(6) 長 2015年(平成27年) 2月25日 野 保 険 医 新 聞 No.408 (第三種郵便物認可) ここに紹介する平成25年度の個別指 対応加算 導指摘事項(歯科)は、長野県保険医協 ① 歯科診療特別対応加算を算定した 会が個別指導関係行政文書の開示請求 日における診療録への患者の状態の記 で得た関東信越厚生局長野事務所分の 義歯管理料を算定していたので改め ウ 印象採得に使用した印象材の種 載内容が具体性を欠いていたので適切 各医療機関に対する指導結果通知の内 ること。 類を診療録に記載していなかったの に記載すること。 ・有床義歯の管理に係る情報を記載 容を項目ごとに整理したもの。 8 歯冠修復・欠損補綴(続き) した文書を患者へ提供していなかった。 ・有床義歯の管理に係る情報を記載 (5) ブリッジ した文書に以下の必要事項を記載し ① 延長ブリッジは原則として認めら ② 算定要件を満たさない特掲診療料 で、適切に記載すること。 エ 算定要件を満たさない有床義歯 の歯科診療特別対応加算を算定してい を算定していためで改めること。 たので改めること。 ・実態として使用した人工歯と異な ア 加算を算定した日において患者 れないものであり、認められる範囲で ていなかった。(欠損の状態) る種類の人工歯を算定していた。 の状態を診療録に記載していなかっ 実施する場合であっても咬合状態及び オ 算定要件を満たさない有床義歯 オ 印象採得に使用した印象材の種 た。 支台歯の骨植状態を考慮すること。 管理料を算定していたので改めること。 類を診療録に記載していなかったの イ 在宅医療において加算できない で、適切に記載すること。 処置、歯冠修復及び欠損補綴に加算 ・調整方法、調整部位及び指導内容 ② 算定要件を満たさないリテイナー の要点を診療録に記載していなかった。 9 手術等 ア リテイナー装着時に既に仮着セ ・必要に応じ実施した検査の結果、 (1) 抜歯手術 メント料を算定したものを重複して 調整方法、調整部位及び指導内容の 仮着セメント料を算定していた。 要点を診療録に記載していなかった。 ③ 算定要件を満たさない仮着を算定 カ 算定要件を満たさない有床義歯 ア 歯根肥大、骨の癒着歯等に対す 長期管理料を算定していたので改め る骨の開さく又は歯根分離術を行って ア 保険給付外診療で有床義歯の装 ること。 いないものに難抜歯を算定していた。 着を行ったものに、後に発生した当 ② 抜歯手術の難抜歯の算定におい 該有床義歯の修理中における暫間的 載していなかった。 て、手術内容に係る診療録の記載が具 処置に義歯管理料及び有床義歯調整 ② 有床義歯調整管理料 体性を欠き不十分であったので記載を 管理料を算定していた。 を算定していたので改めること。 していたので改めること。 ア 実態としてブリッジの仮着を メント料を算定していた。 (6) 補綴関連検査 ア 算定要件を満たさない有床義歯 ① 平行測定 ア 支台歯とポンティックの数の合計 調整管理料を算定していたので改め が6歯以上のブリッジの平行測定の ること。 ・調整方法及び調整部位を診療録へ 算定に係る模型の整備及び保管状況 記載していなかった。 に不備が認められたので改めること。 ・製作年月日の記載がなかった。 イ 有床義歯調整管理料の算定に当 ・患者の氏名及び製作年月日の記載 たって調整方法の診療録への記載内 (2) 保険給付外診療 ① 算定要件を満たさない抜歯手術を ① 一連の保険給付外診療に含まれる べき診療を保険請求していたので改め 算定していたので改めること。 ・有床義歯の調整方法を診療録に記 行っていないものに仮着及び仮着セ していた。 充実すること。 ③ 抜歯手術の埋伏歯の算定におい ること。 Ⅱ 診療内容等に関する事項 1 届出事項 て、手術内容に係る診療録の記載が不 ① 保険医療機関に係る届出事項に変 十分であったので記載を充実すること。 更があったにもかかわらず以下の事項 (2) 口腔内消炎手術 について必要な変更届が提出されてい ① 算定要件を満たさない口腔内消炎 手術を算定していたので改めること。 なかったので、速やかに関東信越厚生 局長に届け出ること。 容が、不十分であったので適切に記 ア 手術部位、症状及び手術内容を診 ア 標榜診療科名 載すること。 療録に記載していなかった。 間 ウ 保険医の異動 ウ 有床義歯調整管理料の算定に当 イ 顎炎及び顎骨骨髄炎に対して骨 ② 当該保険医療機関において保険診 ア 新製有床義歯管理料の管理に係る たって調整部位の診療録への記載内 の開さく等を行い、消炎を図った場 療に従事する保険医の以下の事項につ 情報を記載した文書において以下の 容が、具体性を欠き画一的であった 合に該当しないものに顎炎又は顎骨 いて必要な届出が行われていなかった 事項の記載内容が不十分であったの ので適切に記載すること。 骨髄炎等を算定していた。 ので、速やかに関東信越厚生局長に届 がなかった。 (7) 有床義歯 ① 義歯管理料 ③ 有床義歯の製作 で適切に記載すること。 ・欠損の状態 イ 新製有床義歯管理料の管理に係 ② 口腔内消炎手術に当たって診療録に け出ること。 ア 算定要件を満たさないバーを算 記載が必要な以下の事項について記載 ア 保険医が当該医療機関で保険診 定していたので改めること。 内容が不十分であったので適切に記載 療に従事している旨 る情報を記載した文書において以下 ・義歯床と義歯床若しくは義歯床と の事項の記載内容が具体性を欠き、 維持装置を連結する大連結子として 画一的であったので適切に記載する 機能しておらず、歯科医学的にバー こと。 と認められないものにバーを算定し ていた。 ・指導内容 イ 標榜診療時 ③ 報告の必要のある以下の事項につ すること。 いて、必要な届けが提出されていなかっ ア 手術内容 たので適正に報告するよう改めること。 (3) 歯根分割掻爬術 ① 算定要件を満たさない歯根分割掻 ア 金属床の総義歯の費用 イ う蝕に罹患している患者の指導管 爬術を算定していたので改めること。 ウ 新製有床義歯管理料の管理に係 ・孤立した中間欠損部分を補綴する る情報を記載した文書において以下 ため、局部義歯のバーと当該欠損部 の事項に不備が認められたので適切 に用いる人工歯を連結するために使 (4) 歯槽骨整形手術、骨瘤除去手術 に記載すること。 用する小連結子として機能しておら 根分割掻爬術 ア 分岐部病変の掻爬を行っていな 理の費用(・ 実施した実績がなく、 いものに算定していた。 今後も実施する予定のないものを報 告していた。) ④ 報告の必要のある以下の事項につ ・欠損の状態の記載がなかった。 ず、歯科医学的に保持装置と認めら ① 抜歯後比較的短期間において抜歯 いて、報告した内容が実態と異なって ・担当歯科医師名の記載がなかった。 れないものに保持装置の加算を算定 窩の鋭縁部に対して歯槽骨整形手術を いたので、適正に報告するよう改める していた。 実施した事例が認められたが、抜歯時 こと。 イ 算定要件を満たさない鋳造鉤を において予見可能な事例においては抜 ア 金属床の総義歯の費用(・実施し 算定していたので改めること。 歯と同時に必要な処置を講ずる等、計 ていないものを報告していた。) 画的な診療に努めること。 イ 明細書発行について「正当な理 <手術の項で病院歯科関係の施設基準 由」に該当する旨の届出 エ 算定要件を満たさない新製有床 ・実態として双子鉤であったものを 関東信越厚生局のホームページで公開 の保険医療機関指定状況から長野事務所 二腕鉤2個で算定していた。 関係の医科と歯科の新規指定分を紹介し ・鋳造鉤に使用した金属材料と異な ている。2月1日付は、歯科1件。(氏名 る種類の金属材料で価格を計算し算 敬称略) 定していた。 名 称 あるが歯科医院 診療科名※1 郵便番号 歯 小歯 歯外 385-0054 絡みの指摘があったが略した> この「届出事項」の項、次号に続く(次 10 その他 回が最終回となります) (1)特掲診療料に係る歯科診療特別 所 在 地 佐久市跡部58−4 電 話 開設者 ・ 管理者※2 0267-88-6410 個人・有賀 隆 従事※3 病床 常勤1 無 指定日※4 2015/2/1 ※1診療科名は略記載. ※2開設者が個人の場合は開設・管理者は同一. ※3従事の形態で病院・診療所は医師数,歯科併設は区分明記,歯科診療所は歯科医師数. ※4指定期間は指定日より 6年.
© Copyright 2024 ExpyDoc