Activity&Recreation

病棟勉強会
Activity&Recreation
• 入院中のすること。
リハビリ、食事、トイレ、入浴、検査・・・約6時間
空き時間は約10時間!!
離床したい!!
★余暇の充実・・・入院中のQOLは退院後のQOLへつながる。
★脳が快刺激を得ると、大脳皮質(覚醒レベル、注意力、行動力)や
海馬(記憶、学習力)の働きが活性化へつながる。
病棟勉強会
心身の活性化・・・脳血流量の変化
学習療法ガイドブック(KUMON)より転載
病棟勉強会
脳を活性化させるために必要な事
★日々の日課となる規則的な日常生活を提供する。
★不安や混乱を取り除くケアを行う。
★意欲的に取り組める活動や楽しみを提供する。
より豊かな生活へ
病棟勉強会
Activity&Recreation
⇒「活動」、「行動」、「遊び・生きがい」
• 手芸、工芸、陶芸、園芸、書道、音楽、ゲーム、レクetc…
• 生活もアクティビティ(活動)の積み重ね
効果:
‣認知リハビリテーション →回想法
→心身機能賦活、ADL・QOLの参加
‣学習療法
• 目的に導かれた、リアリティ(現実性)の体験
• 喜びや楽しみを見つけだす
• 社会参加、コミュニケーションの場
病棟勉強会
有意義な場の提供により相互変化も・・・
《対象者の変化》
・表情が増える、穏やかになる
・コミュニケーションが増える
・自発性、積極性、行動力の拡大
(手紙、日記を書く、時間を気にし
て身支度する等)
・ADL変化
《治療者の変化》
・認知症者に対する価値観の変化
・コミュニケーションの変化
(会話が増え、共感できる)
・観察力の向上
・施設全体の雰囲気が変化
(患者や治療者の変化が、信頼感
の向上や、施設・介護の質を向上
させる)
病棟勉強会
病棟で取り入れる
• 今1番行われているもの→ぬり絵
・スタッフが見守らなくても比較的安全
・種類が豊富
・難易度がつけやすい
・準備・管理がしやすい
・場所をとらない
・集中して取り組める時間が長い
種類を増やすためには・・・
・事故リスクが低いもの
・継続して行いやすいもの
(・片手で出来るもの)
・見守りが少なくてよいもの
・準備や管理がしやすいもの
Activity:ぬり絵、プリント課題(計算・漢字)、パズル、デッサン、貼り絵、書字、習字、編み物、積み木、
洗濯物たたみ、ステリコットちぎり
Recreation:将棋、囲碁、風船バレー、掲示物作成、かるた、映画、音楽、読書、写真集閲覧、活花、
ボランティア、おしゃべり
離床を前提に・・・
高齢者の特徴と導入のポイント
病棟勉強会
★意欲、やりがいを感じるタイプの方。
・導入のポイント:「ボケ防止」といった取り組み
★悲観的、自己評価が低いタイプの方は、放置してしまうと機能・意欲共に
加速的に低下する恐れあり。
・導入のポイント:楽しみとなるような動機付け
★認知症ある方
・安易な了解や同情、気休め的な慰めは不信感を抱かせる為、禁物。
・自尊心を傷つけない配慮をする。
・間違った場合には不安感を取り除き、自信をつけさせる配慮をする。
・重度認知症の方には、日常生活の中で正のフィードバックにつなげる。
病棟勉強会
例.
・見守りの人がモデルとなり、デッサンをする。モデルは物でも良い。
・工程の少ないものを選び、折り紙をする。
・計算や迷路等のプリント課題をする。
・パズル、パズルBOXをする。
・俳句や短歌、物語をなぞり書きする。
・ムードメーカーやリーダーに来てもらい、カラオケ大会をする。
・季節のイベントごとに大作の掲示物を作成する。
・レクリエーションや作業に必要な物を作る役割をお願いする。
→歌詞カード書いたり、折り紙の見本作りや、貼り絵の下絵作成etc
・病棟の日当たりのよい部屋に集まってひなたぼっこをする。
・昔のおもちゃや流行歌、写真集を提供し、想い出話しに花を咲かせる。
・病棟のお仕事の手伝いをする。
→タオルや書類たたみ、ステリコットちぎり、シーツ交換。