クレアシンガポール事務所 「好調に伸びる電子図書の貸出」 シンガポール国立図書館は、2009 年に電子図書の貸出サービスを開始し、利 用者は年々増え続けている。サービス開始時は 300 万冊、5 年後の 2014 年には 約 4 倍にあたる 1100 万冊が貸し出され、紙書籍貸出(3,400 万件)の 1/3 程度 にまで膨らんでいる。 貸し出し可能な電子書籍タイトル数は現在 350 万作品を超えるが、そのほと んどが米・英の電子図書館プラットフォームから提供されている英書である。 図書館では、英語、中国語、マレー語とタミル語の 4 か国語に対応しており、 その他、新聞、雑誌、定期刊行物、音楽や映像等を含む 70 ものデータベースを 提供している。 図書館は、月曜から日曜まで祝日を除き、午前 10 時から午後 9 時まで開館し ているが、電子図書は、携帯端末を使い慣れており、本を読みたいが図書館に 行く時間がない社会人に人気がある。年代別では 30 代が 27%と最も多く、続い て 40 代が 26%を占めている。 (出典) ・Straits Times 2015 年 7 月 13 日付 “E-books click with more library users in Singapore” ・シンガポール国立図書館ホームページ http://www.nlb.gov.sg/
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