( イトーヨーカドー我孫子店 3F) 東欧ユダヤ音楽 「クレズマー」 を専門に演奏する 「オルケステル ・ ドレイデル」 による演奏会です。 クレズマーは、 東欧ユダヤの結婚式や祝祭時に演奏された宗教的な背景を持つ大衆音楽です。 ミュージカル 「屋根の上のヴァイ オリン弾き」 で描かれた東欧ユダヤ人の伝統的・宗教的生活に欠かせない役割を担っていました。 東欧ユダヤ人画家 (白ロシア、 ヴィテブスク出身) のマルク ・ シャガールが作品中に数多く描いた音楽家たちが演奏していたのもこの音楽でした。 彼らの多くが、 第二次世界大戦中のナチスによるユダヤ人大量殺戮 (ホロコースト) の犠牲となり、 東欧のクレズマーはほぼ壊滅しましたが、 米 大陸へ移住した者たちによりかろうじて継承されました。 1970 年代に米国でリバイバル ・ ブームがあり、 今では欧米各地でひろく 愛好されています。 けれども日本では本格的なクレズマーの演奏に触れる機会はほとんどありません。 この演奏会では、 クレズマーの伝統的な曲目を演奏するほか、 シャガールの芸術と、 彼が故郷の町で親しんだ東欧ユダヤ文化 (イ ディッシュ文化) との関わりについても解説します。 オルケステル ・ ドレイデル Orkester Derydel 東欧ユダヤ音楽 「クレズマー」 を専門に演奏する日本では稀有なグループ。 2003 年グループを結成、 東欧ユダヤ音楽の研究と演奏活動を開始す る。 京阪神を中心に自主公演や大学でのレクチャー ・ コンサートを行うほか 2007 年には宇都宮美術館と千葉市美術館主催のシャガール展関連イベ ントで演奏を依頼されるなど活動範囲を拡大中。
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