■ コンプライアンス委員会 コンプライアンスに関しては、経営方針の根幹である「経 ■ 緊急時の危機管理体制と事業継続計画 以上の三委員会のほか、重大な不測の事態(特に油濁な 営理念」の具体策である「行動憲章」並びに「コンプライ どの環境汚染や人命・財産に関わる重大な事故、トラブル、 アンス規定」を体制の基礎とし、 「コンプライアンス委員会」 大規模災害など)が発生した場合などの緊急時には、社長 (委員長:チーフコンプライアンスオフィサーである当社総 を本部長とする緊急対策本部を設置し、危機管理にあたり 務・企画部管掌業務執行取締役)により、コンプライアン ます。また、大規模地震などが発生した場合を想定した事 スに関する政策立案とその推進を図っております。 役職員 業継続計画( Business Continuity Plan )を制定し、体制 は法令違反等に関する報告義務を負い、一方で当社グルー を整備しております。 プは内部通報者の身分を保証する義務を負うことでコンプ ライアンス体制の強化を図っております。 ■ 安全環境委員会 社 会 的 責 任と規 範 遵 守 従来から当社グループでは、 「コンプライアンス」を単な 当社グループでは、経営理念の筆頭に「安全の確保が社 る法令の遵守だけではなく、道徳など広く社会規範全般を 業の基盤」を掲げ、行動憲章でも「安全の重視」を最優先 遵守することと捉えており、その実現が社会の要請や期待 課題とし、海運業・不動産業ともに「安全の確保」に取り に応えていくことだと考えております。その方針を経営理念 組んでおり、 「 安全環境委員会」では、当社グループの安全、 では「社会的要請へ適応し環境に十分配慮」と掲げ、行動 環境に関する政策立案とその推進を行うと共に、予防措置 憲章においても「コンプライアンスと社会秩序の維持」の なども含めた対策の徹底・強化を図っています。 中で、法令の遵守を含めた社会的要請を満たすため、社会 の規範及び道徳律の趣旨に従い行動することとしておりま ■ 品質・システム委員会 す。 社会的責任を果たすことで、持続可能な社会の実現に 「品質・システム委員会」 は事務および情報システムに関 貢献したいと考えております。 する政策立案とその推進に加え、情報システムの障害に対 する予防処置を立案し、当社グループの事務品質の向上と 情報システムに関するリスクの低減を図っております。 代表取締役 専務執行役員 チーフコンプライアンスオフィサー 中上 良彦 37 飯野海運 経営報告書 2015
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