1 高齢者数の推移と予測 資料2 高森町は、平成 26 年度人口が 13,490 人(平成 26 年 9 月末現在)で 65 歳以上の高齢者 は 3,838 人で高齢化率は 28.5%となっている。 町の人口は増加してきたが、ここ数年は増加人数が減少してきた。平成 25 年度を境に町 の人口は減ると推計される。平成 29 年度には、人口は 13,187 人に減少する見込みである。 高齢化率は、年々高くなってきており平成 29 年度は 30.9%と予想される。 高齢者の内訳では、前期高齢者(65 歳から 74 歳)は、平成 28 年度から少し減少に転ず る。しかし 75 歳以上である後期高齢者は平成 26 年度は 2,045 人であるが、平成 29 年度は 2,233 人に増加して、平成 37 年度も増えると予想される。 今後は、町の人口は減るが 75 歳以上の後期高齢者が増え、高齢化が進むと予想される。 また平成 37 年度には、団塊の世代が 70 歳後半となる後期高齢者が増加するため、介護保 険事業に大きく影響すると見込まれます。 2 高森町の介護認定者数の推移と予想 高森町の介護認定者数は平成 24 年度は 519 人であったが平成 26 年度は 549 人と増加し ている。高齢者数が増えることもあり認定者数は今後も増加していくことが見込まれる。 介護認定率は平成 24 年度が 13.7%で平成 26 年度は 13.9%とほぼ同水準で推移している。 長野県及び国の認定率と比較すると低い水準である。これは、 によると考えら れる。 介護認定率の将来推計をすると国・県の認定率の動向から認定率は上がると思われるが、 H26 年度水準を今後 3 年間維持することを目標に取り組んでいくことが必要と思われる。 3 介護サービス給付費の状況と見込み 高森町の介護給付費状況は、第1号被保険者一人あたりの介護給付費は、平成 23 年度 22,308 円(月額)で県内でもそれほど高くはない水準となっている。 しかしサービス受給者一人あたりの介護給付費は、平成 23 年度 166,815 円(月額)で県 内で2番目に高い給付費となっている。 当町の傾向として、介護認定率は低いが受給者が使うサービス量は多い傾向があると思 われる。 この原因は居宅サービスにおいては サービスにおいては によるものと思われる。施設 によるものと思われる。 今後3年間の介護サービス見込みは、介護予防サービス、介護サービスとも伸びると思 われる。 介護サービスのなかで居宅サービスにおいては、通所介護、通所リハビリテーション、 短期入所生活介護、訪問介護の順に給付費が多くなっている。通所介護は、平成 28 年4月 から小規模な通所介護施設が地域密着型通所介護(仮称)に町内2施設が移行することに なり一次的に減ることが見込まれる。 地域密着型サービスにおいては、平成 27 年4月に高森町牛牧に地域密着特別養護老人 ホーム(定員 29 床)が開所することにより地域密着型介護老人福祉施設の給付費が増える と予想される。 施設サービスにおいては、平成 26 年 10 月現在の特別養護老人ホームの待機者は 40 人 ほどとなっている。しかし地域密着特別養護老人ホームが開所により一時的には待機者は 減ると思われ、介護老人福祉施設利用人数は、平成 27 年度からしばらくは保険給付費微増 と見込まれる。 介護老人保健施設は、平成 28 年3月に下伊那厚生病院に介護老人保健施設(定員 29 床) が新規開所する予定もあり増加が予想される。 介護療養型医療施設は平成 29 年度で廃止になる予定であるが、まだ確定している段階で はなく今後の国の動向が注目される。介護サービス見込みでは、平成 30 年度以降も同程度 と見込んでいる。 介護予防給付は、平成 28 年度までは増えると予想される。介護予防通所介護が多い。 介護支援1、2の通所介護及び訪問介護は、第6期計画期間内に地域支援事業による新た な日常生活総合支援事業に移行する予定。当町においては平成 27 年4月からの実施は体制 が整わないため遅らす予定。平成 29 年4月 1 日から移行することを予想して推計しました。 よって平成 29 年度に介護予防給付費は減ることが見込まれる。 総給付費は、要支援1及び2の認定者が新たな日常生活総合支援事業に移行することは あっても、今後も増え続けることが予想される。 平成 27 年4月から介護保険負担割合が所得に応じて 1 割または2割負担になる。それに より保険者の給付費は減となるが今の段階では、保険給付費の推計に見込んでいない。 4 介護保険料の現状と予測 介護保険料は、介護保険計画年度の前年に見直しているため、3年に 1 回改訂となる。 介護給付費の増加により、 年々上がり高森町では第5期では一人平均 5200 円となっている。 第5期計画では国では介護保険料所得段階を6段階標準としているが、町は独自に9段 階制にしてある。これは所得段階を多くすることにより、所得に合った負担をしていただ くというものです。 第5期計画の平成 24 年度から平成 26 年度までは介護保険給付費の 21%を第1号被保険 者の負担としているが、第6次介護保険事業の平成 27 年度から平成 29 年度までは介護保 険給付費の 22%を第1号被保険者の負担とすることになり負担割合が増えることになる。 次期計画では国は標準保険料を9段階にする予定になっている。 介護給付費は年々増加するため、今後介護保険料増加していくと見込まれる。
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