福祉・介護分野の課題解決に繋がる 公募型研究開発事業で2事業が採択されました! ~川崎市ウェルフェアイノベーションの新たな取組~ 川崎市では、ウェルフェアイノベーションの推進の一環として、研究開発事業を実施しています。研 究開発事業は、民間企業と福祉施設等との連携により、製品・サービスの開発や検証、改良を行い、次 年度以降の実用化や事業化を目指し取り組む事業です。今年度の研究開発事業では、既に3つのプロジ ェクトを採択し、それぞれ新たなサービスの開発や実証を進めているところです(以下「2」参照) 。 今回、今年度2回目の研究開発事業の公募を行い、6事業の応募がありました。その中から、民間企 業が持つ技術力などを活用して製品・サービスの創出・活用を図り、福祉分野の課題の解決に資するプ ロジェクトとして、2事業を採択いたしましたので、お知らせします。 1 研究開発事業 採択2事業の紹介 今回採択された研究開発事業は、外出機会の少ない高齢者等を対象とした旅行を通じた介護予防プロ グラムの作成、高齢者等の移乗に対する負担を軽減する「普及型移乗補助具」の開発の2事業です。 ウェルフェアイノベーション推進事務局の専門コーディネーターの支援等により事業を実施し、来年 3月に開催するウェルフェアイノベーションフォーラムで成果報告します。 企 業 名 事 業 内 容 【五感を刺激する「おでかけ介護予防プログラム」 】 株 式 会 社 JTB 総 合 研 究 所 共同事業者 ㈱ケアネット川崎サービスセンター NPO 認 知 症 予 防 サ ポ ー ト セ ン タ ー ブ ン ネ ・ ジ ャ パ ン ㈱ 旅をテーマに「いきがい・介護予防施策」と「身体機能の維持・改 善等の推進」を実現する。川崎市の地域資源を活用した旅行や自身が 作成した旅行計画に基づく旅行を通じて、高齢者の外出機会を創出 し、健康寿命を延ばすための「旅を通して実現する介護予防プログラ ム」を作成する。 【介護者及び被介護者の移乗に対する肉体的・精神 的負担を軽減する「普及型移乗補助具」の製品開発 および事業化】 有 限 会 社 岩 手 電 機 製 作 所 共同事業者 国立大学法人横浜国立大学 高齢者等がベッドから車いすに移乗する際等に、 介護者等の腰痛負担軽減及び被介護者の肉体的・ 精神的な負担を軽減するために、「普及型移乗補助 具」を製品開発し、事業化を目指す。 ※画像は試作機 2 (参考)前回採択した他の研究開発事業 3事業の紹介 企 業 名 事業の進捗状況 ソフトバンクロボティクス株式会社 ダ ン ウ ェ イ 株 式 会 社 富 士 通 株 式 会 社 川 崎 支 店 感情認識パーソナルロボット Pepper による口腔ケアサービスの研究 及び実証。6月 12 日に市内の介護施設において、Pepper による体操 やクイズ等のレクリエーションプログラムを実証。 ICT 治具を用いた障がい児等向け「教育プログラム」の構築。教育プ ログラムの実証に向け、共同事業者である星槎学園中高等部北斗校と 調整中。 高齢者健康支援モバイルサービスの開発及び検証。タブレット端末を 利用した健康支援サービスの実証に向け、7月 27 日及び7月 29 日に、 利用者向け説明会を実施。 3事業の詳細は、 「http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/280/0000067651.html」を参照ください。 【問い合わせ先】 川崎市経済労働局次世代産業推進室 担当:富澤、電話:044-200-2513 株式会社 JTB 総合研究所 担当:伴流、電話:03-3525-4528 有限会社岩手電機製作所 担当:大塚、電話:044-877-5561
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