安全で安心して暮らせるまち ~地域の安全を守るためのまちづくり~ 町民の生命と財産を災害から守るため、災害に強いまちづくりを進めています。 ■地域の安全 ○地域の安全を守るヒーロー「消防団」 東郷町では約170人の消防団員が地 域の安全を守るため活動しています。 消防団員は、平常時には消防訓練への 参加や救命講習の受講などで火災予防、 消火、救命に関する知識や技術の習得に 努めています。 消防団員は、それぞれ仕事を持ちなが らも「自分が暮らす大切なまちを自分た ちの手で守る」という郷土愛護の気持ちで活動する地域のヒーローです。 ○家庭から火災の発生を防ぐ「女性防災クラブ」 家庭から火災を防止し、災害時には炊き出しの役 割も担う女性防災クラブは、約160人のクラブ員 が10支部で活動しています。 炊き出し訓練や防火啓発活動などを実施し、地域 防災の向上に努めています。 ○大規模災害発生時のみに出動する「機能別消防団員」 70歳以下で、消防団員・消防職員の経験者や、防災やボランティア活動に興味がある 人で、機能別消防団員を組織しています。 大規模災害発生時には、被害状況などの収集、避難所で自主防災組織などと連携した災 害活動支援をします。 ○住民自ら地域の安全を守る「自主防災組織」 東郷町には各地区に自主防災組織がありま す。災害発生時には、初期消火活動や被災者 の救助・救出、避難所の運営などを行います。 毎年、自主防災組織を中心に地区住民が参 加する防災訓練が各地区で行われます。 - 10 - ■防災行政無線 災害時にはテレビや電話が使えなくなり、町の被害状況や避難の 必要性、避難所の開設状況などの正確な情報を得にくくなります。 そこで、東郷町では、町災害対策本部からの情報や、緊急地震速 報などのJアラート(全国瞬時警報システム)の情報を町民の皆さ んへ迅速に伝えるため、町内30カ所に防災行政無線子局(スピー カー)を整備しました。 ■避難所 災害が起きたときの場合に備え、町内の学校や地区公民館・コミュニティセンター、児 童館など 29 箇所を避難所として指定しています。避難所の開設状況は、防災行政無線な どを通してお知らせします。 ■総合防災訓練 町内で震度6強の地震が発生し、東郷小学校区内で家屋やライフラインの損壊など大き な被害が発生し、多くの人が避難してくるという想定で、地域住民、関係機関(自主防災 組織・消防・自衛隊など) 、町職員が連携した総合防災 訓練を平成26年11月に実施しました。 避難所に指定されている小学校の体育館を使って、避 難者の受け入れ、避難者の役割分担、居住スペースの確 保、給水・炊き出し訓練などを行いました。 いざというときに町民が焦らずに落ちついて行動でき るよう、今後も小学校区単位で訓練を実施していきます。 ■災害時における廃棄物の処理等に関する協定 地震や台風などの災害時には、廃棄物が多く発生するだけでなく、交通が遮断され、一 般ごみの収集も平常通り行えない可能性もあるため、東郷町は(一社)愛知県産業廃棄物 協会と廃棄物処理等に関する協定を締結しています。 ■緊急出動 東郷町には、東郷町、日進市、みよし市を管轄する一部 事務組合である尾三消防本部と東郷消防署があり、町内で あれば7分以内に救急車などの緊急車両が到着できます。 また、東郷町、豊明市、日進市、長久手市を管轄する愛 知警察署も東郷町にあり、町民が安全で安心して暮らせる まちになっています。 - 11 -
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