梅のつぼみがほころぶ季節となり、春の訪れが待ち遠しい今日この頃です

公益財団法人東京都保健医療公社
東京都がん検診センター
所 在 地 〒183-0042 府中市武藏台2-9-2
T E L 042-327-0201(代表)
http://www.tokyo-cdc.jp
梅のつぼみがほころぶ季節となり、春の訪れが待ち遠しい今日この頃です。
諸先生方におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
放射線科の 取・組・み ご紹介
定期的に乳がん検診を受けていただくために
マンモグラフィ検査の痛みを軽減させる工夫
乳がんのステージ別 10 年生存率
マンモグラフィ検査は、乳がんを見つけるための検査で、
症状がないうちに早期発見する事が出来るとても有効な
%
検査です。右の図を見ていただければわかるように、早
期発見できればほとんどの方が治り、生存率は上がりま
す。しかし、乳がん検診の受診率は 34.2%(平成 25 年
国民生活基礎調査)と低迷しています。その一因として、
マンモグラフィ検査における受診者のイメージは『痛い』
『恥ずかしい』とマイナスのイメージが強く、できれば
受けたくないと思ってしまうからではないでしょうか?
良いマンモグラフィ検査を提供するため、当センターで
早期
進行
は様々な取り組みを行っています。
出典:日本乳癌学会「全国乳がん患者登録調査報告
受診者の協力を得るために当センターが行っている取り組み
第 29 号」
①検査前に当センターで作成した検査説明用のビデオを見てもらい、検査の様子を知ることで、初めての方で
も安心して検査を受けることができ、過度の緊張を和らげることが出来ます。
検査待合室の風景
力を抜いていただきますと痛みも少なくて
済むので、力を抜いて検査を受けて下さい。
②検査中は、前開きのガウンを羽織ったまま受けていただくことにより受診者の羞恥心低減に努めています。
また、素手で触られて不快だったという意見を頂いたため、当センターでは手袋を装着し検査を行っています。
検査着を着たまま検査
装置は受診者毎に清掃し、手袋も毎回交換しています
③圧迫板で乳房を圧迫する時は、声を掛け、受診者とのコミュニケーションを徹底しています。また、必要以
上の圧迫は行ないません。
検査説明用ビデオの一部
乳房をしっかり
引き出していきます。
乳房を圧迫することで良
痛い時は我慢しないで
教えてください。
い写真になりますし、被ば
くも少なくなります。
♦♦当センター独自のアンケート結果をもとに、圧迫による痛みを軽減させる方法を研究をしています♦♦
受診者の声:
『機械で圧迫されて痛かった』
当センターの取り組み:
受診者に痛みの度合いを聞きながら圧迫し、無理のない
ように圧力を調節します。また、圧迫板で乳房を無理に
押してしまうと痛みが強くなるので、技師の手で優しく
押し広げてから圧迫板で固定するようにして痛みを軽減
しています。
技師の手で優しく押し広げる
受診者の声:『胸を引っ張られて痛かった』
痛みの少ない胸筋・高脂肪組
織は、しっかり固定します。
当センターの取り組み:
乳房を引き出す時は、痛みを感じること
乳腺は押すと痛い
の少ない乳房基底部をつかむようにして
ので、優しく触り
圧迫板に固定していきます。
ます。
受診者の声:
『胸や脇を触る手が痛かった』
乳房やわきの下を触る際は、
点ではなく面や線で触るこ
当センターの取り組み:
とで、痛みが軽減できます。
指先で受診者の胸や脇を触るのでは
なく、指の腹や手のひらで触ること
により痛みを軽減しています。
受診者の声:
『機械にあたって痛かった』
当センターの取り組み:
肋骨が機械に当たらないように
技師の手で位置を確かめながら
受診者の体を動かします。
指で確認しながら、位置
合わせをしています。
最後に、マンモグラフィ検査は乳房を機械で圧迫し、撮影しています。圧迫は、乳腺組織を広げ、乳腺
組織内にある病変を見つけやすくするため、とても必要です。また、乳房を薄くすることにより、被ば
くを低減することが出来ますので、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
当センターには、全国に3か所しかない細胞検査士養成所が設置されています。今年度も4月に入学した
14名が、約8か月の教育課程(講義・実習等)を修了し、12月に行われた日本臨床細胞学会「細胞検査士
認定試験」に挑戦しました。その結果、13名が合格し、晴れて医療現場の最前線に巣立っていきました。
1月14日(水)に平成26年度テーマ別改善運動発表会(東京都・公益財団法人東京都保健医療公社合同)
が都庁で開催されました。当センターからは検査科チームが参加し、乳がん検診の普及啓発と受診率向上につ
いて取り組んだ成果を発表しました。
活動にあたっては、府中市検診担当者の方々などのご協力をいただき、
「検診情報かわらばん」なるチラシ
を作成し、ポスティングや府中駅構内で配布させていただきました。今回の取り組みでは、がん検診の情報を
いかに市民へ届けるか、さらなる検討が必要と感じました。
医療連携だより「都がん」に関するお問い合わせ
医療連携室係 担当:井嶋、門脇 代表電話番号 042-327-0201 内線 2245 FAX 042-326-9333