ガラス繊維強化ポリプロピレン( ガラス繊維強化ポリプロピレン(GFPP)の

ガラス繊維強化ポリプロピレン(GFPP
ガラス繊維強化ポリプロピレン(GFPP)の特徴
GFPP)の特徴
GFPPは、ガラス繊維とポリプロピレン樹脂を溶融・混練して得られる複合材料です。
ポリプロピレン樹脂の優れた特性とガラス繊維の強度・耐熱性が複合化され、様々な構造部材、耐熱部材に使用されています。
◆プライムポリプロのGFPP
◆プライムポリプロのGFPP銘柄
GFPP銘柄
モストロンL(長繊維GFPP)
GF長 6~8mm
プライムポリプロ(短繊維GFPP)
GF長 <1mm
※ペレット中の繊維長さ
◆軽量
◆優れた耐薬品性
GF:30wt%
耐酸性
耐アルカリ性
耐油性
◎
△
△
○
◎
○
○
○
△
△
PP
PP
PA
PA
POM
POM
ABS
PC
PC
ABS
◎
○
△
◎
◎
PBT
◎:安全 ○:ほぼ安全 △:一部危険
0
500
1,000
密度/kg/m3
1,500
2,000
無負荷状態
シャルピー衝撃強さ [KJ/m2]
モストロンLの物性
80
60
ゴム・タルク
複合PP
40
8mm
モストロンL
モストロンL
モストロンLは、当社が開発した高性能な長繊維ガラス
強化ポリプロピレン樹脂です。
直径10数μmのガラスフィラメントを数千本束ねた連続
繊維束の1本1本に、ポリプロピレンを均一に含浸させな
がらストランド状に引抜き、必要な長さにペレット
化して製造します。
PP
20
短繊維
GFPP
GF-PA
0
0
2000
4000
6000
8000
10000
曲げ弾性率 [MPa]
モストロンLは、独自の製法でGF界面の接着性を高め
ているため、優れた物性が得られます。
長繊維化の効果
ガラス繊維を長くすることにより、各種物性が大幅に向上します。
耐衝撃性の向上
振動疲労特性の向上
50
モストロンL
平均応力 (MPa)
シャルピー衝撃強さ (kJ/m2)
40
30
20
短繊維GFPP
40
モストロンL
30
10
0
0
4000
2000
6000
8000
1
10000
3
2
4
5
6
破壊寿命 (回 (log))
曲げ弾性率 (MPa)
高温剛性の向上
クリープ特性の向上
0.3
クリープ歪み (%)
8000
曲げ弾性率 (MPa)
[試験条件]
試験温度:23℃
モード:ゼロ⇔引張
振動数:10Hz
GF含有量:30wt%
短繊維GFPP
20
10
6000
モストロンL
4000
短繊維GFPP
0.2
モストロンL
0.1
[試験条件]
試験温度:23℃
負荷荷重:20MPa
GF含有量:30wt%
短繊維GFPP
0
2000
0
40
80
試験温度 (℃)
120
160
0
1
2
試験時間 (Hr (log))
3
4