平成 26 年度 みんなのとっぽ保育園 事業報告

平成 26 年度
みんなのとっぽ保育園
事業報告
【総括】
保育の理念である「子どもが子どもらしく生きる」を基に、園児一人ひとりが主
体的に活動できるように「見守る保育」を展開していきました。子どもの主体性を
発揮する為に人との関わりが持てる様に人的環境や遊び込める物的環境を大切に
考えて保育をしてきました。その中でも日々の保育を大事にし、子どもたちが人と
のつながり、子ども同士はもちろん保育者、見学に来る親子、業者の方、いろいろ
な人との触れ合いが子どもたちにとっての社会性を取り入れていく方法の一つと
考えています。同じように、子どもたちが人との関わりの中で自分の言いたいこと
理念について
が相手に伝えられ、聞けるようになることも必要です。日々の保育で、朝の会や帰
りの会、先生の話、お友だちとの話など自然と自分で聞こうという力、自らの思い
を伝える力が付いてきています。26年度は保育者は、
「聞きましょう。
」と言って
聞かせるのではなく子ども自らが聞く事が出来るよう環境を整えてきました。子ど
も自身が自ら聞く事ができるようにする中で次の行う活動や自分でやりたい事が
はっきり見えて遊び込むこともできていました。 今後も子どもたちが自発的に生
活に取り組め、遊びも自ら遊び込めるよう保育者は寄り添っていきたいと思いま
す。
① 繋がりをテーマに行ってきた。
② 子どもたちが自主的に行動できるような言葉がけを心掛けてきた。
③ 子どもたちの最善の利益を第一に考えた保育を考えた。
上記の 3 点を重視して各クラスで保育を行ってきた。
0,1 歳だけの繋がり、2歳から5歳までの繋がりは保育の中であったが 0 歳から 5
歳までの連続した子ども同士の繋がりがあまりできなかった。来年に向けては全ク
ラスの中で子ども同士の繋がりを持って発達の保障をしていきたい。
・昼寝は当初4月からの予定でしたが子どもの最善の利益を考えると直ぐには難し
保育目標につ
いて(保育の内
容も含む)
くその為、10 月頃から家庭と相談して徐々に起きて静か遊びの保育を進めた。
・防災訓練は実際に出来るだけ近い環境で行った。
・食育は栽培して・調理(切ったり、洗ったり、皮をむいたり)して・食べるまで
を考えて行ないました。栽培する時期や初めて育てた野菜の収穫。トマトが出来
すぎで毎日のように収穫していたこと。枝豆は、思ったようには育たなかったが
子どもたちは、どうして枝豆の豆がほとんど入っていなかったのか考えて図鑑を
見ながらもう少し肥料を上げればよかったのかなと考え、トマトは収穫が多かっ
たのでジュースを作くるなど子どもたちなりにいろいろなアイデアが出た。来年
はそのアイデアを子どもたちと実現していきたいと思います。
・行事では、お祭りごっこのテーマは「秋の収穫祭」だったが、職員に周知徹底し
ていなかった。その為、保護者にも行事としてのお祭りごっこのテーマが理解し
てもらえなかったころがあった。これからは行事の趣旨を職員に理解できるよう
目的を発信をしっかりしていきたいと思います。
・環境整備は園庭のスロープの補強や改造が構想で終わってしまった。
また廊下とランチルーム、もりの部屋のカーテンも設置できなかった。
・運営に関して当初の予定通り人件費は全体の 80%で賄われた。入所人数は 1 ヶ
月だけ 84 名の月があったが後の 11 ヶ月は 83 名であった。
・保育に関しては全体の的には 60%は計画通りに行えたと思われるが、テーマあ
る「繋がり」が出来ておらず行事等も単発で終わり次になかなか繋がって行かない
のが現状でした。
事業計画の到
達度
・職員同士のコミュニケーション不足も多々あり、子どもたちの発達が完全に保障
できていなかった。
・ケガに関して回避が出来ず、体の発達を促す様にはまだまだ難しく小さい怪我が
多かった。体の体幹を作り上げて行かないとバランスがとれていかないので怪我も
多くなると考えるので来年の課題としておきたい。
・保護者との相互理解が難しく、ご意見が多かった。その為3月に臨時保護者会を
行い説明を行って理解を求めた。その場では意見が無かった。
・地域に関しては在園児の祖父母からお手伝いをしてもらおうと思いましたがこち
らからのアプローチが足らなく単発で終わり、後の方に繋がらないのが現状でし
た。ここをこれから繋がる様にして大きくしていかないと毎年同じパターンになる
ので考えていきたいと思います。
地域・その他
・保護者の全員の方と話が出来る様に言葉掛けを心掛けていく事を念頭に置きまし
たが上手くコミュニケーションがとれず誤解を招くことが多々ありました。その為
苦情やアンケートでの意見が何件か続いたのが反省するところです。
これからも丁寧に子どもたちに携わる事と保護者にも同じように対応していきた
いと思います。
【行事報告】
4月
保護者会
10 月
フィールドデイ
5月
子どもの日
11 月
法人研修
親子遠足
6月
お楽しみ会
保育ウィーク(お楽しみ会)
12 月
プール開始
7月
七夕会、送り
餅つき
クリスマス誕生会
1月
おじいちゃん、おばあちゃんの会
2月
節分・コマ回し大会
交通安全教室
8月
プレイデイ、プレイデイごっこ
9月
震災を考える日
おまつりごっこ
3月
お雛祭り
卒園式
【保育児童数】
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月 11 月 12 月
1月
2月
3月
計
0歳
11
11
11
11
11
11
11
11
11
11
11
11
132
1歳
14
14
14
14
14
14
14
14
14
14
14
14
168
2歳
15
15
15
16
15
15
15
15
15
15
15
15
180
3歳
14
14
14
13
13
13
13
13
13
13
13
13
156
4歳
18
18
18
18
18
18
18
18
18
18
18
18
216
5歳
11
11
11
12
12
12
12
12
12
12
12
12
144
計
83
83
83
84
83
83
83
83
83
83
83
83
996
【卒園時就学校名及び人数】
校名
児童数
校名
児童数
旭小学校
3名
広田小学校
1名
橋本小学校
6名
二本松小学校
1名
宮上小学校
1名
【職員研修】
園外研修
研修名・日付
参加者
周知の方法
実際の映像を見てこれからヒューマンエラーが
休憩室で全員に
児童福祉施設等での対応
内容にしていく。この経験を活かしてどんな状況
見てもらう
26.6.25
でも冷静に対処していきたいと思います。
植物アレルギーの病態と
特定給食施設等管理者
1
成果
1
及び従事者講習会
今年度栄養報告より痩せと肥満の割合を
同上
算出し報告することが義務付けられた。
26.7.7
食品衛生について
1
26.7.17
発達障害のある子どもが
研修に参加してもう一度じっくり普段
の衛生について見直すことが出来た。
1
子どもが一人で傷つき抱え込んでしまわないよ
自己理解を深める為に
う安心して自分の事を話せる環境づくりが幼少
26.8.18
の時から必要になる事を知った。
通常学級における発達障
同上
1
発達障害は脳の障害であり保育士も学校の先生
害児の支援について
も認識しなければならない。実際発達障害の診断
26.7.24
は難しくグレーゾーンの子どもは多い。早く気づ
き子どもに合った支援を行う必要がある。
同上
同上
ペアレントトレーニング
1
親が訓練する。子どもの行動にを見極め、好まし
26.7.25
同上
くない行動をしたら無視しその行動を止めるか
考える事が必要、良い行動しているときは褒め
る。この考え方は人間関係でも使えると考える。
平常時からの感染症対策
1
職員会議で報告
どの園も共通している所は周りに拡大しない職
26.9.11.~26
員の配置の配置を決め子どもの対応、嘔吐物の対
応をすることで確実な感染を防ぐようになる。
GT研修
1
保育所等におけるアレル
1
同上
採決は確実ではなく負荷試験が最も有効である。
ギー疾患講習会
また採決アレルギーの結果が出ても食べられる
27.1.30
子どもが大半である事を知り驚く。生活の大半を
職員会議で報告
保育園で過ごす事を考えると職員間の共通理解
が不可欠であり、誤食をすると数分で様子が変わ
るので早目の行動、判断、記録が必要である。
園内研修
研修名
日付
内容
27.3.7
自己紹介・理念・保育・就業規則について
2回目
26.6.21
ファシリテーター
3回目
26.9.6
ファシリテーター
2年目研修
11 月中
保育士交換
ベテラン研修
27.2.11
見守る保育の10ヶ条についてのプレゼン・ファシリ
園内での研修
毎月1回
保育園での課題を一つずつ皆で考えていく研修。
栄養士会議
26.9.24
今回の課題を今年中に達成できチームとして協力する。
法人研修
26.11.3
現場のリスクに対して直結に繋がる事が多くあり、現実味が多く各先
1年目研修
保育現場のリスクマネー
生たちも自園に帰って振り返りをしながらリスクマネージメントをし
ジメント
ていって欲しい。
【改修・工事】
改修・工事名
内容
業者
水質検査(継続)
受水槽掃除
㈱萬田
害虫駆除
ゴキブリ駆除(厨房・全クラス)
㈱萬田
エアコン掃除
うみの部屋のエアコン清掃(2基)
ドア修理
うみ・あおぞらドアレール直す
東鉄創建
【事故・病気報告】
事故・病気名
内容
対応
結果
衝突・転倒・噛まれる
小さい怪我は毎日のようにある
ヒヤリハッとで検討
職員周知
嘔吐下痢症
26 件:12 月上旬~中旬
消毒の徹底
HP 掲載
頭皮下血腫
9月
病院に行き処置
*年度末に載せ
裂傷
10 月、12 月、2 月
病院に行き処置
る
打撲
10 月
病院に行き処置
溶連菌
4 月:2 名、5 月:1 名
完治するまで自宅待機
6 月:2 名、8 月:1 名
治癒証明書必須
4 月:1 名、1 月 11 名
市の決定事項通り、家で待機
インフルエンザA
2 月:9 名
HP掲載
掲示板
*病気が出た時点
インフルエンザB
4 月:1 名
市の決定事項通り、家で待機
ヘルパンギーナ
7 月:8 名、8 月:2 名
解熱、食事もとれて元気なるまで。
プール熱
6 月:2 名、8 月:2 名
治癒証明書必須
流行性角結膜炎
7 月:1 名、8 月:2 名
治癒証明書必須
水痘
9 月:3 名、11 月 1 名
治癒証明書必須
【ご意見受付】
項目
なし
内容
対応
結果