未来につながる文化支援 ― 三菱財団

未来につながる学術研究支援
三菱財団
三菱財団は設立以来 46 年に亘り、自然科学、人文科学分野において学術研究・調査に取組む研究者を
支援すると共に、社会福祉分野では種々の福祉課題の解決に献身的に取組む個人・団体も助成してきました。
最先端科学から草の根的実践活動まで日本を支える前途有為な人材の育成をサポートしています。
2015年度贈呈式にて
1969 年三菱財団は三菱創業 100 周年事業として設立され、1970 年より助成事業を開始し、それ以来、3,606 件、
約 162 億円にのぼるさまざまな支援を行ってきました。同財団が行う主な助成事業は、幅広い分野での科学研究
の支援、日本の文化・芸術、教育・社会福祉の向上への貢献です。それは、ひいてはやさしさと多様性、活力に満ち
た社会づくりを支えることにつながっています。
一般生活では、助成事業はなじみが薄いかもしれません。しかし、時折ニュースで流れる万能細胞などの科学の発
見や、文化遺産あるいは NPO 活動の支援に一役買っていると聞けば、身近に感じられるのではないでしょうか。
現在、日本には約 9 千もの公益法人が存在していますが、同財団の功績は外部からも高い評価を受けています。自
然科学研究、人文科学研究、社会福祉事業・研究といった 3 分野への助成事業を行っており、その骨子には次の 5 つ
の特徴があります。
1. 完全公募制を採用。学会等の推薦制度は無く、個人研究者でも応募が可能です。
2. 選考委員は各分野のトップクラスの方々で構成。学術はもちろん、識見、人格も兼ね備えた人材によって、公正・
中立な選考が行われています。
3. 地道な基礎的研究や実証的研究も重視しており、資金使途も原則自由で、2 ~ 3 年にわたる長期の案件も認め
ています。
4. 既成の分野にとらわれない斬新な発想、先駆的な研究にも柔軟に対応しています。
5. 助成金という評価に加え、プライズ(賞)的な側面も持ち合わせています。
同財団の助成を受けた方々の中には、2014 年度のノーベル物理学賞受賞者赤﨑勇氏はじめノーベル賞受賞者
4 名及び多数の文化勲章、文化功労者、叙勲、褒章の受章者の方々がおられます。
URL
http://www.mitsubishi-zaidan.jp/
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