函館大学付属有斗高等学校 自己点検・評価報告書

函館大学付属有斗高等学校
自己点検・評価報告書
(平成 23年度~平成 25年度)
平成 26年11月
函館大学付属有斗高等学校
自己点検・評価委員会
函館大学付属有斗高等学校
平成 23 年度~平成 25 年度
自己点検・自己評価
報告書
Ⅰ.建学の精神・目的・理念に関すること
1.教育理念・建学の精神
<学園訓掲示板の一新>
創立者の掲げた学園訓三か条「報恩感謝・常識涵養・実践躬行」の下、創立者の「建学の精
神とは学園訓の三か条を具体的信条として、知・情・意を高度にして、しかも円満に発達させ
る真の学問追及をすることである」との精神を学校経営の根幹に据え、機会ある毎に触れてい
る。より日常的に目にすることで親しむよう学園訓を掲示してきたが形式も不統一で、欠けて
いる教室もあったため、平成 25 年 3 月に各教室、特別教室等の学園訓掲示を一新し統一した。
Ⅱ.組織・制度に関すること
1.教職員組織・機構
<校務分掌の見直し>
近年、教員数の関係もあり校務分掌として教務部・生活部・進路部の 3 部と、各部の中に各
課と課長を置き、他に各学年団、各教科、事務部という組織となっていた。
しかし、校務分掌の方では部長と課長の関係が曖昧であり、年度によっては人員の関係で部長
を置くことができない、または部長が課長を兼務するなど問題があった。各学年団においても
その年度の反省が次の学年団に反映されず、取組みが次の年度に活かされないということが課
題であった。各教科についてもそれぞれの教科の事情や主張が前面に出るか、他教科というこ
とで遠慮してしまう等なかなか改善に取り組めないという面が見られた。これらの問題の解決
のために、平成 25 年度中に経営部会で協議し、学年団や教科の枠にとらわれずに検討、提案で
きるよう、新たに「学年部」と「教科研究部」を作った。また、生活部に入っていた特別活動
課は業務も独立性が強く仕事量も多いため、
「特別活動部」として独立させた。結果的に、これ
までの教務部・生活指導部・進路指導部に新たに学年部、教科研究部、特別活動部を加え、事
務部を含め 7 部体制に改めた。
(旧)
各部
(新)
各 課
各 部
総務課
教務部
教務部 教務課
渉外広報課
教科研究部
生活指導課
生活指導部
生活部 特別活動課
進路指導部
保健管理課
進路部
進学課
特別活動部
就職課
学年部
事務部
1
部長
2.専任教諭・非常勤講師の配置状況
<時間講師・専任講師の減少と専任教諭採用の促進>
近年、いろいろと指導上難しい生徒が増加している現状から、学園本部の理解と協力の下、
担当の授業時間のみ在校する非常勤講師は可能な限り少人数に抑え、専任教諭の割合を高め教
育環境を改善するようにした。今後も同様の方向でより良い教育環境を提供したいと考えてい
る。
【専任教諭等の比率推移】
年度
H20
専任教諭
専任講師
非常勤講師
合計
H21
H22
H23
H24
H25
H26
37 名
33 名
34 名
30 名
34 名
34 名
37 名
(71.2%)
(64.7%)
(72.3%)
(73.2%)
(81.0%)
(77.3%)
(84.1%)
4名
4名
2名
6名
2名
1名
0名
(7.7%)
(7.8%)
(4.3%)
(14.6%)
(4.8%)
(2.3%)
(0.0%)
11 名
14 名
11 名
5名
6名
9名
7名
(21.2%)
(27.5%)
(23.4%)
(12.2%)
(14.3%)
(20.5%)
(15.9%)
52名
51名
47 名
41 名
42 名
44 名
44 名
※上表の非常勤講師数には、H24 年度よりにスクールカウンセラー1 名を含んでいる
3.校内諸規程の見直し
校内諸規程の中では、遠征規定の見直しが急務である。平成 23 年度以降、体育文化後援会の
収支状況が特に悪化しこれまでの積立金を取り崩してしのぎながら平成 24 年度から対策を検
討してきたが、なかなかその対策を立てられないまま現在に至っている。しかしその積立金も
底をつきつつあり、主な原因は生徒数が伸びない中、遠征費の増加しているためである。遠征
に対して自己負担の協力をお願いするという従来の考え方から、今後は体育文化後援会として
遠征をどの程度補助できるのかという考え方に切り替えて、平成 26 年度には従来の遠征規定を
見直さなければならない。
Ⅲ.教育課程・教育方法に関すること
1.教育課程の編成
<新教育課程の編成・実施>
平成 25 年度からの新学習指導要領実施に伴い、平成 23 年度に新たな教育課程策定した。策
定に際しては、
「良さを伸ばすということを主眼」に、選択科目を多く設定することにより得意
教科、興味のある教科を伸ばし、前向きに授業を受けできれば将来の進路選択にも役立つよう
にと考えている。
<新教育課程実施に伴う問題点・課題>
○定期試験時複数クラスで教室を移動して受験する場合、試験監督者が出欠席状況を確認し
づらいなど難点があったため、問題封筒に受験者名簿を添付することで対応した。
○選択科目に伴う教室移動がスムーズに行かず、授業開始が遅れたり廊下の混雑のため通行
に支障が出るなど問題が生じた。このため、教室配置や演習室などの施錠を取りやめるこ
となど工夫して対応している。
2
○1 年次から 2 年次にかけて、科目選択の際に、想定クラス数と異なる結果となった。このこ
とは教員の授業時数にも影響する重要な問題であり、当初より心配されたことだったため
希望調査を工夫し、場合によっては人数調整をかけることがカリキュラム作成段階から職
員会議で確認されている。改めて再度確認する必要がある。
○選択をスムーズかつ適切に行うための進路指導(LHR・授業・クラブ等あらゆる場面で
指導する)が機能しているか。中期経営計画作成時に、進路指導のステップについても再
確認・検討を行い、勉強会なども設定している。今後もしっかり活動を続けるべきである。
○平成 27 年度には全学年が新カリキュラムに移行する。それに伴い選択・教室移動が大幅に
増える。貴重品の管理などにはより注意が必要となる。
2.教育指導方法
<チームティーチング(TT)の一部教科での実施>
TTについては、本校では以前は商業科目の一部で取り入れられ、近年では情報科目で実
施しているだけである。最近は入学生徒の数学の学力不足が著しく、四則の計算や分数計算
がおぼつかない生徒もおり、対応に苦慮していた。そこでこのような生徒の基礎学力を向上
させ 2 年生以降授業についていけるようにすることや、1 年生のうちに授業を受ける姿勢を身
に付けさせることを主眼に、平成 26 年度より 1 年生の数学Ⅰの授業に試験的にTTを導入す
ることとした。1 学期を終了した段階だが、生徒からも数学科の教員からも好評である。
3.教育の工夫
<高大連携によるe-ラーニングの導入>
平成 25 年度に千歳科学技術大学と高大連携協定を締結し、自学による基礎学力の向上を目
指し同大学が研究開発した e-ラーニングを使った自学自習システムを導入した。現在は数学
を苦手とする生徒の学び直し教材と、就職試験対策として活用しているが、初年度の平成 25
年度は e-ラーニングの利用教員数が 8 名、利用生徒数が 74 名とまだまだ少数である。今年
度新設された教科研究部を中心にどのような活用方法があるか検討しており、今後多くの分
野での活用を期待している。
4.授業評価
<授業の評価・満足度のくみ上げと授業の改善>
これまで本校では、生徒から授業の満足度等のアンケートは不定期に取ったことはあるが、
定期的なアンケート調査を実施してこなかったということが前回(平成20~22年度)の「自
己点検・評価」における反省点の一つにあげられていた。このため平成23年度より、年度
末に授業の満足度や学校生活等に関するアンケートを全クラスの生徒対象に実施している。
その中から、授業評価や満足度に関係する部分を拾い上げてみた結果、次の通りであった。
有斗高校の満足度については、
「ややそう思う」を含めなければ高い割合にはならず、その要
因などさらに分析が必要と考えている。ただ、学年進行、年度進行に伴って満足度が上がっ
ていることは、良い面としてとらえたい。
学校生活の充実度については、質問の仕方に工夫が必要かもしれないが、やはり学年進行に
伴って充実度が上昇している。
授業でわかりやすいと思う教科数については、さらなる授業の工夫が求められていると思う。
3
生徒対象アンケート①
1・2年生:有斗高校に入学してよかったと思いますか?
3年生:有斗高校で高校生活を送ることができてよかったと思いますか?
平成23年度
1年生
2年生
3年生
0%
20%
40%
60%
80%
100%
3年生
2年生
1年生
155
95
79
ややそう思う
18
69
75
そう思わない
3
22
6
そう思う
平成24年度
1年生
2年生
3年生
0%
20%
40%
60%
80%
100%
3年生
2年生
1年生
144
96
132
ややそう思う
36
53
60
そう思わない
4
11
15
そう思う
平成25年度
1年生
2年生
3年生
0%
20%
40%
60%
80%
100%
3年生
2年生
1年生
128
120
128
ややそう思う
27
62
44
そう思わない
5
11
6
そう思う
4
生徒対象アンケート②
1・2年生:学校生活は充実していますか?
3年生:学校生活は充実していましたか?
平成23年度
1年生
2年生
3年生
0%
20%
40%
60%
80%
100%
3年生
2年生
1年生
136
103
77
ややそう思う
34
70
72
そう思わない
6
13
11
そう思う
平成24年度
1年生
2年生
3年生
0%
20%
40%
60%
80%
100%
3年生
2年生
1年生
127
83
119
ややそう思う
54
64
75
そう思わない
3
13
13
そう思う
平成25年度
1年生
2年生
3年生
0%
そう思う
20%
40%
60%
80%
100%
3年生
2年生
1年生
103
111
128
ややそう思う
50
79
46
そう思わない
7
4
4
5
生徒対象アンケート③
1・2年生:授業で分かりやすいと思う教科数
A:7教科以上 B:4~6教科 C:3教科以下
3年生:授業はわかりやすかったか
H23
H24
H25
0%
20%
40%
60%
80%
100%
H25
H24
H23
1年生 7教科以上
31
31
10
1年生 4~6教科
120
135
109
1年生 3教科以下
23
38
38
H23
H24
H25
0%
20%
40%
60%
80%
100%
H25
H24
H23
2年生 7教科以上
18
13
21
2年生 4~6教科
129
103
100
2年生 3教科以下
47
39
61
H23
H24
H25
0%
20%
40%
60%
80%
100%
H25
H24
H23
3年生 そう思う
74
115
113
3年生 ややそう思う
80
61
57
3年生 そう思わない
6
8
6
6
7.自分の得意な教科は次のうちどれですか?(最大3教科まで選択可)
【1年生】
国語
世界史 現代社会 数学
理科
体育
音楽
英語
家庭科
H23
32
44
31
39
41
58
44
27
44
H24
87
45
24
79
32
77
50
32
53
H25
60
34
8
57
39
70
28
39
23
【2年生】
現代文 古典
日本史 数学
物理
67
34
44
64
39
27
39
47
60
27
44
60
H23
H24
H25
化学
2
2
5
生物
15
25
22
体育
26
25
54
英語
78
54
73
情報
18
14
44
40
39
23
8.自分の苦手な教科は次のうちどれですか?(最大3教科まで選択可)
【1年生】
国語
世界史 現代社会 数学
理科
体育
音楽
英語
家庭科
H23
33
57
40
88
51
19
16
87
4
H24
39
69
72
75
96
19
20
125
7
H25
40
57
7
85
73
11
23
94
13
【2年生】
H23
H24
H25
現代文 古典
日本史 数学
物理
化学
生物
体育
英語
情報
32
48
53
65
5
40
26
14
121
31
42
26
38
90
3
31
11
18
103
22
41
64
81
73
22
52
37
15
74
42
上記の「7.得意教科」と「8.苦手教科」に関する調査については、同学年でも年度によ
るばらつきが大きい。これは、担当者による影響が大きいものと推察され課題である。どの
学年にもほぼ共通して言えるのは、
「英語は得意な人が少なく苦手な人が多い」ことと、これ
と反して「体育と家庭科は得意な人が多く、苦手な人が少ない」ということだろうか。
5.総合的な学習
平成23年度に各学年の学習のねらいを次のように定めた。
☆1年次…2年次、3年次の学習を想定し、必要となる知識・技能の基本を習得
☆2年次…自己の生活する「社会」を知ることが目標。テーマ学習として「地域を調べる」こ
とを実施。インターネットやプレゼンテーションソフトの活用なども含まれる。
☆3年次…社会での「自己実現」が目標。2年生までのホームルーム活動など高校での諸活動
を通して育んだ進路意識をもとに実際に自己の進路を実現。
<学び直しの実践>
上記の狙いに沿って、平成 23 年度より 1 年次には、国語、数学、英語、パソコンで各 8 時間、
年間 8×4=32 時間、
「学び直し」も含めて、次のような内容を基本に実施している。
国語・・・数学と合わせて 1 時間とし、漢字など基礎学習
数学・・・国語と合わせて 1 時間とし、数学Ⅰの復習課題学習
英語・・・英検対策の模擬問題実施
パソコン・・・パソコンの使い方、インターネットでの検索方法の学習
7
6.成績評価・単位認定
<評価の基準について>
本校では教務規定通り、平均点が3の範囲(45 点~69 点)に収まっているか、学期毎に各
学年全クラス、全科目の平均点、最高点、最低点等を一覧表にして職員会議に提出し全員で
確認している。特に平成 25 年度から新教育課程実施に伴い選択科目が多くなるので、より慎
重に平均点が規定の範囲内にあるか、注意していくことが大切と考えている。
Ⅳ.生徒に関すること
1.生徒の受け入れ
<長期欠席者や中学校からの依頼者の受け入れ促進>
中学校との信頼関係を基本に長期欠席者や、素行は良好だが成績面での課題を抱える生徒
等事情のある生徒を受け入れている。その受け入れ状況は次の通りであるが、概ね増加傾向
にある。ただ、ここに載せた数字は中学校から依頼を受けた場合のみであり、特別な配慮が
必要にもかかわらず、中学校から全く連絡が入らず入学してきて初めて気がつくという場合
もしばしばみられる。
【中学校依頼者の受け入れ状況】
H23
H24
H25
H26
長期欠席者(中学校 3 年間で 50 日以上)
5
5
10
5
成績面での課題を抱える生徒
9
11
18
25
特別な配慮が必要な生徒
8
5
4
2
合計
22
21
32
32
2.生徒募集広報
<オープンスクールの回数増加と内容充実>
近年、オープンスクール(8 月)と入試説明会(11 月)を各 1 回実施してきたが、それぞれの趣旨
が不明瞭で、内容が重複する部分もあった。また、他校の見学会と重なって参加できない生徒
の問題もあったため、平成 24 年度より入試説明会を取りやめオープンスクールに一本化して、
8 月、9 月、10 月の最終土曜日を基本に年間 3 回実施することとした。参加状況は次の通りで
ある。
【オープンスクール来校者数】
H20
H21
H22
H23
生徒
123
132
179
162
保護者
25
63
72
86
教育関係者
0
4
6
8
小計
合計
148
199
257
248
H24
H25
1回
2回
3回
1回
2回
3回
(54)
107
142
105
133
119
303
357
※平成 25 年度第 1 回は複数の公立高校と日程が重なった為、申込み時点では少なかったも
8
のの、実際には当日来校者が多く、参加数は 100 名を超えていた。
来校者は徐々にではあるが増加傾向が見られる。平成 25 年度から、各クラブの協力を得て
体験型ということで「部活体験」を取り入れたが、この実施には怪我や高野連の問題もある
ため、中学校校長会を通して十分中学校側にも内容説明をし、高野連の規定も確認するなど
慎重に対応している。
<中学校進路学習への協力>
【中学校の進路学習集会への講師依頼件数と参加生徒数】
年度
件数
延べ人数
平成 23 年度
23
960
平成 24 年度
21
898
平成 25 年度
22
1125
上表の通り、中学校への進路学習講師派遣依頼及び集会への参加生徒数も毎年多数に及んで
いる。また、かつては 3 年生中心であったが、昨年あたりから1・2年生向けの依頼も増え
ているため、今後さらに増加していくことが予想される。これ以外に総合学習や宿泊研修の
折の中学生の来校やPTAの訪問についても、近年増加傾向にある。
進路集会や高校訪問時の中学生・保護者の反応は非常に良く、広報的な意義は大きいと思わ
れる。本校は地域からの知名度・注目度が高い分、古くからのイメージに縛られている面が
あるが、改めて本校の教育について説明したり、実際に見学してもらったりすることで、現
在の本校の姿を正しく伝えることが出来る大切な機会となっている。教育環境や教育内容、
実際の雰囲気を伝えることで受験者・入学者の増加につなげていきたいと考えている。
課題は、対応可能な教員の養成である。現在は、教務部を中心とした一部の教員で対応して
いるが、件数が増加していること、中学校の行事等の関係で要請時期が集中することなどに
より、非常に大きな負担となっている。また、対応に伴う授業変更その他で本校生徒にも影
響が出るため、今後対応可能な教員を増やしていく必要がある。
3.生徒指導
<生徒の生活問題の特徴>
平成 23 年度以降の生活問題を見ると、1年次の問題行動が多く、これはルールに対する認識が
希薄なためと考えられる。入学後の早めのうちに、校則を通して社会の規則についてその意義
と役割についてしっかりと指導していくことが肝要と考えている。また、同一人物による問題
行動も多いので、改めて事後指導の在り方を工夫していかなければならない。さらに、校内で
は問題が少なくても、学校外での問題行動が多い場合があり、善悪の判断という根本的な部分
を如何に培うかという大変難しい課題となるが、この指導では家庭との連携が何より大切と考
えている。
<貞信会館の課題>
入館者数は上の表の通り、近年増加傾向にある。この要因としては、入館者の多くが運動部
9
所属であり、顧問からの入館の勧めが大きく影響しているものと思われる。他に、寮費、施設
設備、クラブ活動を続ける上での利便性に優れていることがあげられる。ただ課題も多く、そ
の主なものは施設設備の使い方、食事や清掃、休日や部活引退後の 3 年生の生活時間帯など基
本的な生活習慣に関わるものがほとんどであり、卒業後社会での自立を考えると、少しでも改
善させなければならない点ばかりである。以前のように指導教官が寝食を共にしているわけで
はない上、管理も外部業者への委託となっている中で、教員がどのように管理指導していくの
か大きな課題である。
【入館者数の推移】
H22
H23
H24
H25
H26
1年生
16
14
21
18
17
2年生
15
15
13
21
17
3年生
12
15
13
12
21
合計
43
44
47
51
55
【入館者の部活所属状況(平成 26 年度)
】
卓球
陸上
硬式野球
バスケット
サッカー
ハンド
ソフトテニス
マーチング
剣道
無所属
合計
1年
5
3
1
2
0
0
2
1
0
3
17
2年
4
1
6
0
4
1
0
0
1
0
17
3年
6
3
5
1
3
0
0
0
1
2
21
15
7
12
3
7
1
2
1
2
5
55
計
4.課外活動
クラブ活動は本校の教育活動の「学習指導・生活指導・スポーツ指導・進路指導」という 4
大項目の一つであると同時に、本校のカラーを決定付けている重要な要素である。今後も、ク
ラブ加入を奨励し、学校の活力につなげていかなければならないと考えている。クラブ加入率
は次の通りであり、今後も 8 割程度の加入率を維持していきたい。生徒の要望に可能な限りこ
たえたいが、現在の教員数で対応できるクラブ数はどの程度のものか、60 名を超える部員を抱
えているクラブの指導体制をどのようにするか、校地外のクラブの指導や管理はいかにするべ
きかと課題も多い。今後は、生徒の安全面を第一に考えて、施設設備を含めて、本校の人員で
管理できるクラブの数はどの程度なのかということを真剣に検討しなければならない。
【クラブ加入率の推移】
H22(626 名)
H23(573 名)
H24(568 名)
H25(574 名)
H26(585 名)
運動部
298(48%)
298(52%)
327(58%)
368(64%)
355(61%)
文化部
64(10%)
64(11%)
75(13%)
97(17%)
108(18%)
合計
362(58%)
362(63%)
402(71%)
465(81%)
463(79%)
<二人顧問制の状況>
事故・怪我の対応などを重点において、部員数の多いクラブ、接触プレーなど危険性の高い
クラブを優先的に二人顧問としてきたが、最近は生徒の安全面、大会運営、引率教員の負担等
10
から、ますます複数顧問の必要性が増している。
【二人顧問の割合】
H22
H23
H24
H25
H26
運動
文化
運動
文化
運動
文化
運動
文化
運動
文化
クラブ数
16
7
16
7
16
7
16
7
16
7
二人顧問クラブ数
6
5
7
6
10
5
11
2
11
2
37.5
71.4
43.8
85.7
62.5
71.4
68.8
28.6
68.8
28.6
二人顧問のクラブ
の割合(%)
5.進路指導
<校内での大学・学部説明会の実施>
進学者が増加している中で、より丁寧な進学指導を心がけ、進学後のミスマッチを可能な限
り減らしたいと考えていた。平成 22 年度からは校内で各大学入試や入学後に関する情報を提供
する場として大学説明会を継続的に実施してきたが、受験の多様化や大学側の大学説明会のマ
ンネリ化により、参加する生徒や保護者の減少が見られるようになった。そこで、平成 25 年度
より各大学の担当者を招き、大学・学部説明会を校内で実施している。今後は大学教員など学
生の指導・教育に携わっている方による説明会を多く企画するなど改善していきたいと考えて
いる。
<校内でのSPIなど就職関係模擬試験の実施>
近年、就職希望者への学力、適性等の要求度が高まっており、加えて就職後のことも考えて
学習に立ち向かう粘り強い姿勢が求められており、これに対応すべく校内で独自の就職対策模
試、クレペリン等の適性試験対策、平成 24 年度からはSPI試験対策などを実施し、厳しい就
職状況の中、生徒が希望する職業に就けるように学校としても工夫している。
<中期経営計画のメインテーマとしての進路指導>
平成 26 年度からの中期経営計画を平成 25 年度に策定したが、
『教育とはそもそも子供たちを
自立させるための営み』という立場に立ち、単に卒業時の進路決定率 100%を目指す取り組み
ではなく、長い目で見た、
『子供たちの(社会での)自立』を最終目標にし、進路指導は学校生
活のあらゆる場面で全教員が取り組んでいかなければならないこととして、中期経営計画の中
心的な課題とした。しかし、現状は係からの指示で動くなど、主体性に欠ける【自覚の欠如】、
教職員の世代交代が急激に進んだこともあいまった【知識の不足】、進路状況の急激な変化に対
応できていない【危機感の欠如】など教員側の問題点が浮き彫りとなり、
『進路指導とそのスキ
ルの共有』を目標に校内の教員勉強会を立ち上げ、進路指導の実践と並行して進路指導のスキ
ル共有を図ることで進路指導力を高め、
『子供たちの(社会での)自立』につなげていくことと
した。
<進学係と就職係の一体化>
校内組織上は既に平成 19 年度より進学係・就職係は進路部として一本化されていた。
しかし、
実際は両係の独立性が強く生徒の進路指導ということで協調のとれた指導とはいえない面も見
られた。この問題の解決と合わせ、近年、進学希望・就職希望すら不明確な生徒も増加してい
11
ることもあり、このような生徒への対応も考えて、これまで進学、就職で別々の部屋となって
いたものを一部屋にまとめることとした。平成 24 年度より検討を重ね、平成 26 年度より生徒
の利用に便利な 1 階の学生食堂近くに進路指導室を新設したが、
生徒の利用も順調の様である。
6.教育相談の充実
<スクールカウンセラーの配置>
近年、長期欠席や授業中に問題行動等示すなど支援や配慮を必要とする生徒が増えており、
そのような生徒、その保護者のカウンセリングや教職員への研修や助言などのため、平成 24 年
度より臨床心理士がスクールカウンセラーとして週 1 回配置されている。年度初めの新入生、
在校生に対する構成的グループエンカウンター、養護教諭と連携して行われている生徒、保護
者へのカウンセリング、特別支援委員会メンバーとしての活動、教職員の相談対応・校内研修
講師など多彩に活動されている。
【スクールカウンセラーによる相談業務】
1 学期
生徒
2 学期
教職
保護
員
者他
生徒
3 学期
教職
保護
員
者他
生徒
教職
保護
員
者他
年間
平成 24 年度
21
50
7
34
77
1
9
31
0
230
平成 25 年度
48
38
1
10
51
1
5
7
1
162
平成 26 年度
10
48
2
※平成 25 年度 8 月から 1 年間はカウンセラーが産休・育休により交代
Ⅴ.教員に関すること
1.資質の向上
<小グループによる勉強会の実施>
進路指導の項目でも前述しているように、教職員の自覚の欠如、知識の不足、危機感の欠如
がはなはだしく対策が急務である。このため、中期経営計画策定時に小グループによる勉強会
の実施が盛り込まれ、平成 26 年度から活動が開始されている。
【小グループ勉強会と教員の参加希望状況】
小グループ(名称)
参加希望数
面接指導
職業情報
上級学校情報
入試指導
生活指導
合計
13名
15名
15名
13名
13名
69名
Ⅵ.教育・学習環境に関すること
1.図書室の運営
<古い書籍の処分と書庫の移動・整理>
図書室隣りの従来の書庫は、1階学生食堂そばの便利な場所に1教室分のスペースがあり、
新設する進路室として適する場所と判断し、書庫は2階の空き教室に移動することとした。こ
の機会に、書庫の古い書籍を処分し書庫の整理も同時に行っている。
2.保健室の運営
<スクールカウンセラーとの連携強化>
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平成24年度より週1日配置されているスクールカウンセラーと養護教諭の連携を強化し、
特別な配慮を必要とする生徒や保護者への対応を担当教諭とチームで取組み、学校生活への適
応のしづらさを抱えている生徒が、スムーズに適応できるような支援を心がけている。
<教職員の健康診断について>
教職員の健康診断はこれまで慣例的に生徒の健康診断同様に養護教諭が対応してきたが、本
来職員の労務管理に属する業務であり事務部が担当するべきことと判断し、平成25年度の校
内組織見直しの中で事務部担当に変更した。
3.校地・校舎、設備・備品
<校舎の有効活用>
在籍生徒数の減少から、校舎の効率的な活用を目指し、特に1階部分の有効な利用を検討し
ている。平成 23 年度には生徒用と教職員用のトイレ改修、25 年度には4施設の改修を行った。
①生徒用・教職員用のトイレの改修
②第 2 視聴覚室の改修
③書庫の移設と進路室の新設
④校内LANの整備・光回線導入
⑤体育館のパネルヒーターの全面交換
Ⅶ.社会との連携に関すること
1.地域社会への貢献
<硬式野球部と高丘町会による清掃活動>
平成24年度よりボランティア活動として、高丘町会と協力して本校硬式野球部が見晴グラ
ウンド付近の道路の清掃活動を実施している。
<マーチンバンドによるイベント協力>
本校マーチングバンドには地域の様々なイベントへの参加要請がきており、地域貢献活動と
して可能な限り協力している。また、地域イベント参加状況は以下のとおりである。
このようにイベント参加も増加傾向にあるが、現在のユニホームは少なくとも 15 年以上たって
おり、傷みも激しくもう数年前より限界が来ている状態だった。平成 25 年度よりユニホームの
作成の検討を始め平成 26 年 8 月に長年の願いであったユニホームを、デザインを変えずに材質
等を変えて一新することができた。
【イベント参加状況の推移】
H20
H21
H22
H23
H24
H25
5
3
8
10
10
11
年間参加数合計
2.PTA活動
<学生服のリサイクル>
平成 19 年より、卒業生に不要になった学生服やズボンの提供を呼び掛け、集まった制服を在
校生が破損した時や体型にあわなくなった場合等に貸し出ししてリサイクルを行っている。貸
13
し出しが基本だが家庭の経済状況等を見て譲渡している場合もある。また、年々在庫が増えて
いくため制服の状態を見て適宜処分している。
【卒業生からの提供数と在庫状況】
卒業生から
の提供数
H23
H24
H25
H26
上着
15
15
22
15
ズボン
15
15
14
14
在庫状況
上着
49
ズボン 32
ポロシャツ 3
3.学校開放
<外部団体への施設設備の貸し出し>
外部団体や高体連、連盟・協会等への施設貸し出しを行っており、その状況は次の表の通り
である。学校開放、地域や社会への貢献として大切なことと考えているが、施設の破損や照明
の消し忘れ貸し出し時の駐車場の問題など課題も多い。
【各施設の貸し出し状況】
体育館
平成 20 年度
8
平成 21 年度
3
平成 22 年度
4
柔道場
第一視
フェスティバ
聴覚室
ルホール
3
2
2
1
学校前G
2
平成 23 年度
平成 24 年度
グラウンド
見晴G
陣川G
11
3
27
32
27
64
29
10
43
9
22
5
38
59
6
67
57
2
68
1
平成 25 年度
年間
9
4.地域との連携
<地域の小中学校と合同で津波の避難訓練実施>
前述しているが、平成 25 年度より近隣の小中学校や町内会と合同で津波避難訓練を行ってい
る。
5.高大連携・関連校連携
<千歳科学技術大学との高大連携協定締結>
平成25年4月に千歳科学技術大学と高大連携協定を結び、基礎学力向上のために e-ラーニ
ングが活用できるか模索することとなった。基礎学力に限らず、特定教科・科目を苦手にして
いる生徒の学力向上策や就職希望者の一般教養対策、将来的には部活参加者の放課後講習に代
わる対策として期待されている。
今後、スマートフォンでの利用が可能となれば、活用の幅が広がるものと考えられる。
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【関連校連携(例年行われている連携行事)
】
時期
会場
内容
対象
函館大学
2 月下旬
本校
函館大学進学者懇談会
函館大学進学者
函館短期大学
12 月中旬
本校
職に関する講演(家庭科)
1 年生
12 月
函短大付属
お餅つき
希望者
函短大付設調理製
菓専門学校
函館看護専門学校
函館歯科衛生士専
門学校
函短大付属幼稚園
幼稚園
函館自動車学校
4 月上旬
本校
自転車安全運転講習会
全学年
9 月下旬
函館自動車
函館自動車学校安全教室
3 年生
保育体験①、②
希望者
学校
深堀保育園
12 月
深堀保育園
(クリスマス会・お餅つき)
上湯川保育園
その他
6 月上旬
函館大学・函館短期大
PTA関連
学・函館調理製菓専門学
校訪問
保護者希望者
校・函館看護専門学校
函館歯科衛生士専門学校
7 月中旬
函館大学・函館短期大
関連校訪問
2 年生
学・函館調理製菓専門学
校・函館看護専門学校
上記の通り、連携行事が行われていない学校もあり、特に柏稜高校とは同じ高校という立場で、
教科やクラブでの交流など連携を深めていきたいと考えている。
Ⅷ.国際視野の涵養に関すること
1.国際理解教育
<韓国豊生高校を相互訪問し交流模索>
国際交流を希望する韓国豊生高校校長を含め教職員4名が平成25年2月に来校し、同年9
月には本学園と本校から常務理事をはじめとして4名の教職員が豊生高校を訪問し、今後の両
校の交流を模索している。
Ⅸ.管理運営に関すること
1.天災・生活・交通の各安全教育・安全対策
<函館市の避難地として防災用品の備品充実>
本校は函館市の避難所として指定を受けていたが、これまで函館市からの防災用品の提供は
なかったが、東日本大震災以降の防災意識の高まりからか、平成25年度から函館市より防災
用品の提供が始まった。
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【既に提供を受けている物品】
物品内容
総個数
1.ポータブルストーブ
5台
2.発電機
1台
3.発電機用ガソリンタンク(20ℓ 用)
1個
4.発電機用オイル
1本
5.メタハイドライト(照明)
3機
6.照明用三脚(2照明用と1照明用各1台) 2台
7.コードリール(発電機からの延長用)
1台
【今後提供されるとこととなっているもの】
物品内容
1箱個数
箱数
総個数
1.缶詰パン
24個(1 箱)
20箱
480 個
2.アルファ米
50食(1箱)
12箱
600 個
3.水(500ml)
24本(1 箱)
42箱
1008 個
4.毛布
10枚(1箱)
50箱
500 個
5.簡易トイレ
5個(1箱)
1箱
5個
<地域の小中学校と合同で津波の避難訓練実施>
有斗高校がこの地域の中では小高い場所に位置するため、平成24年度に近隣の小学校や聾
学校から要望があり、津波の避難訓練の避難場所として使っていただいた。このことから、平
成25年度に近隣の深堀小学校、深堀中学校と相談し合同で津波の避難訓練を実施することと
なった。この訓練は平成26年度も実施する予定で小中学校と相談を進めており、その中で今
後は近くの町内会にも声掛けして地域の避難訓練に発展させていきたいとの話も出ている。
Ⅹ.財務に関すること
1.納付金(授業料等)
<学納金管理システムの変更準備>
平成 25 年度に学納金管理システムの変更準備として、振替口座を郵便局に統一し、諸費用徴
収の口座振り込みへの変更を行った。
<学納金管理システムの運用開始>
平成 26 年度からは学納金管理システムの運用が開始されている。
2.補助金
「管理運営補助金」の「特色教育加算メニュー」への取り組みは重要であるが、当然本校で
は実施不可能なメニューも含まれている。時には、特色が薄れメニューから外れることもある
し、本校教員の何気ない取組みが特色ある教育に結び付いていることもある。まず、今どのよ
うなことが学校に求められているのか、時代や社会のニーズを把握するようにアンテナを張っ
て教育内容の充実に努め、次いで教職員の補助金に関する意識を高め、加算メニューの取りこ
ぼしのないように注意していきたいと考えている。
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