ゾーン禁止~広島ルール - 広島県ミニバスケットボール連盟HP

平成27年7月26日
全関西ミニバスケットボール交歓大会
大 会 参 加 チ ー ム 関 係 者 様
大 会 運 営 役 員 様
一般財団法人広島県バスケットボール協会
会
長
青 木
暢 之
中国ミニバスケットボール連盟
理 事 長
近 藤
剛 夫
広島県ミニバスケットボール連盟
会
長
理 事 長
丹
藤 田
雅
祥
正 雄
全関西ミニバスケットボール交歓大会における
「ゾーン禁止~広島ルール~
ゾーン禁止~広島ルール~」
~広島ルール~」について
「ゾーン禁止」について,(公財)日本バスケットボール協会および日本ミニバスケット
ボール連盟からの詳細が明らかにされるまでの間,広島県ミニバスケットボール連盟では,
暫定的な措置として「ゾーン禁止~広島ルール~」を作成し,大会を運営しています。8月
14~16日に行われる全関西ミニバスケットボール交歓大会においても「ゾーン禁止~広
島ルール~」を適用して
島ルール~」を適用して大会を運営します。
して
参加される各府県代表チーム関係者の方は,「ゾーン禁止~広島ルール~」に必ず目を通
していただき,大会に参加くださいますようよろしくお願いします。
この「ゾーン禁止~広島ルール~」をもとに,バスケットボール競技への理解を深め,子
どもたちにミニバスケットボールの楽しさを伝えられるよう一緒に研修を深めましょう。
「ゾーン禁止~広島ルール~」
違反を取り上げて罰則を適用することを目的とするのではなく,望ましいマンツーマン
ディフェンスを普及させ,ミニバスケットボールをより発展させることを目的とする。
1 コミッショナーについて
コミッショナーについて
①
試合にはコミッショナーを置く。
②
コミッショナーは2人,TO(付近)に配置する。
③
コミッショナーは,ゲームクロックが止まっている時に「注意(指導)
」
・
「警告」を与えるこ
とができる。「警告」が度重なる場合,審判は「テクニカルファウル」を告げる場合がある。
④
コミッショナーは,両チームの指導者に,根拠を明らかにして注意・警告を伝える。
(両チー
ムの指導者をTO前に集めるのは審判
審判とする。
)注意・警告の後は,指導者に選手への指導の時
審判
間を与える。(タイムアウトでないので,指導後は迅速にゲームを再開する。
)
⑤
スローイン時のダブルチームのような現象は,審判がその場で注意(やり直し)ができる。
⑥ コミッショナーへのアピールは,審判へのアピールと同等
コミッショナーへのアピールは,審判へのアピールと同等と考える。
同等
⑦
試合中,審判とコミッショナーはコミュニケーションを取り合う。
⑧
「ゾーン禁止の基準」は,広島県理事長作成資料で行う。
2 「ゾーン禁止の基準
「ゾーン禁止の基準」
の基準」について
A コミッショナー
・コミッショナーをTO(付近)に配置し,違反を判定する。
・違反に対しては手(旗)をあげて審判に伝える。
・審判が両チームの指導者をTO付近に呼び,コミッショナーから指導者に「注意(指導)」,
「警告」を与える。「警告」後はテクニカルファール(2ショットボールポジション)とする。
B マンツーマンディフェンスの始まり
マンツーマンディフェンスの始まり
・オールコート OK,マンツーマンプレス OK。
・マッチアップは,遅くとも守るゴールから7mまでに(スリーポイントラインより少し遠くか
ら)はじめる=全員がペイントまで戻ってからマッチアップするような指導はしない。
C 1on1で守っているとは・・・
on1で守っているとは・・・①
1で守っているとは・・・①目・②
目・②手・③
手・③声・(④
声・(④接触
(④接触)
接触)
①目 ディフェンスの視線
②手 ピストル(指差し)やボールに手のひらを向ける行為
③声 ナンバーチェックやコミュニケーション
(スイッチ・ローテーション・2番・3番など)
④接触 直接触れる
①~④をしていない選手はマンマークをしていないと判断され違反の対象となる。
D ボールマンへのマッチアップ
・守るゴールから7m以内であれば1.5mまで近よる。近寄ろうとしない選手(守ろうという
意志が感じられない選手)は違反の対象。Cの①~④で確認。
E ダブルチーム
・ボールマンに対して,ボールサイドからのダブルチームは OK。
・ヘルプサイドからのダブルチームは×。
(ここで言うヘルプサイドは,コートを縦に分割し,ボールのない反対サイドのことを指す)
・ボールを持っていない選手へのダブルチームは禁止。
(スローインの時,ボールマンのマークがレシーバーに2人でつく・・・×)
(ボールがまだ入っていないポストマンをサンドイッチ・・・×)
F ヘルプ
・ヘルプはもちろん OK。
・ディフェンスが抜かれた場合はヘルプサイドからのヘルプは OK。
(まだ抜かれていないのに,ヘルプサイドからボールサイドへ両足を踏み込んでボールマンに
近寄るのは・・・×)
(ヘルプサイドにいる自分のマークマンから離れ,完全にボールマンのいるサイドに位置する
ことは・・・×)
◎
中央線(ゴールとゴールを結ぶ線)がゾーンを判断する目安になる。
G スイッチ・ローテーション
・スイッチもローテーションも OK。
(スイッチ・ローテーション後のオフボールについている選手がCの①~④をしていない場合
は違反の対象。)
H 人間的感覚が重要
人間的感覚が重要
○ゲームの終盤など,違反したチームが有利にならないようにする。
(コミッショナーが旗を振っている場面でシュートが入ったときは、同じ状況で連続して得点
が認められることも想定される。このような状況の時、審判はレフリータイムをとり、ゲーム
クロックを止めることもある。)
○初心者や発達段階を踏まえて判定する。判定しない配慮も必要になってくる。
◎人間的感覚が重要。それは審判もコミッショナーもベンチも観客もである。
作成・広島県ミニバスケットボール連盟理事長・藤田正雄