よ い 絵 本 - 全国学校図書館協議会

よい絵本
活用のてびき
「よい絵 本 」とは、公 益 社 団 法 人 全 国 学 校 図 書 館 協 議 会が 、絵 本 読 書 振 興の
ために学 校や家 庭 、地 域で子どもたちに絵 本をす すめる場 合の手がかりとして、
選定し発表している優れた絵本の書目です 。
教育現場の関係者や絵本研究者で構成する全国学校図書館協議会絵本委
員会が、子どもへの愛情、創意工夫、絵と文の調和など多角的に絵本を評価する
「 絵 本 選 定 基 準 」を制 定し、
これをもとに1 9 7 7 年に第 1 回「よい絵 本 」1 0 0 点を発
表し、以来今日まで回を重ねてまいりました。
「『よい絵本』読書活動ノート」は、子どもたちに絵本に親しみ絵本のよさを知っ
てほしいという願いをもって子どもたち向けに作成されています 。
「よい絵本」に選
定された約 2 6 0 冊の絵 本を紹 介し、子どもたちひとりひとりが手にして楽しく活 動
できるように、感想欄を工夫したり読書の記録のページをつけたりしています 。司
書 教 諭や学 級 担 任の先 生 方から児 童に手 渡し、学 級あるいは学 年 単 位での読
書活動に活用していただきたいと思います 。
すでに学級や学年単位で活用した先生方から、
「子どもたちがよい絵本にふれ
るきっかけになった」
・
「楽しんで感想を記録している」といった声が寄せられてい
ます 。そこで、
さらに多くの学校で「『よい絵本』読書活動ノート」を使っていただき
たいと、
この「『よい絵本』読書活動ノート 活用のてびき」を作りました。実践校の
指導案をご紹介しますので、参考にしていただき、絵本と子どもたちをつなぐ手だて
として、ぜひ「『よい絵本』読書活動ノート」をご活用ください。
《 活用実践例 1 》
第1学年 国語科学習指導案
1.単元教材名 ほんは ともだち (光村図書 1年下「ともだち」)
2.単元の目標
○自分の読みたい本を選んで読むことができる。
○友だちに読んでもらいたいお話を「よい絵本」の中から決め、書いたり話したりして紹介する。
3.単元の学習計画 3 時間扱い (本時 3/3時)
○先生の読み聞かせを楽しんだり、好きな本を探して読んだりする。
・「よい絵本」の使い方を知り、読みたい本を選んで読書をする。 1時間
・「よい絵本」の中から紹介する本を選ぶ 1時間
・発表する内容を考える。
・おすすめの本の発表会をする。 1時間(本時)
4.本時の学習
(1)目標
○紹介するお話がよくわかるように順序を考えて話す。(話すこと・聞くこと)
○友だちが紹介するお話について興味を持って聞く。(話すこと・聞くこと)
(2)展開
学習活動・学習内容
1 本時の課題を知る。
・ 指導上の留意点 ◆評価(方法)
準備・教具
時間
・図書館で行い、楽しい雰囲気の中で発表会ができる
ようにする。
・「よい絵本」のポスターを掲示しておく。
「よい絵本」のポ
スター
2分
おすすめの本をしょうかいしよう
2 発表会の仕方を確認する。
○発表すること
・本の題名 ・作者の名前 ・一番すきなところ
・「よい絵本」読書活動ノートの感想マーク
○発表する時の注意
後ろまで聞こえる声で話す。順序を考えて話す。
○聞く時の注意
発表する人の方を見る。静かに聞く。
・「よい絵本」の中の『あいうえおうさま』を使って、
教師が最初に見本を見せる。
「よい絵本」読書
活動ノート
感想マーク
たのしい
かなしい
どきどき
なるほど
ふしぎ
ほのぼの
そのほか
理論社『あいうえ
おうさま』
5分
3 みんなに本の紹介をする。
・紹介する本を手に持って発表させるようにする。
・同じ本を読んだ児童がいたら、自分の読書活動ノー
トを見ながら、感想マークを発表させるようにする。
◆紹介するお話がよくわかるように順序を考えて話し
ている。 (発表の態度)
◆友だちが紹介するお話に興味を持って聞いている。
(態度)
33分
4 まとめをし、学習の見通しを持つ。
・今後、友だちが紹介した本の中から読んでみたい本
を読んでいくように伝える。
5分
5.その他
・「よい絵本」は、できるだけ身近なところに置き、いつでも読めるようにしておく。
・これからも、読書活動ノートを続けて使えるようにする。
《 活用実践例 2 》
第2学年 学級活動指導案
1.題材名 「絵本を楽しもう」
2 . ね ら い 「 よ い 絵 本 読 書 活 動 ノ ー ト 」 を 参 考 に し て 自 分 か ら 進 ん で 絵 本 を み つ け 、 楽 し く 読 む こ と が で
きる。
3.展開
過程
学習活動および内容
1 本時のめあてを知る。
導
入
8
分
資料・教具
○「よい絵本」のポスターを見せ、多くの絵本の中から特に
おすすめの絵本があることを知らせる。
「よい絵本」のポスタ
ー
「よい絵本」の中から読みたい本をえらび、楽しく読もう。
2 絵本の読み聞かせを聞く。
○目録の中の『ろくべえまってろよ』を読み聞かせ、絵本
に興味を持たせる。
3 「よい絵本読書活動ノート」
の使い方を話し合う。
・ページの見つけ方
・情報の読み取り方
・感想の表し方
○「よい絵本 読書活動ノート」から『ろくべえまってろよ』 「 よ い 絵 本 読 書 活 動
展
開
27
分
指導上の注意点
4 本を選んで読む。
のページを見つけるには、目次や索引を見ればよいこと
に気付かせる。
○目次や索引が、教科書や図鑑などにもあることに気づか
せる。
○絵本の紹介として、たくさんの情報が書かれていること
をおさえる。
・書名 ・作者名 ・出版社名 ・対象学年
・表紙写真 ・定価 ・本のサイズ ・紹介文
○『ろくべえまってろよ』を聞いたあとの、自分の気持ち
と同じマークに色をぬり、どうしてそのマークに色をぬ
ったのか話し合う。
○読みたい本を選んで読書をする手順を確認する。
・「よい絵本 読書活動ノート」の中から読みたい本を一
冊選ぶ。
・読みたい本が決まったら、本を取りに行く。
・読み終わったら、「よい絵本 読書活動ノート」の気持
ちを表すマークに色をぬる。
・次の本を選ぶ
○全体の絵を見てから文を読んでいくなど、読み方は様々
だが、最後までしっかり読んで楽しむことが大切である
ことをおさえる。
終
末
10
分
5 読んだ本について発表し
あう。
6 本時の学習のまとめをす
る。
文研出版
『ろくべえまってろよ』
灰谷健次郎・作
ノート」児童数分
p.64 上段を拡大コピー
したもの
「 よ い 絵 本 読 書 活 動
ノート」に記載されて
いる絵本 253 冊(中学
生向けの本 10 冊を除
いたもの)
※自校の図書館でな
い本がある場合は他
館から借り受けるな
どして用意する。
○本の題名と色をぬったマークだけでなく、どうしてその
マークにしたのか、理由も発表させる。
○読書のあゆみ(p.142 ∼)から読んだ本の書名を見つけさ
せ、日付を記入させる。
○楽しく読めたか感想を聞き、今後の読書に「よい絵本」
を活用するよう意欲づけをする。
○今まで読んだことがある本も、もう一度読んで、マーク
をぬるようにする。
4.評価
・「よい絵本 読書活動ノート」を参考にして、自分から進んで絵本を見つけ楽しく読むことができたか。
5.発展的指導
・「 よ い 絵 本 」 は 、 2 年 生 全 ク ラ ス が 利 用 し や す い よ う に で き る だ け 複 本 で 用 意 し 、 教 室 前 の 廊 下 に 1 ヶ
月間別置しておく。
・個人の読書記録として、今後も続けてノートを活用していくように指導する。
☆いつも手元に置いておける手頃なサイズです。対象読者や本の表
紙写真、吹き出しでの内容紹介、気持ちマークなどのアィディア
が満載で、読書意欲を引き出すこと間違いなしです。
あさどく
うちどく
☆子どもたちは、全校で取り組んでいる朝読・家読で本を読み終え
たあと、自分の気持ちマークに色塗りするのがとても楽しみなよ
うです。
☆今まで絵本に触れることが少なかった新任の先生に、
「読書活動
ノート」を紹介しました。
「子どもたちに読み聞かせる本選びに
不安を感じていたので、参考にします」と喜ばれました。
☆前に読んでもらったことがある本も、もう一度手にとって、
「気
持ちマーク」に色をぬっていました。子どもたちにとっても、自
分で読もうという意欲につながっています。
☆読み聞かせボランティアのお母さん方から、
「自分が子どものと
きに読んだ本があってなつかしいです。よい本は読みつがれてい
くのですね」という感想が寄せられました。
ち し
き
知識
対象
乳児
え ほ
ん
の絵
幼児
小・低
学
本
しっ
小・低
学
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読み
おわ
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小・中
学
年
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小・高
学
年
もり
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格1,1
00円
22
×27
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㎝
124
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中学
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生
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ど
124
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ふしぎ
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・作 きょう だ しん
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影 ぶんけん
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物 も しょく ぶつ っ て い る
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植物
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上と
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、栄養
、自分
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格1,0
00円 22×18
㎝
かなし
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125
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■ 編集協力 公益社団法人全国学校図書館協議会
■ 発 行 「よい絵本」目録協賛出版社
■ 事 務 局 福音館書店 〒 113-8686 東京都文京区本駒込 6-6-3
FAX. 03-3942-7950
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