2015 - politicalscience.jp

0.
1.
2.
デモクラシーのための政治学
3.
デモクラシーにおける議会と代表
0.1.
日本社会における政治学
3.1.
直接民主主義と間接民主主義
0.2.
政治学への期待
3.2.
議会主義
0.3.
デモクラシーについて考えてみよう
3.3.
代表と代表性
3.4.
間接民主主義の限界と意義
デモクラシーにおける対立と議論
1.1.
対立と多数決原理
1.2.
熟議と多数決原理
デモクラシーにおける変化と安定
2.1.
デモクラシーの欠乏と過剰
2.2.
政権交代の起こり得る安定的なシステム
2.3.
「二大政党制」再考
松田憲忠 (青山学院大学)
4.
デモクラシーにおける国家
4.1.
デモクラシーにおける「レベル」
4.2.
重層的なデモクラシー
補足
グローバリゼーションにおける「国家」
参考文献
http://www.politicalscience.jp/matsuda
0. デモクラシーのための政治学 > 0.1. 日本社会における政治学
政治学に対する一般的・伝統的な認識


職業の世界とのはっきりとした結び付きが弱い

「教養」の性格が強いと認識されている

大学・大学院における政治学の位置付け

独立した専門的学問分野(discipline)として扱われていない
他方で,社会における議論を見てみると---


政治に対する専門的な知識や視点が期待されている
「政治学」って何?
◎
「政治学」は社会において如何なる貢献を果たし得るのか?
「政治学」を学ぶことに如何なる意義が存在するのか?
1
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
0. デモクラシーのための政治学 > 0.2. 政治学への期待

「熱いハート」 vs. 「クールな思考」

期待①: 「科学」としての政治学
2

法則の探究

歴史への着眼

行動主義革命: 事実の客観的分析
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
0. デモクラシーのための政治学 > 0.2. 政治学への期待
期待②: 「哲学」「規範」としての政治学


「科学的」「価値中立的」 vs. 「善き社会の探求」

「脱行動主義革命」(D. Easton): 政治哲学の復権
政治学の社会的役割

3

哲学的・倫理学的姿勢

科学的姿勢
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
0. デモクラシーのための政治学 > 0.3. デモクラシーについて考えてみよう
デモクラシーに対する一般的イメージ

 デモクラシーの理念
デモクラシーを採用している国や地域(日本等)における政治に対する評価

 デモクラシーの現実
本講義……デモクラシーの理念と現実とのギャップについて考えてみよう!

4

デモクラシーの理念と現実とのギャップはなぜ生まれるのか?

デモクラシーの理念と現実とのギャップはどのようにしたら小さくできるのか?
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
0. デモクラシーのための政治学 > 0.3. デモクラシーについて考えてみよう

デモクラシーの現実(デモクラシーの実現)を確認するには……

デモクラシーの理念(頭のなかで描かれるイメージ)は……

デモクラシーの理念と現実とのギャップが生まれる要因?
 デモクラシーにおける「制度」と「人間」について考えてみよう!
5
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
0. デモクラシーのための政治学 > 0.3. デモクラシーについて考えてみよう
デモクラシーの理念と現実とのギャップを小さくするためには……


「制度」の設計

「人材」の育成

現実の政治問題の解決(理念と現実とのギャップの克服)の難しさを実感してみよう!

社会科学的視点の習得を目指そう!
6
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
1. デモクラシーにおける対立と議論 > 1.1. 対立と多数決原理

「デモクラシーは多数決だ!」??

多数派の専制(強行採決等)の危険性
7

少数派の保護……言うは易し,行うは難し

「良い」少数派 vs. 「悪い」少数派?
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
1. デモクラシーにおける対立と議論 > 1.1. 対立と多数決原理
司法の判断?


デモクラシーの理念?

多数派の支配?
多数決原理批判の政治思想

8

社会内部の対立

理性 vs. 熱狂

少数派の意見の封殺
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
1. デモクラシーにおける対立と議論 > 1.2. 熟議と多数決原理

なぜ多数決原理を採用するのか?

少数意見の尊重の意味は……

多数決原理が機能するための条件
① 全ての意見を自由に表明し得る機会の平等
② できるかぎり客観的な判断の追求
「熟議」(討議)の重要性

9
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
1. デモクラシーにおける対立と議論 > 1.2. 熟議と多数決原理

「強行採決」について考えてみよう

「政権公約(マニフェスト)の忠実な実施」(与党)について考えてみよう

熟議をめぐるトレードオフ
10
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
2. デモクラシーにおける変化と安定 > 2.1. デモクラシーの欠乏と過剰
デモクラシーの欠乏への憂慮
i.

民意が無視される状態,民意の政治への反映がゼロの状態
デモクラシーの過剰に対する危惧
ii.
11

デモクラシーの採用の結果,社会が混乱状態に陥るという状況は避けたい

デモクラシーの安定化の必要性?
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
2. デモクラシーにおける変化と安定 > 2.2. 政権交代の起こり得る安定的なシステム
政党制


一党制

二党制(二大政党制)

多党制

一党優位制

二大政党制を求める声

交代(変化)と安定性……二律背反
12
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
2. デモクラシーにおける変化と安定 > 2.3. 「二大政党制」再考 > 2.3.1. 二大政党制の利点

二元論,二項対立

変化のコストが小さい
① 変化を起こすためのコスト
② 変化によって引き起こされるコスト
変化後の予測がかなりの程度可能

13
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
2. デモクラシーにおける変化と安定 > 2.3. 「二大政党制」再考 > 2.3.2. 二大政党制の欠点
複数の政策領域
i.

二大政党制: X党/Y党

二つの政策領域とスタンス: α(a, b)/β(A, B)

各党の主張(マニフェスト): X = aA / Y = bB
5人の有権者
選好
順位
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
①
bA
bA
aB
aA
bB
②
bB
aA
bB
aB
aB
③
aA
bB
aA
bA
bA
④
aB
aB
bA
bB
aA
同一政策領域内に3つ以上の政策スタンス
ii.
14
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
2. デモクラシーにおける変化と安定 > 2.3. 「二大政党制」再考 > 2.3.2. 二大政党制の欠点
iii.
派閥の存在の可能性
iv.
中位投票者定理(Median Voter Theorem)
15
二大政党制:まとめ
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.1. 直接民主主義と間接民主主義
直接民主主義


歴史的には……「ポリスのデモクラシー」

市民が政策決定等に直接的に関与する
出典: 中道寿一編 (2011) 『政策研究』 福村出版 (13章)に加筆
直接民主主義から間接民主主義へ


地域社会の拡大

社会問題の複雑化
出典: 中道寿一編 (2011) 『政策研究』 福村出版 (13章)に加筆

間接民主主義(代表制・議会制デモクラシー)の登場

16
「代表制デモクラシーありき」の議論は……?
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.2. 議会主義 > 3.2.1. 議会の存在は必要十分条件?

議会主義とは?

議会の存在はデモクラシーの必要条件?
(デモクラシーを実現するためには議会の存在は不可欠?)
議会の存在はデモクラシーの十分条件?

(議会という制度を採用しているところはデモクラシーは実現されている?)
今日のデモクラシーでは何故議会主義が重視されるのか?

17

議会主義の歴史

現代の議会に期待される役割
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.2. 議会主義 > 3.2.2. 議会主義の歴史
i.
中世ヨーロッパでの身分制議会
ii.
近代議会(共和制議会)
18

市民革命を契機に成立

議会主義の誕生

現代議会とは異なる……貴族主義的な性格

政治の担い手はどのように捉えられていたか?
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.2. 議会主義 > 3.2.2. 議会主義の歴史
現代議会
iii.
19

選挙権の大衆への拡大

利害対立が激しい社会を如何に統合するかという課題に対処するという役割
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.2. 議会主義 > 3.2.3. 議会主義の危機(議会の機能不全)
議会が単なる支配機構に転化する危険性


議会の多数党が何らの抑制を受けることなく,議会を支配する可能性

議会の多数意見と国民の多数意見とが乖離する可能性
議会主義の危機の背景

① 政府に期待される機能の拡大 ⇒ 議案に割ける時間の減少
20
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.2. 議会主義 > 3.2.3. 議会主義の危機(議会の機能不全)
議会主義の危機の背景


政府に期待される機能の専門化 ⇒ 「行政国家」現象

対立軸の多元化 ⇒ 代表による代表性の限界

21
(つづき)
参考: 今日における議会制とデモクラシーとの関係は?(カール・シュミット)
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.3. 代表と代表性 > 3.3.1. 代表の基盤―代表は誰の代表?
与党が頻繁に用いるフレーズ

 「我々の主張する政策は国民から支持されている」,「我々は,国民との約束を実施しなければならない」
「国民からの支持」って,どの程度の支持?


議会のなかには……

選挙では……
「国民との約束」って,誰との約束?  「代表」は誰の代表?

A) 与党が,マニフェストを完全に実施すると……  その代表に投票した人たちの代表?
B) 少数派の意見も踏まえ,マニフェストを修正すると……  社会全体の代表?
◎ 代表をどのように定義するかによって,代表の行動についての期待や評価は異なり得る
22
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.3. 代表と代表性 > 3.3.1.代表の基盤―代表は誰の代表?
定義A)(前頁)に立脚したとしても……

23

選挙で与党に投票した人々は,その政党をどの程度支持していたのか?

選挙後に新たな重要問題が登場してくると……
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.3. 代表と代表性 > 3.3.2. 代表の行動―「市民のため」?
代理人モデル(delegate)


「本人」のメッセンジャーとしての代表
受託者モデル(trustee)


「委託者」の信託を受けた(entrusted)代表
どの代表観に立脚するかによって,同じ代表の行動についての期待や評価は異なり得る
◎
24
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.3. 代表と代表性 > 〔補足〕リーダーの行動に対する評価

知事による副知事選任

新市長による改革
25
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.3. 代表と代表性 > 3.3.3. 現代における代表への不信
そもそも……代表が市民を無視・軽視する危険性


「代理人」としての代表

「受託者」としての代表
デモクラシーと議員定数
現代社会における代表

26

社会における対立軸の多元化

議員[政党]に対する不信・幻滅

議会の機能不全
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.4. 間接民主主義の限界と意義 > 3.4.1. 市民への再注目
より積極的な市民参加への期待


直接民主主義的な要素の併用

機能不全に陥った議会や議員を補完する役割

主な形態
出典: 中道寿一編 (2011) 『政策研究』 福村出版 (13章)に加筆
27

住民運動,住民参加

住民投票の請求・参加

代表を選び直すのではない  「人」ではなく,「命題」に票を投じる

住民投票実施のコスト

選択肢の制限
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.4. 間接民主主義の限界と意義 > 3.4.1. 市民への再注目
より積極的な市民参加への期待(つづき)


28
「ガバナンス論」の台頭
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.4. 間接民主主義の限界と意義 > 3.4.1. 市民への再注目
【より積極的な市民参加の推進においての留意点】
①
29
市民の社会・経済・政治問題に対処する能力

デモクラシーの理念(「自分のことは自分でやる」) vs. 政治の高度な専門化

市民の「能力」への不安・懸念は,既に20世紀前半には議論されていた

市民の「能力」の限界
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.4. 間接民主主義の限界と意義 > 3.4.1. 市民への再注目
【より積極的な市民参加の推進においての留意点】(つづき)
②
直接参加の機会の平等

参加に伴う費用の偏在


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デジタル・ディバイド(digital divide)
参加適格性
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.4. 間接民主主義の限界と意義 > 3.4.1. 市民への再注目
【より積極的な市民参加の推進においての留意点】(つづき)
②
直接参加の機会の平等(つづき)

③
直接参加のアウトカム

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NPO/NGOへの期待と限界
プロセスだけでなく,アウトカムにも目を向けることの重要性
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.4. 間接民主主義の限界と意義 > 3.4.1. 市民への再注目
【今日における市民と議会】
議会の機能不全と市民への再注目 ⇒ 今日において議会はどのように捉えられるのか?
◎
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『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
3. デモクラシーにおける議会と代表 > 3.4. 間接民主主義の限界と意義 > 3.4.2. 「制度」と「個人」

多様な代表性……地域,職業,経済力 etc.

取り組むべき課題①: 「如何なる制度を構築すべきか?」

広い視野での制度設計の重要性

「重層的なデモクラシー(multi-level democracy)」の意義
取り組むべき課題②: 「如何なる人間がデモクラシーの主体となるべきか?」

33
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
4. デモクラシーにおける国家 > 4.1. デモクラシーにおける「レベル」
デモクラシーの現実……多様なレベルで実践されるデモクラシー


国レベル,地方レベル,地域レベル,国際グローバル)レベル

レベル間で衝突の可能性?

国レベル vs. 地方レベル

国レベル vs. 国際レベル
◎ デモクラシーの理念における「レベル」?
34
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
4. デモクラシーにおける国家 > 4.2. 重層的なデモクラシー

デモクラシーにおける「レベル」の優劣?

「重層的なデモクラシー(multi-level democracy)」

国レベルのデモクラシーの相対化

グローカリゼーション
検討されるべき課題

35

異なるレベルのデモクラシーのあいだでの交渉・熟議は如何にあるべきか?

異なるレベルのデモクラシーのあいだでの交渉・熟議を可能にする〔促す〕政治制度とは如何なるものか?

重層的なデモクラシーのなかで活動する人間に求められる意識や資質とは如何なるものか?
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
4. デモクラシーにおける国家 > 〔補足〕グローバリゼーションにおける「国家」
【グローバリゼーションのなかで国家は消滅するのか?】
 グローバリゼーションのパラドックス
36
『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)
参考文献
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『政治学原論:A』(青山学院大学・松田憲忠)