今日の意思決定者に求められる重要な情報を 全社規模で効率的かつ

SAP Solution Brief
SAP Sybase IQ
今日の意思決定者に求められる重要な情報を
全社規模で効率的かつ効果的に提供するために
ソリューション概要
サマリー
主要機能
SAP® Sybase® IQ サーバーは、アナリティクス
• カラム型データストア:クエリーの高速化と、 • データの正確性をリアルタイムで維持しながら、
に最適化されたカラム型リレーショナルデータ
パフォーマンスチューニングにかかる時間の
向上させ、優れた管理性を手ごろな価格で提供
• 超並列コンピューティンググリッド:数百人規
ベース管理システムです。分析処理のスピードを
します。グリッド処理に対応したカラム指向のアー
キテクチャーと特許取得済みのデータ圧縮 /イン
デックス作成テクノロジーで実現したハイレベル
なパフォーマンスにより、利用可能なリソースか
ら最大の効果を引き出せるように支援します。
よりスピーディーな情報提供が実現
削減を両立
• 利用可能なリソース(マシンと従業員)をバラン
模の同時接続ユーザーによる高負荷とアドホッ
• より確かな情報に基づくタイムリーな意思決
• 超大規模データベースの管理:高度なパーティ
• 業務部門横断でアドホックな(非定期 / 非定形
クな(非定期 / 非定形の)利用をサポート
スよく活用することで、IT 効率が向上
定を通じて、市場の変化に効率的に対応
ショニング技術で分析の利便性を高め、ビッグ
の)分析を共有できるアナリティクスモデル /
データを存分に活用できる環境を実現
コードを活用することで、コラボレーションが
• インデータベース分析:SAP パートナーが提
ビジネス上の課題
導入メリット
供するアルゴリズムに盛り込まれたデータマイ
高度化
• 分析/レポート機能を高速化し、重要な答えを
ニングの専門知識を駆使し、構造化データと
さらに詳しい情報は
• スケーラビリティを強化し、膨大な人数のユー
率的に処理
Web サイトをご覧ください。
短時間で意思決定者に提供したい
ザーが何年分ものデータを分析できるように
したい
• ハードウェアやストレージ容量の要件が低く、
保守の手間も軽減できるテクノロジーで IT コ
ストを削減したい
• 既存のインフラと統合して新たな価値をもた
らすソリューションにより、
これまでの投資を保
護しながら課題を解消したい
非構造化データの分析をデータベース内で効
SAP 担当者にお問い合わせいただくか、以下の
http://www.sap.com/japan/
アナリティクス
(分析)
に対する多様で切迫したニーズに対応しながら、
その解決策となるのが SAP Sybase IQ サー
バーです。このアナリティクスサーバーは、企業
優れた効率性、柔軟性、経済性も追求するためには、
データベースにおけるデータウェアハウス /ビジ
どうすればよいのでしょうか ? 従来のデータベースシステムでは
トランザクション処理が最優先でしたが、SAP® Sybase® IQ サーバーは
クエリー処理を高速化すると同時に、保守、ハードウェア、ストレージの
ネスインテリジェンス
(BI)要件への対応に役立
つように特別に設計されています。グリッド処理
に対応したアーキテクチャー、特許取得済みの
データ圧縮機能、高度なクエリー最適化機能に
コスト削減も実現できるように設計されています。単に飛躍的な改善が
実現するだけでなく、数千人規模の従業員や何年分ものデータを対象にした
よって、高度なパフォーマンス、柔軟性、経済性を
実現しており、厳しいレポート条件に対応するこ
分析環境の拡大に対応できるスケーラビリティも備えています。
とが可能です(図 1 参照)
。従来のデータベース
従来のリレーショナルデータベース管理システム
せん。インテリジェントな意思決定に欠かせない
ス向上を実現できます。また、数千人規模のユー
を用いて格納・検索します。これはトランザク
ポートする必要がありますし、10 テラバイトの生
雑なクエリーやデータベース集約型の予測分析
環境に比べ少なくとも 10 倍以上のパフォーマン
(RDBMS)では、データを水平方向の単位(行) アドホックな(非定期 / 非定形の)クエリーをサ
ションのロギングと処理には最適な構造ですが、
21 世紀のビジネスでは効率的なデータ分析も求
められるようになっています。分析用に最適化さ
データを要約・集約した結果、総データ量が 20
を行う場合でも、こうしたメリットが失われること
テラバイトに膨れ上がる状況を避ける必要もあ
はありません。
ります。つまり、データの膨張によるコスト増と手
れたデータベースを実現する最初の一歩は、
デー
タをカラム
(列)単位で格納することです。これだ
SAP Sybase IQ では、カラム(列)方向の属性
間のかかる保守を軽減しながら、ビジネスの選
別にデータを格納・取得することで、分析時の情
境は、
どうすれば構築できるのでしょうか ?
体がインデックスとして機能するため、特定のク
択肢を明確に示すことができるアナリティクス環
けでも大きな飛躍ですが、まだ十分ではありま
ザーや数年分のデータを分析環境に追加し、複
報アクセスを大幅に高速化しています。データ自
図 1:ソリューションのアーキテクチャー
答え
データ利用
分析とビジュアル化
データ管理
イベント処理
EIM 向けの SAP® ソリューションと
SAP Sybase® Replication Server®
SAP Sybase IQ
SAP BusinessObjects™ ソフトウェア
データモデリング/ データベース設計ツール
価値提案
最良の組み合わせの統合ソリューション
速やかなソリューション導入と
短期間での投資回収(ROI)
出典:SAP
アナリストの格付けやお客様の導入実績において、
各機能領域(EIM、DBMS、BI)
とも市場リーダーとし
ての評価を獲得
• ソリューションとサポートを単一ベンダーに一本化
• 最適な技術スタックでアプリケーションを開発
• 実績のある BI アプリケーションを導入
• 充実したサポートと長期的な戦略・展望を維持
図 2:共有リソース
共有相互接続
高速相互接続
共有
CPU /メモリー
共有
SAN ファブリック
SAN ファブリック
共有ストレージ
出典:SAP
エリーで使用するカラムのみを取得できます。パ
フォーマンスを許容可能なレベルに維持するた
めに、限られた IT 管理者の時間と労力を複雑な
メタデータのメンテナンスに費やしたり、コスト
のかさむハードウェアを追加購入する必要はあり
ません。特許取得済みのデータ圧縮プロセスによ
り、Lean & Green(効率的でエコ)なフットプリン
持たせることが可能です。1 つのサーバーから始
め、必要に応じてプロセッサーとメモリーを追加
していけるため、スケーラビリティを確保するた
めの無駄が最小または皆無になります(図 2 参
照)
。ディスク容量についても、クエリー効率を低
下させることなく数百テラバイトを追加できます。
SAP Sybase IQ では、さまざまなオプション
トのデータウェアハウス /アナリティクス環境を
を導入することで、超大規模データベース、非構
70% も容量を節約できます。また、すべてのシス
タイムのデータロードなどの管理を一元化するこ
構築でき、非圧縮の入力データと比べて最大
テムリソースを共有する「シェアード・エブリシン
造化データ分析、インデータベース分析、リアル
ともできます。たとえばビッグデータを処理する
統計やデータマイニングの専門家が作成した分
析アルゴリズム
(ライブラリからプラグイン方式で
利用可能)
を用いることにより、フィルタリングや
処理が完了するまではデータはデータベースか
ら離れることはありません。さらに、情報をリアル
タイムで SAP Sybase IQ に移動する必要があ
る場合は、
情報のロードと使用準備
(プライミング)
をリアルタイムで処理するレプリケーション製品
を選択することもできます。
今日ではあらゆる業種のリーダーが、すべての
領域で意思決定者の情報活用力を高め、すばや
グ型」のグリッドアーキテクチャーを通じてロード
際は、対象範囲のパーティショニング機能とテー
く状況を理解して果敢に行動できる環境を整え
やクエリー処理を簡単にスケールアウトできるた
ブル空間構造を利用して、よりきめ細かなデータ
ることが成功の条件であることを認識しています。
め、
すべてのコンピューティングノードを横断して
を扱えるようにアナリティクス環境の詳細度を高
SAP Sybase IQ は、スピード化が避けられない
システムリソースの競合を無視できるレベルまで
プレゼンテーション、
Web やマルチメディアのコン
信環境を整えて競争に臨むために欠かせない、
テンツといった非構造化データの分析には全文
スマートな基盤と手法を提供します。
ワークロードを動的に管理してバランスを調整し、 めることができます。また、画像、ワープロ文書、 時代において企業が十分なデータ分析・情報配
軽減することが可能です。また SAP Sybase IQ
は、アナリティクスアーキテクチャーに柔軟性を
検索機能が役立ちます。SAP Sybase IQ では、
データの膨張によるコスト増と手間のかかる保守を軽減しながら、
ビジネスの選択肢を明確に示すことができるアナリティクス環境を
整備しましょう。
www.sap.com/japan/contactsap
CMP19822 jaJP(SE/13/03)© 2013 SAP AG. All rights reserved.
SAP、R/3、SAP NetWeaver、Duet、PartnerEdge、ByDesign、SAP BusinessObjects
Explorer、StreamWork、SAP HANA、および本文書に記載されたその他の SAP 製品、
サービス、ならびにそれぞれのロゴは、
ドイツおよびその他の国々における SAP AG の商標
または登録商標です。
Business Objects および Business Objects ロゴ、BusinessObjects、Crystal
Reports、Crystal Decisions、Web Intelligence、Xcelsius、および本書で引用されて
いるその他の Business Objects 製品およびサービス、ならびにそれぞれのロゴも含めて、
Business Objects Software Ltd の商標または登録商標です。Business Objects は
SAP の子会社です。
Sybase および Adaptive Server、iAnywhere、Sybase 365、SQL Anywhere、および本
書で引用されている Sybase 製品およびサービス、ならびにそれぞれのロゴも含めて、
Sybase, Inc の商標または登録商標です。Sybase は SAP の子会社です。
、B2B 360°Services は、ドイツおよびその他の
Crossgate、m@gic EDDY、B2B 360°
国々における Crossgate AG の登録商標です。Crossgate は SAP の子会社です。
本書に記載されたその他すべての製品およびサービス名は、それぞれの企業の商標です。
本書に記載されたデータは情報提供のみを目的として提供されています。製品仕様は、
国ごとに変わる場合があります。
これらの文書の内容は、予告なしに変更されることがあります。これらの文書は SAP AG
およびその関連会社(
「SAP グループ」
)が情報提供のためにのみ提供するもので、いかな
る種類の表明および保証を伴うものではなく、SAP グループは文書に関する誤記・脱落等
の過失に対する責任を負うものではありません。SAP グループの製品およびサービスに対
する唯一の保証は、当該製品およびサービスに伴う明示的保証がある場合に、
これに規定
されたものに限られます。本書のいかなる記述も、追加の保証となるものではありません。