3 漢字力・計算力育成のための取組 漢字力・計算力育成のために達成目標を設定し,各学年で漢字・計算検定テストを行うことで 全児童の達成を目指した。 各学年における漢字力育成のための達成目標の例 第 1 学年 第2学年 ○ ひらがなとカタカナが 100%読める。 ○ 前学年の漢字が 100%書ける。 ○ ひらがなとカタカナが 100%書ける。 ○ 2年の新出漢字が 100%読める。 ○ 1年の新出漢字が 100%読める。 ○ 2年の新出漢字が 80%書ける。 ○ 1年の新出漢字が 80%書ける。 第5学年 第6学年 ○ 前学年の漢字が 100%書ける。 ○ 前学年の漢字が 100%書ける。 ○ 5年の新出漢字が 100%読める。 ○ 6年の新出漢字が 100%読める。 ○ 5年の新出漢字が 80%書ける。 ○ 6年の新出漢字が 80%書ける。 各学年における計算力育成のための達成目標の例 学年 達 成 目 標 第 ○ 1~20までの数や順番を確実に数えられる。 1 ○ 100までの数の表し方と意味が理解できる。 学 ○ (1位数)+(1位数)のたし算,引き算が確実できる。 年 ○ 10をひとまとまりとして数えることができる。 ○ 前学年の学習内容を8割程度理解している。 ○ 同じ大きさの集まりにまとめて数えたり,分類して数えたりすることができる。 ○ 1000までの数の表し方や数の大小,順序について理解できる。 ○ 2位数までの加法及び減法,筆算ができる。 ○ 乗法九九の計算が確実にできる。 ○ 前学年の学習内容を7~8割程度理解している。 第 ○ 約数,倍数,公約数,公倍数について知り,分数の約分や通分に用いることができる。 6 ○ 異分母の分数の加法及び減法の計算ができる。 学 ○ 分数の大小を比べることができる。 年 ○ 分数の乗法及び情報の意味を理解し,その計算ができる。 ○ 目的に応じて,積,商を概数で見積もることができる。 第 2 学 年 昨年度は,国語・算数班で設定した数値目標に沿って各学年でテストプリントを作成し,学 年末のまとめとして検定テストを実施した。 1回目の検定テストの各学級平均と目標達成児童(80点以上)の割合は,以下のとおりで あった。 ―31― グラフに示すとおり,1~3年生と6年生は,1回目のテストで9割の児童が合格した。 その後,目標を達成できなかった児童については,習熟の時間で補充的な指導を行うととも に,家庭学習の課題としても取り組ませ,全員が合格するまで再テスト(同じ問題)を繰り返 して定着を図った。最終的には全児童が合格し,全員に合格証を発行した。これらの取組によ り,児童は,努力すればできるという自信と,合格という満足感を得ることができた。 , <検定合格証の例> 本校では,開発してきた教材を「きらきら学習」「習熟の時間」「家庭学習」の場で活用する とともに,教科書やドリル,市販の教材等を参考に自作の教材も開発しながら,補充的な学習 によるトレーニングを継続して行っている。また,児童の実態に応じては発展的な学習用の教 材も工夫しながら実践をしている。 発展的な学習として活用する 教材(自作)の例 基礎学力を高める補充的 な学習用教材(自作)の例 算数研究班の作成した 算 数研究班の作成した 「きらきらプリント」の 「きらきらプリント」の例 ―32―
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