地方 方ロボット ト開発企業 業の海外 挑戦

地方
方ロボット
ト開発企業
業の海外挑戦
~企業支
支援メニュ
ューの“ベストミック
クス”~
シ
シンガポール
ル事務所
県北九州市
市のロボット
ト開発企業「Reif(リー
ーフ)」が、シンガポー
ールの病院に
にリハビ
ボットの試 験導入を行
行いました。 クレアシン
ンガポール事務所は、 ロボットの
の搬入・
験現場に立会いました
たので、その
の様子をレポ
ポートします。
行支援ロボ
ボット「Tr
ree(ツリー
ー)」
、リーフ社が
がシンガポ
ポールの病院
院に試験導入
入した
トは「Tree
e(ツリー)
」という歩
歩行支援ロボ
ボット
ツリーは脳血
血管障害や高齢による
る歩行障害が
がある
んのリハビリを支援す
するロボット
トです。
者はツリーのアーム部
部分につかま
まり立ちし、
、タブ
画面を見な
ながらツリー
ーの動く速
速度に合わせ
せて足
ることにより、正しく歩くリハビ
ビリ訓練を行
行うこ
きます。
ロボットの
のメリットと
としては、 ①わかりや
やすく
・音声で指示)②正確
確に(訓練の
のブレが無い
い)③
取りながら
ら(訓練記録
録・改善状況
況等)、リハ
ハビ
ツリー(右の円
円錐状の機器
器)の
使用
用イメージ
きることが挙げられま
ます。
験導入につ
ついて
ツ
ツリーの試験
験導入を行っ
ったのは「チ
チャンギ総
総合病院」
で、ベッド数1
1,000床
床を超えるシ
シンガポー
ール東部
中核的な公立
立総合病院で
です。都市の
の緑化を目指すシ
の中
ンガ
ガポールの病
病院らしく、
、テラスや敷
敷地内に植
植物が多
いこ
ことや、街中
中のショッピ
ピングモール
ルのように
に病院内
にフ
フードコー トやスター
ーバックス等
等の商業施 設が多
いこ
ことが印象的
的でした。
ロ
ロボットは日
日本から空
空輸で病院搬
搬入の数日 前にシ
ンガ
ガポールに到
到着しました
たが、思いの
のほか湿度
度が高か
った
たことにより
り、ツリーの
の駆動部分に
にサビが生
生じるな
どの
の不測の事態
態もありまし
したが、その
の後無事に
に対処す
病院でのデモの様子
るこ
ことができ、初日は、病
病院職員に対
対しツリー
ーの利用
方法
法等を説明す
するデモを実
実施しまし
した。デモに
には多く
1
職員や病院 広報のカメ
メラマン等が
が集まり、日
日本発の医療・介護用
用ロボットに
に対する
高さがうかがえました
た。
の後は、病 院の医師や
や作業療法士
士の立ち会い
いのもと、数日間にわ
わたって実際
際に患者
ツリーを利 用してもら
らう臨床試験
験を行いました。試験後には病院
院側から概ね
ね良い評
けるととも に、「(ロボ
ボットからの
の音声指示は
は英語だが
が)中国語し
しか分からな
ない高齢
いので単純 なビープ音
音で示しては
はどうか」な
などの提案を受け、双
双方にとって
て有意義
になりました。
ぜ海外進出
出できたの
のか
フ社はこれ まで、国や
や自治体等の
の企業支援メ
メニューを上手く活用
用してきまし
した。例
北九州市の「北九州市
市介護ロボッ
ット等導入補
補助金」、厚
厚生労働省の
の「福祉用具
具・介護
ト実用化支援事業」、ジ
ジェトロの「輸出有望案
案件支援サービス(専
専門家派遣)
」など、
」
発・海外販路
路拡大のそれ
れぞれのス
ステージに合
合った様々な
な支援を受け
けてきたそ
そうです。
企業単体で はノウハウ
ウや費用の面
面から海外進
進出は容易ではありま
ませんが、こ
こういっ
メニューを 積極的に活
活用すること
とでハードル
ルをクリアすることが
ができるとと
ともに、
業に採択されること自
自体が、事業
業 PR や行政
政とのネットワークづ
づくりになり
り、有益
収集や新たな提携先を
を見つけるき
きっかけにも
もなり得ます。
の支援施策 については
は国や自治体
体等の様々な
な実施主体があるため
め、企業側に
には分か
い面もあり ますが、今
今回の事例は
は、そのよう
うな支援メニューを上
上手く活用す
する、い
援メニューの“ベスト
トミックス” を目指す良
良い事例になるのでは
はないでしょ
ょうか。
佐
(加藤所長補佐
2
北九州市
市派遣)