下請に出す場合も同様)。
○提出された見積書を尊重し、各々の対等な立場における
合意に基づいて請負金額に適切に反映することが必要で
あり、他の費用との減額調整を厳に慎むことを記載。
○平成29年度以降を見据え、すべての下請企業を適切な
保険に加入したものに限定した工事や、工事の規模等に
鑑みて可能である場合にはすべての作業員を適切な保
険に加入したものに限定した工事を試行的に実施する
ことが望ましいと記載。
<H25.9~法定福利費を内訳明示した見積書(標準見積書)の活用>
○各専門工事業団体が作成した標準見積書の活用等により法定福利費を内訳明示した見積書の下請企業
から元請企業への提出を一斉に開始。
<H26.1~民間発注者への働きかけ>
○ 主要民間発注者に対し、必要以上の低価格による発注を避け、法定福利費等の必要な経費を見込んだ
発注を行うこと、法定福利費が着実に確保されるよう、見積・契約等の際に配慮すること等を要請。
<H27.1~法定福利費の確保に向けた関係者の申し合わせ>
○平成27年1月19日に建設業関係団体からなる第4回社会保険未加入対策推進協議会を開催し、元請企
業は、法定福利費を内訳明示した見積書の提出について、下請企業に対する見積条件に明示すること等
について申し合わせ。
<H27年度~元下間での法定福利費の確実な移転に向けた取組>
○法定福利費を内訳明示する能力向上を図るため、建設業会計に関する研修(原価管理等)を実施。
○別枠支給、事後精算等の方策について、法令改正や請負契約における措置等の幅広い観点から検討。
<H27年度~民間発注者への働きかけ>
○民間発注者に対し法定福利費を含む適正価格での発注を働きかけ(先進的取組の水平展開)
<H27年秋以降~社会保険加入指導の前倒し>
○現在、許可更新時に行っている保険の加入指導について、平成28年1月以降に更新期限を迎える許可
業者に対しては、前倒しで指導を実施。
周知
地方への周知徹底(社会保険等未加入対策地方キャラバン)
Q&A,周知用リーフレットの作成
○ 平成27年5月~7月に全国10箇所(各地方整備局のブロック毎に1箇
所)で開催し、施策の周知及び意見交換を実施。
○ 社会保険未加入対策に係るQ&Aを作成し、ホームページで公表。
○ 一人親方の労働者性・事業者性の判断基準に関するリーフレットを作成。
目指す姿
これにより、
実施後5年(平成29年度)を目途に、企業単位では許可業者の加入率100%、労働者単位では製造業相当の加入状況を目指す。
○ 技能労働者の処遇の向上、建設産業の持続的な発展に必要な人材の確保
を実現
○ 法定福利費を適正に負担する企業による公平で健全な競争環境の構築
14
社会保険等未加入対策の推進等に関する説明会の開催について
開催日
会 場
会場住所
北海道開発局
5月29日(金)
札幌第1合同庁舎 2階 講堂
北海道札幌市
東北地方整備局
6月22日(月)
ハーネル仙台 3階 蔵王
宮城県仙台市
関東地方整備局
6月29日(月)
さいたま新都心合同庁舎1号館 講堂
埼玉県さいたま市
北陸地方整備局
7月7日(火)
新潟県建設会館 5階大会議室
新潟県新潟市
中部地方整備局
7月9日(木)
桜華会館 本館4階 松の間
愛知県名古屋市
近畿地方整備局
7月16日(木)
国民會舘 12階 武藤記念大ホール
大阪府大阪市
中国地方整備局
7月2日(木)
広島合同庁舎1号館附属棟2階 共用大会議室
広島県広島市
四国地方整備局
7月13日(月)
サンポート合同庁舎低層棟 アイホールABC
香川県高松市
九州地方整備局
7月6日(月)
第3博多偕成ビル 4階 会議室
福岡県福岡市
沖縄総合事務局
6月25日(木)
那覇第2地方合同庁舎2号館 2階 D・E共用会
議室
沖縄県那覇市
15
社会保険未加入対策に関するQ&A(よくある質問)の作成
Q&A(よくある質問)の作成
○「社会保険未加入対策に関するQ&A(よくある質問)」を作成し、平成27年4月22日付で
国交省ホームページの「社会保険未加入対策ページ」にて公表。
http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_tk2_000080.html
国交省HP トップページ
土地・建設産業ページ
社会保険未加入対策ページ
Q&A(よくある質問)
16
法定福利費を内訳明示した見積書の作成手順
法定福利費を内訳明示した見積書の作成手順
○「法定福利費を内訳明示した見積書の作成手順」を作成し、平成27年5月26日付で
国交省ホームページの「社会保険未加入対策ページ」にて公表。
http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_tk2_000080.html
国交省HP トップページ
土地・建設産業ページ
社会保険未加入対策ページ
法定福利費を内訳明示した
見積書の作成手順
17
建設分野における外国人材の活用に係る緊急措置(外国人建設就労者受入事業)
○ 復興事業の更なる加速を図りつつ、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の関連施設整備等による当面の一時的な
建設需要の増大に対応するため必要となる技能労働者については、まずは、就労環境の改善、教育訓練の充実強化等に
よって、離職者の再入職や高齢層の踏み止まりなどにより、国内での確保に最大限努めることが基本。
→ その上で、当面の一時的な建設需要の増大への緊急かつ時限的措置(2020年度で終了)として、国内での人材確保・育
成と併せて、即戦力となり得る外国人材(技能実習修了者)の活用促進を図り、大会の成功に万全を期する。
18
外国人建設就労者受入事業の運用状況について
1
特定監理団体及び適正監理計画の認定状況について
(平成27年6月19日時点)
(1)特定監理団体・・・36団体
(2)適正監理計画・・・14計画
2
外国人建設就労者の入国状況について
(平成27年6月19日時点)
〇 第1号の外国人建設就労者については、5月12
日に入国
➢ 国
籍:中国
➢ 就労場所:岐阜県
➢ 職
種:コンクリート圧送施工
➢ 人
数:1名
〇 第2号の外国人建設就労者については、7月1日
に入国予定
➢ 国
籍:中国
➢ 就労場所:静岡県、福島県、石川県、愛知県、
大阪府
➢ 職
種:鉄筋施工
➢ 人
数:14名
H27.5.13 日刊建設工業新聞 1面
19
建設産業担い手確保・育成コンソーシアムについて
○ 建設産業の担い手確保・育成について、実績、知見、能力を有し、今後の担い手確保・育成を推進していく意志を有
する者によるコンソーシアムを立ち上げ、地域における総合工事業団体、専門工事業団体、教育訓練機関、教育機関
等による入職促進、定着、育成に資する事業を支援
○ 事業推進に当たっては「アクションプログラム」を策定し、建設業振興基金に設置された「担い手育成基盤整備基金
(ソフト事業分)」を活用し、地域連携ネットワークの構築に要する経費など平成26年度から5ヶ年を目途に支援。
アクション・プログラム(第1版)
の主な内容
※平成26~27年度に実施する主な事業(地
域のニーズに応じ、順次支援メニューを充実)
○地域連携ネットワークの構築
都道府県単位で、総合工事業団体、専門工事業団体、職業訓練校、教育
機関、地方公共団体等による担い手確保・育成体制の構築を支援
(平成26年度支援先として7件を26年12月19日に選定)
○以下の取組を通じ、地域連携ネットワークの構築・充実を支援
建設産業担い手確保・育成コンソーシアム
10月29日に「第1回企画運営会議」を開催し、当面の活動方針とし
て、「建設産業担い手確保・育成アクションプログラム(第1版)」を決
定。
1.教育訓練等基盤の充実・強化
(1)訓練プログラム・教材等の整備
・当面、入職前の若年者、初任者、工業高校等教員等を対象に、ニーズ
に応じた訓練プログラム・教材等を整備(27年1月19日にWGを設置)
(2)講師の発掘・育成
・全国の講師情報を収集して講師DB(人材バンク)を構築し、関係者間
で共有、富士教育訓練センターで講師養成コースを設置
(3)人材確保・育成に関する情報収集・発信及び提案
・各地域における担い手確保・育成に資する優良事例の収集・情報発
信、人材確保・育成に資する取組の地域への提案等
(4)若年者の入職促進に向けた戦略的広報の推進
2.各地域の職業訓練校間のネットワークの構築
富士教育訓練センターを中核とする各地域の職業訓練校間の情報交
換、相互協力、その他共同事業の展開等を推進
・各地域の職業訓練校で行っている講座等のDBを構築
・各地域の職業訓練校間の情報交換や相互協力を行うための「建設関連
職業訓練校連絡会議」の立ち上げ(26年12月10日に第1回会合を開
催)
20
地域連携ネットワーク構築への支援
支援の内容
1.予備調査
・地域の教育訓練施設の稼働状況確認など、実施事業の実現可能性に関する調査を対象(期間は最長6ヶ月、委託費は原
則150万円を上限)
2.実施事業
・教育訓練体系の構築に資する事業の実施を対象(期間は最長2ヶ年、委託費は原則年間300万円を上限)
平成26年度の実施状況
(一社)兵庫県建設業協会
・総合工事業団体、専門工事業団体等を構成員とす
る「兵庫県建設産業担い手確保・育成地域連携
ネットワーク会議」を平成27年3月に立ち上げ
・三田建設技能研修センターを活用した教育訓練機
能の強化を図る
(一社)石川県建設業協会
・県内のネットワーク構築のため、連携先や教育
訓練施設の活用方法等の可能性を探る
(一財)みやぎ建設総合センター
・東北ブロック(宮城、青森、秋田、岩手、山形、
福島)の広域の地域連携を視野に入れ、各県
に協議会を設置し、連携方策と各県の訓練施
設の効果的な訓練実施のためのケーススタ
ディを行う
(一社)群馬県建設業協会
長崎県建設産業団体連合会
・建築板金など県内にある企業内訓練校の取組
を参考に、地域ネットワーク構築の可能性を探
る
・産学官の関係団体を構成員とする「産学官連携建
設人材確保育成協議会」を平成26年7に立ち上げ
・ポリテクセンター等の既存施設を活用し、教官の育
成及び教育訓練のカリキュラム、教材等は富士教
育訓練センターと連携して実施予定
予備調査
実施事業
関西鉄筋工業協同組合
・専門工事業団体の連携を核に、若年者の職業訓練
体系の構築、業界のイメージアップを図る
・繁閑調整機能として期待されている「建設業務労働
者就業機会確保事業」の活用に向けた検討
(一社)愛知県建設業協会
・中部ブロック(愛知、岐阜、静岡、三
重)の広域の地域連携により、効果的
な建設産業の魅力を発信する方策を
調査
平成27年度分について、募集中
〇受付期間:5月25日~6月30日
〇支援対象先決定:7月上旬
21
「利根沼田テクノアカデミー(仮称)」について(群馬県沼田市)
概要
〇群馬県沼田市において、板金、瓦、基礎などの専門職種を対象に、廃校舎を活用して教育訓練を行うプロジェ
クトがスタート。
〇平成27年6月12日に関係者によるキックオフミーティングが開催され、平成27年9月に一般社団法人を立ち
上げるとともに、平成28年4月の開校を目指すことを確認。
【H27.6.15 日刊建設工業新聞】
22